別館 兄弟仁義

超常現象ドラマの兄弟愛と家族愛をうっとおしくつつくブログ

スーパーナチュラル シーズン14 そぞろ感想16 

2021-04-24 14:44:04 | シーズン14

第17話 ゲーム・ナイト 

前振り 『家族を殺されたら復讐するのは当然だろ』 ニック

料理をしまくってるドナテロ。料理上手いのね。クッキー?
押し入ってきた何者かにテーブルに縛り付けられ、頭に注射される。
ディーン、子供用のボードゲームをしてるが上手くいかず叫んでるw
ジャックはポップコーン作り。メアリーも来ていて、やっぱり彼を心配してる。
サムは買い出し。帰ったらみんなでゲームして夜を過ごそうというところで、ドナテロからSOS。
奇妙な言葉で話してる。ディーンはメアリーと救出に。サムが帰ってきてジャックとバンカーで調査。
せっかくのパーティーがあ。させてあげたかった…。 

メアリーはディーンに言う。「もっとそばにいるべきだった。でもこれが私。人を寄せ付けず、とっつきにくい」
「感謝してる。あなたたちと一緒に過ごせたことを」
うう、フラグが…。 

ドナテロが話していたのは古代ヘブライ語。警告を発してた。
ディーンとメアリーが駆けつけたが、そこにいたのはニックだった。
ドナテロに薬剤を注射して隔離したと、ライブ映像を見せる。場所を教える代わりに交換条件を出す。
ニックもルシファーとして10数年、最近の機器に触れてなかったはずだが。習得早いな。
ところでエプロンは何のために? ドナテロの料理を続けて食うつもりだったか。 

キャスはジョー(アナエル)と会っていた。神と話せたジョシュアは死んだが、神との連絡方法をジョーは知ってるはず。
拒否られたが、貴重な宝石をちらつかせて話を続けさせるキャス。交渉術も人間じみてきた。
いわく有りの宝石、「軽く呪われてるが、天使には影響ない」 天使の利点、そんなとこか。
二人はジョシュアを知ってる男(人間)の元へ。 

バンカーに連れてこられたニックを見て、サム激怒。兄と母とで交代でなだめる。
彼を放置した自分を責めるサム。だがメアリーは、ニックに同情できたあなたを誇りに思うと。
ううう、嬉しいんだけど、これでもかのフラグやめて…。 

キャスとジョーはジョシュアとルームシェア(?!)していた男の元へ。何でも屋? ガラクタに埋もれてる。この中から、神とコンタクトできる物を探せと言う。見ればわかると。
キャスは真剣に、ジョーぶつぶつ言いつつ探すが、そのうち打ち明け話モードへ。
ジョー=アナエルが天国のボタン押しに降格したのは、ジョシュアを通して神に問いかけたから。
あなたの創造物をなぜ助けないのかと。答えは「神は交わらない」だった。
失望したアナエルは、地上で物欲に浸ってる今が幸せと断言。
寂しそうに見えるというキャスに、「みんな同じ。誰もが独りぼっち」
「あなたを助けたけど、数え切れない人間たちは見殺しにしてきた神を、まだ信じるの」
答えられないキャス。 

バンカーの拘束ルームで、ニックを殴りつけてるディーン。
俺とお前は兄弟みたいなもの。俺はルシファー、お前はミカエルの器だったと皮肉るニック。
『兄弟』というワードが効くと思ってるんだろうが、それだとあんたはディーンの弟だぞ。
相も変わらずディーンと兄弟になりたがる奴が多い件(クラとか)
ドナテロの居場所を教える代わりの条件、それは。
「俺の息子に会いたい」 

「俺の息子って言ったの?」 ギャラリー及び視聴者の声を代弁するメアリー。
「僕は怖くないよ」と言うジャックをディーンは諫めるが、サムはドナテロをすぐに見つけなければならないし、ニックは厳重に拘束してるから逃げられないよと言う。
いやいやいやいや、毎度それでミスってますよね、賢いサム君!!
「彼はいつでも逃げたわ」 メアリー母さんもっと言って!
しかしドナテロを助けたいというジャックの意思で、ニックと会うことに。 

強い態度で挑むジャック君だが、ルシファーは君を愛してたのに、手酷く裏切られたとゆさぶる。
んなわきゃねえだろ、恩寵奪って殺そうとしたろが!
家族案件を持ち出しやすい、ウィンチェスターファミリーの証。
ジャックの魂問題をドナテロから聞き出していた。ん?
怒って取り乱したジャックに頭突きかますニック。ジャックの鼻血が服につき、ジャックは自分で傷を癒すが、激おこの様子にニック平謝り(ウソっぽ)
ドナテロの場所に案内することになる。 

