児玉時計店 ブログ

時計・メガネ・宝飾・補聴器 取り扱っております。
古い時計の修理もご相談ください。

ティソ ベゼル作製

2018-09-13 | 修理
オーバーホールいたしました、
“ティソ シースター”のベゼルリング新規作製の様子。

旋盤にて素材から切り出します。

切り出した部品を、

時計旋盤に取り付け、微妙なサイズ合わせと、

仕上げを行います。

裏側。

表側。

完成!!

ティソ シースター     3/3

2018-09-12 | 修理
過去の修理でサイズの合わないドライバーによる作業のため、

傷んでしまったネジの面を修正します。

ほかのネジも

同様にポリッシュ。


機械止めにはサビが発生しておりましたので、

きれいに取り除きます。


リューズ内部のパッキンは、

ボロボロに硬化して役目を終えていましたので、

取り除いて、新しいパッキンに交換します。


修正の終わった各パーツを、組み立てます。

カレンダー機構も組み付けて、

ケースに収めます。


欠損していたベゼルリングは、ケースラインに合わせて、

シンプルな形状の物を、当店にて新規製作し取り付けます。

ベゼルが付くと引き締まった外観になり、

風防とミドルケースの接合部むき出しの状態も、

しっかりとカバーされました。

もと通りにメタルバンドを取り付けて、

完成!!
お客様にとって大切なお父様との思い出の時計、
再び動くようにすることが出来ました。

ティソ シースター     2/3

2018-09-11 | 修理
ゼンマイを収める香箱の軸受け部。
この部分は、ゼンマイの強いトルクを受ける部分なので、
摩耗しやすいのですが、
かなり荒っぽい穴締め修理をした痕跡がありました。

取り外し、受け部品の表側から見てみます。

拡大すると、雑なタガネ打痕とバリが出た状態。

穴締めも半端で、内壁も均一な面に仕上げられていません。

穴締めし直し、内壁もきれいに仕上げます。


裏側も同様に、

バリとタガネの打痕がありました。

ゼンマイトルクの伝達とスムースな巻き上げには重要な箇所なので、

こちら側もバリを取り除き仕上げます。


ゼンマイ切れの香箱。

蓋を開け、グリスを取り除いて確認。

パッと見、切れてる様子ではないのですが、中心部分の断裂では無く、

ゼンマイ外側、香箱の内側と引っかかる部分が切れていました。

純正のゼンマイは入手困難のため、

幅、厚み、長さを計測し、

使用可能なゼンマイを組み込みます。

香箱真を取り付け

ゼンマイ交換が完了しました。

次回へ、つづく。

ティソ シースター     1/3

2018-09-10 | 修理
お預かりいたしました、ティソの手巻き腕時計。

ゼンマイが切れている状態でしたが、
「形見の時計なので動くようにしてほしい。」
とのご依頼をいただき、修理させていただきました。

クラシカルなメッシュバンドが取り付けられています。

外観をよく見てみると、

本来は付いていたであろうベゼルリングが欠損しておりました。

裏ぶたを外し、

ケースから取り出します。

以前にかなり粗い修理を受けているようで、

針には傷が多く見受けられました。

文字板を取り外し、

ムーブメント本体の修理に取り掛かります。

次回へ、つづく。

サビ錆び

2018-05-17 | 修理
「若いころに購入した思い入れのある時計なので、何とか動けば…」と
電池交換にお預けいただいた、ウォルサムのクォーツウォッチ。

薄型のシャープなラインの時計です。
一見、綺麗に見えるのですが、

長年の使用による湿気の影響で、
裏ぶたを止めているネジから錆が噴出して固着しています。

これをはずさない事には、電池交換できません。

折れないように慎重に・・・すべてのネジが何とか抜けました!!

ネジ穴もサビ錆び、中からも錆が沢山出てきます。

可能な限り、錆を取り、

電池交換、完了。