◆命の叫び「苦しいけど負けないで!
東日本大震災から今日で2年が経ちました。
小平市を含め多くの自治体では統一地方選挙直前の時期でしたがそれどころではなくなってしまいました。
午後2時46分の発災直後から私は近隣小・中学校の状況確認のためバイクを走らせました。市内でも親と連絡が取れず学校に取り残され、先生と泊まらざるを得ない児童もいました。
交通機関が麻痺し、親御さんも自宅にたどり着けない状況がありました。更にはその後「計画停電」という初めて聞く言葉により、市内中真っ暗になる夜が続きました。
ガソリンスタンドに燃料がなくなり、コンビニやスーパーから食料が消えてしまいました。
そんな中、胸が締め付けられたのは宮城県名取市役所の掲示板に書かれたメッセージでした。
最愛の妻と
生まれたばかりの一人息子を
大津波で失いました。
いつまでも二人にとって
誇れる夫・父親であり続けられるよう
精一杯生きます。
被災されたみなさん、
苦しいけど 負けないで!
名取市職員S
果たして自分が彼の立場なら言えた言葉であるのか?
この職員の方は今お元気であろうか‥。この命の叫びに私たちも行動を開始した。
自分たちに何ができるか。被災地の思いに応えるためにも行動しようと強く心に決めた。私たちのやるべき事、それは微力でも現地に入り、まず直接的支援を行うこと。
そして現地での経験をもとに、地元小平市にそれをどう生かせるかを議論し、具体的政策として練り上げること。
現在、防災行政無線の46か所の新設と11か所の移設が決まり、子局の増設が始まっている。
また震災編の業務継続計画BCPが策定され、災害時の市庁舎で誰が何をどのように優先して実行するのかが明確になり、体制が整った。
さらに遠隔自治体との相互協定が強化され、市のホームページの代理受信、職員・食料・水などの一定の供給ルートが準備されました。
総論賛成各論反対の風潮が強い今日この頃、命を守るための施策といっても、個人の利害や好き嫌いとは必ずしも一致しない場合もある。
今後はますます説明責任を求められる傾向が強まるだろうが、丁寧な説明と大胆な実行力で進めるべきは進めなければならない。
小平市議会も議会基本条例制定への議論を通し、災害に対し議会は何ができるのか、何を準備しておくべきなのかの議論が続いている。
あぶかわひろしは今日も行く
あぶかわ浩(虻川浩)小平市議会議員のホームページ
ワカモノのミカタ
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