ジョーはキャスが神と話したい本当の理由に気づいていた。ジャックの魂はもうない。兄弟に話すのが怖いから、神に何とかしてもらいたいのだと指摘。
天使でも女属性を舐めてはいかんのだよキャス。
探すの諦めかけた時、キャスはあるものをみつけ手に取る。それは以前ディーンが身に着けていた、サムからのプレゼントのアミュレット。通称サミュレット(200話記念回参照)
キャスは神に向かい声を出して祈るも、やはり返事なし。
ジョーとは店の前でお別れ。帰って兄弟に真実を話す、一人ではない、お互いがいると言うキャス。 

インパラ内。バックシートに危険物(ニック) ドナテロがいる建物に一人で入るディーン。サムはニックの見張り。おかしな真似しやがったら、サミーがぶちころす(兄風に言ってみた)
ジャックとメアリーお留守番。ジャックはディーンが持ち帰ったドナテロ宅に残されていた注射器を取り、表情を変える。中身は天使か彼しか気づけない、天使の恩寵だった。
メアリーは急いでサムに電話する。
サムはニックを引きずり出して詰問。当然ながら、嫌な方向に明確。ドナテロを通じて、虚無のルシファーとコンタクトしていた。自分の復活に必要なもの、それは息子の血だと教えられていた。
サムは兄に電話。しかしその隙に、あらゆる面で隙が無くなったニックに石で頭を殴られる…。
逆転したサムはニックを絞め殺しかけるが、思い切れずに手を緩め、また逆転されてしまう。
その頃、ディーンは待ち伏せしていた悪魔二匹と乱闘中。ようやく駆けつけた時、ニックは逃走。
サムは虫の息に…。レスキューを呼んでも20分はかかる。それまで持たないとマムに告げる兄。
メアリーとジャックが向かおうとすると、ジャックは突然の苦痛にうずくまる。血が燃えそうだと。
ジャックに血を流させて手に入れた理由を理解したメアリー。『彼』を感じると言うジャック。 

ニック、廃屋で儀式中。
居場所はわかるが、そこに飛ぶには力を使わなきゃと言うジャックに、メアリー「やって」
漆黒のドロドロが形を成し、現れ始めるルシファー。恍惚として待ち構えるニック。
そこに現れたジャックとメアリー。「やめろ!」の一言で、ルシファーを虚無に戻す。パワー…。
そして目が黄金に光り、手を一ひねり。ニックは燃え始めて苦痛のうちに死ぬ。
やめて!と叫ぶメアリーの声も届かず…。 

サムの顔を包みながら、「ちょっとしたゲームをしようぜ、数を数えるんだ」とささやいてるディーン。
「いつも僕のことばっかり。僕を優先する…」
ディーンの必死の呼びかけもむなしく…。
そこに飛んできたジャック。すみやかにサムを癒す。ニックを止めて彼は死んだ。メアリーも無事と。
「全部大丈夫だよ」 レバノントリオに言った言葉を思い出す…。 

メアリーの元に戻るジャック。彼の所業に暗澹となってるメアリーに、ニックは悪人だった、報いを受けたんだと言うが。他のやり方があったとメアリー。 

ジャック「大丈夫だって言って」

メアリー「言えない。平気じゃない。あなたのせいじゃない。でも私が知ってるジャックはあんなことしない。なにかがおかしいわ」 

ジャックがしたことを見たらサムとディーンも心配すると言うメアリーに、ジャックは二人に話さないでと懇願するが。助けがいる、家族でしょうとなだめるメアリー。
混乱してきたジャックは、さらに強烈な耳鳴りを感じておびえる。
一人にして!と言いつのるジャックを心配し、追いすがるメアリーだが。
「うるさい!!」
ジャックの眼が黄金色に光り、暗転。
「メアリー…?」  

 

つらすぎるけど、このあとさらに激痛になるのでまとめて叫びます。
今回はもろもろの突っ込みだけしとくわ…。 

ディーンは4歳までに、ああいうゲーム買ってもらって遊んでたんだな。かわいくもあり、切なくもある。ウィンチェスター家のゲームナイト、本当にさせてあげたかったよ(号泣)
ピザのパイナップルは許せない派の兄。好きだと言うジャック。私は強固ではないが兄派。なくてもいい。消化酵素必要なら大根おろし食う(さらにピザと合わず) 

魂無し問題が極まってきましたが、ドナテロは鼻歌うたいつつ料理してた。人によるってか。
ドナテロのことを、原語では「ドニー」って呼んでたディーン。友達じゃないとか言いつつ、もう数少ない友の一人だよね。そこにつけ込むことを知ってるニック。
しかしドナテロに恩寵注射してルシファーと繋がってからは、色々知ってるのは当然としても、ニック個人でどうやってドナテロを知ったんだ? そして恩寵はどこで手に入れたんだよ!
天使殺すにも、キャスとアナエルくらいしかもう地上にいないだろ!?
ハンターでもなくバンカーにもいないのに、ニックは調査能力も倍増した設定。
キャスは部屋を焼き払うくらいの力はまだあるらしい。肉弾戦の際に全然パワー使えてないのはなんでだ。それともハッタリで言ったのか。

