児玉時計店 ブログ

時計・メガネ・宝飾・補聴器 取り扱っております。
古い時計の修理もご相談ください。

シューマス 液漏れ ムーブ交換

2022-11-28 | 修理
当店で20年以上前にお買い上げいただきました
リズム時計の“シューマス” 。

クォーツムーブメントながら、飾り重錘の付いた
凝った作りの中尺掛時計です。

止まってしまったと修理のご依頼をいただきました。

重錘・振り子を外し、

機械の付いた文字板部を取り外します。

時分針を外し、

裏側にあるムーブメントを

取り外します。

経年劣化と油切れ影響もありますが、

止まりの直接の原因はこちら、

消耗した電池の漏液による回路の腐食です。

同型の新品ムーブメント(左側)を用意し、

元通り組み込みます。

漏液が振り竿を伝って、振り子先端のネジに
緑青が発生していましたので、

取り除き、塗装し仕上げます。

重錘と振り子を取り付けて、完成!!

規定年数を守り電池交換を行うことにより、
漏液によるトラブルを少なくすることが出来ます。

コンステレーション クロノメーター     2/2

2022-11-26 | 修理
“オメガ コンステレーション” のつづき。

ゼンマイの入った香箱は

蓋を開けて

中のゼンマイを取り出し洗浄し、

古いグリスを取り除きます。

専用の巻き込み器にて巻き込み

香箱に戻し注油、蓋を閉めます。


こちらは交換部品を用意した4番車、

摩耗した4番車ホゾ。

新品の4番車ホゾ。


切替車も部品交換します。

摩耗した切替車ホゾ。

新品の切替車ホゾ。


各部品を組み立てていきます。

新しい切替車の付いた、

自動巻き部分を取り付けます。

文字板と針をセットして、

きれいに洗浄したケースに、

機械を組み込みます。

パッキン交換した裏ブタを閉めて

ベルトを取り付けて

完成!!

コンステレーション クロノメーター     1/2

2022-11-25 | 修理
特徴的なベゼルのデザインで人気を博した
“オメガ コンステレーション” 。

クロノメーター自動巻きムーブメントを搭載したモデルの
オーバーホールをご依頼いただきました。

ケースからメタルベルトを取り外し、

裏ブタを開け、

機械を取り出します。

各針を取り外すと、

中心のシャフト部と

秒針のハカマに劣化し、固まった油カスこびり付いていました。

文字板を外すと、各所から出てきたと思われる油カスが

日板上にも確認できます。

分解を進めて行き、

自動巻き部分を外します。

こちらはサビの粉が噴き出していました。

発生源はこの切替車のホゾ。

激しく摩耗しています。

4番車のホゾにもサビと摩耗が確認できます。

ゼンマイの巻き上げ部も、

劣化した油がカスとなり、

広がっています。

つづく。

ゴールデンホース 30J     2/2

2022-11-24 | 修理
“ラドー ゴールデンホース” のつづき。

サビ取り等、補修した各部品を組み立てていきます。

歩度調整を行い、自動巻き部分を取り付けます。

カレンダー機構を組み立てて

文字板を取り付け、

各針をセットします。

硬化していたリューズ内のパッキンは、

取り出して、交換します。

キズの多かったプラ風防とケースは

出来るだけ磨き、きれいになりました。

裏ブタパッキンも交換したケースに機械を組み込み、

元通りにメタルベルトを取り付けて、

完成!!

ゴールデンホース 30J     1/2

2022-11-23 | 修理
オーバーホールのご依頼をいただきました、

こちらの“ラドー ゴールデンホース 30J” 。

ベルトを取り外し、

裏ブタを開け、

機械を取り出します。

リューズを操作すると適切な抵抗が無く、
針がクルクル回ってしまいます。

各針と文字板を取り外し、

ムーブメント本体を分解していきます。

自動巻き部分を取り外します。

針合わせ作動がユルユルになっていた原因は
クラッチの役目をするこの摩擦カナ。

内部にサビが発生し摩耗していました。

新品の部品は入手が困難なので、
サビを取り除き摩擦圧を調整、正常に作動するようにしました。

ゼンマイの入った香箱は

蓋を開け

ゼンマイを取り出し洗浄。

巻き込み器にて巻き込んだゼンマイを

注油し組み立てます。

つづく。