小平市議会議員★あぶかわひろしのあぶログ★

☆★☆小平をキーステーションとした,地域密着型活動リポート☆★☆あぶかわ浩のブログ

◆災害時の議会対応は機能したか?〓2014年3月施行の小平市議会基本条例は何を決めたのか!

2020年05月26日 | 議会改革への取組み

      ↑ 2014年3/27読売新聞記事 ↑

新型コロナウィルス感染症が猛威を振るい、世界中の多くの機能が停止した。私は議員として、不測の災害や未知の感染症のパンデミック等に対し、市民を守るため考えうる限りの備えをすべきとの思いでこの13年間務めて来た。

2014年3月、8年間に渡る市議会全会派および会派外議員を含めた議論を経て「小平市議会基本条例」が施行された。議会が自ら政策を作るというしごく当たり前のオペレーションの始まりであった。

災害時の議会の対応については条例第13条で以下のように規定した。『①議 会 及び 議 員は 、 災害 に よ る不 測 の事 態 が生 じ た とき は 、市 民 の生 命 及 び財 産を保 護 する た め市 長 等 と連 携 し、 災 害対 策 の 対応 に 努め る もの と す る。② 議 会及 び 議 員は 、 災害 の 発生 に 備 える た め、 平 常時 か ら 地域 の 情報 を 把握 す る とと もに市 長 等と 情 報を 共 有 する よ うに 努 める も の とす る 。』

そしてその具体的指針として定めたのが「小平市議会災害時対応指針」だ。そしてその第4に『 災害対策連絡会議による情報共有で、①議長は、地震等による災害に対処するため対策本部が設置されたときは、対策本部の会議に出席するとともに、市議会災害対策連絡会議を設置するものとする。 』と規定したのである。

私は2017年、規定に基づき基本条例の見直しを主張した。見直しといっても全会派が乗って、議員全員で決めたことの多くが宿題のままであることすら、理解されていない状態ではあったが。

都合、条例施行から5年後の2019年4月改選を経て、ようやく議会基本条例の見直しが議論のテーブルに乗った。が、果たしてそれは今回のコロナ禍で機能したのか?

少なくとも今年2020年2月の段階で、小平市災害時対応指針に基づく「市議会災害対策連絡会議」の設置という、私の照会は実行されないまま、混とんとした今回の緊急事態宣言下の市民の自粛へと進むこととなった。

今回この定められていたはずの事前準備が機能しなかった理由として、一つに今回の新型コロナが特措法の「新型インフルエンザ等」の「等」に当たるのかどうかという杓子定規の議論があったことは否めない。

しかし、2月27日の私の一般質問で市は同種のものとして「準用する」と答弁し、法的にも3月13日に特措法が改正され、合わせて私が主張した通り市の対策本部が翌日2月28日に設置されたのであるから、本来はこの時点で当然「市議会災害対策連絡会議を設置」すべきであった。

政府は昨日5月25日、緊急事態宣言を解除した。本日26日夕方16時25分、事務局から「5月25日付で新型コロナウィルス感染症に係る市議会対策連絡会議を設置しました」との過去形でお知らせが届いた。

そうであれば、我々小平市議会議員全員の総意として、議会基本条例に定めた数々の「宿題」を誠実に履行すべき時である。

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◆小平市議会2018年6月定例会おわる!〓条例改正に反対した議員が一転、賛成多数で可決した条例に加えようとした「附帯決議」とは?

2018年07月02日 | 議会改革への取組み

小平市議会の2018年6月定例会が終了しました。
今回はさほど混乱のない定例会と思っていたところ、最終日に、その意味合いが不可解な「附帯決議」が提出されました。

「小平市廃棄物の減量及び処理に関する条例の一部を改正する条例」は定例会初日に環境建設委員会に付託され、審査の結果、委員会では全会一致で可決すべきものと決し、本会議では無会派議員2名と共産党が反対したものの、20対6の賛成多数で可決したものでした。

国会での附帯決議とは、議決された条約・本案などに関して、施行細則・解釈の基準などを希望意見として表明する決議のことを言い、法的拘束力はありません。

さらに歴史的には、帝国議会が天皇の協賛機関にすぎないというたてまえをとっていた旧憲法時代にさかのぼる慣例であったため、第1回国会の衆議院運営委員会で、「国会が国権の最高機関であり唯一の立法機関である点に鑑み、附帯決議は一切これを附さないことを原則とし、必要があるときは、国会の権限において適当な措置を講ずること」という決定をしたという背景もあるものです。

