こうふ取材日記

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今に息づく村岡花子の物語

2018年11月30日 | イベント

 村岡花子ファンで大盛況


 

11月26日、甲府市藤村記念館で第32回藤村学校が開催されました。

開府500年記念として開かれているこのイベント

今回のテーマ「朗読と講演~『花子とアン』山梨英和と村岡花子の真実~」です。

 

 

午後1時半からでしたが、すでに会場内は満席でした (゚д゚)!

 

最初に山梨英和中学校・高等学校の三井校長先生がごあいさつ

 

続いて、糟谷教頭先生が山梨英和について紹介をしてくださいました。

 

それでは、いよいよ朗読が始まります。

朗読を披露してくれるのは、放送部の精鋭、5名


耳なじみの良いトーン滑らかな語り口落ち着いて堂々と読み上げるその様子に、思わず聞き入ってしまいます

 

村岡花子が随筆に託した想いが、いきいきと伝わってきます。

 

続いて、第二部

 

山梨英和学院史料室の深澤室長による講演です

 

花子が生まれたのは1983(明治26)年、甲府の旧和田平町

中央線が開通する前の様子に、会場はどよめきました。

 

青春時代の花子が教鞭をとった山梨英和の学び舎

5年間の赴任でしたが、彼女の心に刻まれる、貴重な時間になりました。

 

英語教師兼校長の秘書として赴任したのは大正2年21歳のとき。

笑顔に満ちた若かりし日の花子です。

 

東京へ戻り、26歳で村岡儆三と結婚長男も誕生しました。

幸せの絶頂期、とても素敵な家族写真ですね

 

夫の工場の倒産一人息子を失うなど、不運に見舞われましたが、

持ち前の才能を活かし、精力的に翻訳作品を出し続け、ついに生まれた『赤毛のアン』

 

夫の後を追うように、75歳の生涯を閉じた花子。

『ぶどうの房』の一節にあるように、山梨の思い出は彼女の心に深く刻まれたようです。

 

甲府の歴史もこんな風ゆかりの人物とともに学ぶと、すうっと頭に入ってきます

なんとも中身の濃いひとときでした

 

次回の藤村学校は3月に行われる予定ですお楽しみに

詳しくは甲府市ホームページもしくは広報誌でご確認ください。

 

<藤村記念館地図>


 


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