発団50周年を迎えるにあたり

2013年01月22日 00時06分27秒 | Weblog
 昭和38年11月、ボーイスカウト小平第1団は、市社会教育課の全面的な協力のもと、小平市に初めてのボーイスカウト団として発団しました。
当時、近隣にはすでに田無町、村山町、小金井町、保谷町、大和町にボーイスカウト団が発足していました。また、全国的に発団ラッシュから地域の発団式などには列席しない定めになっていた日本連盟の総長がなんと来賓としてお見えになったのです。たまたま初代ボーイ隊長の大谷宗一さんが三島通陽総長の秘書をされていた関係と、昭和10年(1935年)に久米川(現在の東村山市萩山町付近)で開催された全日本少年団大野営大会キャンプ地旧跡、現在の小平霊園にある後藤新平さんの碑を視察するという名目で、第六小学校で行われた発団式に総長のご臨席をいただくという名誉なスタートを切ったと伺っています。
その後、多くの先輩指導者、スカウト、育成会員の皆さんのご尽力により、今日の小平第1団の礎が築かれてきました。

今般、発団50周年を迎えるにあたり、幾つかの事業を計画しています。
記念式典、キャンポリー、記念誌など、いずれも過去、15,20,30,40周年など節目の年に開催してまいりましたが、50周年という大きな節目を迎えるにあたって、単なるイベント、思い出、記録で終わらせることなく、これらを契機としてさらなる未来に向けての将来像の発信としての機会としていきたいと考えています。

平成26年1月26日にルネこだいらで開催を予定している50周年記念式典は、
小平第1団の「過去、現在、未来」を表現する機会として、「過去、現在」はこの運動に関わった多くの方々や地域社会のみなさんへの改めての感謝と、今一度、この運動の素晴らしさを再確認するとともに、「未来」ではこの運動の有効性を発信していきたいと思います。また、この機会に団のシンボルマークの作成なども検討願えればと思います。

 キャンポリーは、ボーイスカウト運動の原点である自然の中で、「団は家族」であることを実践する場として、また年長スカウトが年少スカウトに対して大いにリーダーシップを発揮する場としてのキャンプを期待しています。
 私たち指導者は、企画と安全を主務として、ローバー・ベンチャー諸君の手による運営を願っています。
 開催は、第16回日本ジャンボリーと第23回世界スカウトジャンボリーの狭間である、平成26年夏を予定しています。
 記念誌の発行にあたっては、主に40周年からの10年間を中心として団の歩みを編集していただくことになりますが、単にこれまでの歴史を振り返り検証するということだけではなく、50年の歴史をひも解いていく中から、次の時代のスカウティングのあるべき姿を見出していきたいと思います。また、過去に発行した記念誌のデータ化やデジタル映像なども駆使したデータ化も視野に入れた編纂活動を期待しています。

 さらには、団舎のあり方、団委員会や育成会の再構築など山積された課題の解決に向けた歩みも進めていかなければならないと考えます。

 今年から来年にかけての長いようで短い期間となりますが、いずれの成功にも団に関係するすべての育成会員、指導者、さらにはスカウト諸君の力が必要です。みんなで大いに夢を語り合いながら、50周年の先のこの運動を見据えて、協働していきたいと思います。よろしくお願いします。