児玉時計店 ブログ

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レディ セイコー 19J     1/2

2020-05-13 | 修理
オーバーホールのご依頼をいただきました、

レディ セイコー 19石。

ラグにかけての曲線が洒落たケースラインです。

ケースから機械を取り出し、

針と文字板を外し、分解していきます。

テンプを外し、アンクル部分を見ると、

以前に雑な注油がされていたのか、
アンクル全体に油がまとわりついていました。

丸穴ネジは傷んでいたらしく、折れました。

中に残ったネジ部を取り除きます。

純正ネジは入手困難なので、
合いそうなネジを加工して取り付けます。

まず受け側のネジ穴を修正し、

新しいネジを仮組みしてみます。

そのままでは受けの裏側から突き出てしまうので、

時計旋盤にて削り、

元のネジと同じ長さになるように仕上げます。

受けから突き出さないように組み込めました。


つづく。