せめて兄弟が立会いの下にジャックに会わせるのならわかるが、ニックの要求丸のみするのはな。
ドナテロを早く助けなきゃいけないとはいえ、二人きりにしてロクなことは起きないのは誰もがわかるだろうが。そしてこの部屋、PCで見れたよね? ドナテロ本人を隔離した時も、サムは図書室で様子見てただろ。
「ほかに選択肢がない」から、不味い手でもまず乗る。ウィンチェスター流儀。そしてその後に起きた大問題には、その場でまた対応する。定番。しかし今回は取り返しがつかないことに。 

ニックはルシファーが同化せずとも、すでにルシのうざさがのり移ってる。歌ったりはニックしなかったよね。それもまた、かつてのサムの幻想のルシバージョンなのだわ。うざい!
メアリーからの電話を受けるサムに、ニックが言った「ママベアか?」にちとなごむ。ボビーもパパベアってルーファスに言われてたから。
しかしルシが入る前から、歴戦のサムを殺しかけられるスキルはどこからだよ。元は普通の男だろ。
サムがルシファー復活に動揺して隙だらけだったということにしておく。しかない。
虚無ルシも、ゆっくり優雅にニックと触れ合っておらず、とっとと入れよ。
まあ同化しても、怒ったジャック(恩寵あり魂無し)に引っぺがされただろうが。
11話でサムが、人々を苦しめ殺したニックは地獄の炎に焼かれて苦しめと言ったんだよね。
ジャックはその場にいなかったが、その通りにニックは殺された。因果は巡る。
やめろの一言で断捨離できるジャックって、やはり底知れぬ力だぜ。ああそれが仇に。
サム、通算8度目の死からの復活おめでとう(力ない声で) でも兄弟萌え派に用意されたシーンにはあっけなく落ちる。
今わの際にディーンが言葉を残すパターンは何度かあったが、サムは無かったからね。
なんだろう、この、最後に感謝と共に甘えるようなサミーの感じは…。むずがゆいわ!
兄がそれをうながしてるからだ!! いいぞ!← 

キャスの別行動。メアリーとジャックと一緒にいれば、メアリーのことはなかったかも。
その展開にしたくないので、アナエルと行動。わかりやすい脚本。
しかたないかもね。ほんとキャスの使い方は難しくなる一方で、都合よく使えなくするために色んな力を削いでる設定(^^; あと神というかチャック関連への繋げね…。
でもアナエルことシスター・ジョーとの会話は意外に良かった。キャスがジャックの魂の件を兄弟に告げずにいたことは、次回おもに兄の逆鱗は目に見えてるんだが。
兄弟に知られるのが怖いから、神に頼ろうとしてると言われ、図星だが(^^;
言えないで不味い事態になるのは、兄弟もお家芸ですよ。家族を想い、心配し、関係性を保ちたい。それは普通の感覚。私は普通の感覚を持ったキャスが好きだし、割を食った設定も受け入れる。 

今回はDVDにサマンサさんとマーク・ペリさんのコメンタリーが入ってる。それによると、ラストのジャックへの対応がダメだったんだというようなことを言われたらしい。SNSでかな? それをサマンサに言ってもな。脚本家に言えよ。あっちのファンは色々とね…。
そこはやんわり、大人の対応してましたが。ジャックは2歳児。だけど思考はすでに青年。感情のアップダウンにはまだ対応できない。ピュアで、しかし魂がない。善悪がなくなってる。加えての前代未聞のパワー。こんな子を、どう取り扱えばいいっつうんじゃ。
あそこは、母親の普通の姿だと思いますよ。母親じゃないけど。それくらいはわかる。
実の息子たちの次に、息子のような存在。実質は孫にあたるけどw いや、ジャックはケリーがいない分、メアリーから母たるものを受け取っていた。メアリーは完ぺきとは程遠い母親だけど、兄弟にできなかった分の想いも彼に寄せたし、愛情深い人でもある。
子供が苦しんでいたら、どうしたの、大丈夫、私を見てと言い続ける。相手がネフィリムで魔王の息子で危険な状態になっているということも、抜け落ちるのが母親だよね。
それが仇になったとしても、そうせずに遠巻きにして息子たちが来るまで避難してたら失望したよ。
ディーンに告げた、「人を寄せ付けずとっつきにくい」 ハンター家に生まれて、心許せる友人もいなかったのだろう。ジョンとの愛と生活に逃げ、殺され、復活し、大きくなった息子たちと出会った日々。彼女なりに努力してきた。
メアリーは、あれで良かったんだよ。 

ただ、残された息子たちは。

 

 


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