つまり附帯決議をつけるとしてもその意味は、議決された法案に希望意見を添えるというものであり、技術的には否定しないとしても今回の内容は本来の趣旨とは異なるものと考えます。

このような手法を取るより、条例の改正議案そのものに修正を加える提案もしくは、反対討論に自らの主張を強く込めるべきではないのか。

残念ながら反対会派の言い分は、自分たちが反対した議案が可決されたので、別物としての「新たな提案だから問題ない」といった珍説が語られる有様であり、提出議員の主張も、「周知が十分とは言えない」などという極めて抽象的なものであり、結局、委員会質疑で明確にならなかったものではなく、違和感の残る内容でした。

小平市議会は2名以上の政策を同じくする議員の集りを「会派」としていますが、会派に所属さない議員に対しては議会運営委員会の傍聴や、場合によっては意見を述べる事も認めるなど特段の配慮に努めて来ました。

民主的手法として委員会中心主義をとっている小平市議会において、会派に属さないという選択は個々の議員の自由である反面、各委員会で慎重審査された議案の結論に対する提案は襟度を持って行うべきである。

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◆小平市議会で「核兵器禁止条約への参加を求める意見書」が継続かなわず委員会通過、可決

2017年12月25日 | 議会改革への取組み

小平市議会で「核兵器禁止条約への参加を求める意見書」が2対4の賛成多数で3時間にも満たないたった一度の議論で総務委員会を通過し、最終日20日賛成多数で可決した。

各会派の立場としては大要3つに分類された。
①「核禁条約参加」以外は認めない立場
②「核禁条約とNPT核拡散防止条約は相互補完的」の立場
③「NPT核拡散防止条約」をあくまで中心とすべき立場

市議会公明党の主張は②番目で、核軍縮から核廃絶へと新しいアプローチをした核禁条約は高く評価をするが、現実としてNPT核拡散防止条約は、核兵器保有国も非保有国も参加している現行の国際規範であり、核禁条約に参加すればすべてが即時解決するというような単純なものではないということだ。

それどころか現実として現在アメリカの核の傘の下にある日本が、短絡的に核禁条約に参加すると言った場合どういうことになるか。それは=アメリカの日本を守る核の拡大抑止力を断ることになり、同時にそれは、日本独自の核抑止策を示さなければ国民を危険にさらすこととなる。

つまり核禁に至る重大な工程・プロセスを示さず、情緒的に「核不拡散より核禁止が正しい」といった論調は危険であり、国民の生命を守る対応ではない。故に両者を相互補完的なものとしてお互いを補い合いながら進める漸進的進め方が必要であり、日本が主導し異なる立場の国々が参加する「賢人会議」を実りあるものとしていくべきだと主張するものだ。

これに対し、提出者代表のフォーラム小平委員の答弁は、NPT推進国をあたかも反社会的国家による暴挙であるかのような極めて感情的、不見識な主張をし、政和会委員にたしなめられ発言を撤回した。

その後、市議会公明党からの意見書の内容修正の提案、例としてあげた「核拡散防止条約と核兵器禁止条約の相互補完による核兵器廃絶を求める意見書」という方向としてはどうかとの提案に対し、提出者代表議員は一定の理解を示し、修正に応ずる意思をいったんは示した。

それに加え、それまでの質疑に対し、提出者代表議員が「一議員の立場では答弁できない」とした点、その他意見書の核心に関わる重要な部分に対し「わからない」との答弁が多数あった事からも、委員会審査は次回へ継続が相当と思われる流れであった。

しかし、取扱いについて諮ると、委員会で一言も発言しなかった委員から「議論は尽くされた」と発言があるなど、一転して継続は拒否、採決の結果、可決すべきものとなった。

後日の本会議の討論で、修正案を出せなかったから採決に至った等の表現があったが、委員会の議事録を見れば明らかな様に多数決で継続審議が否決されてしまったものである。

この意見書は、民主系のフォーラム小平、共産党、生活者ネット、無会派議員1名の共同提出である。小平市議会は現在、定数28人に対し欠員1名で27人。

そのうちいわゆる市長与党会派は無会派議員を入れて計15人、野党会派は計12人の構成となっている。やろうと思えば、議長を除いて14対12で常に市長与党会派提出議案が多数決で可決されることとなる。

民主主義のルールと言えばそうかもしれないが、日頃国政に対し「数の横暴」「強行採決」と叫びながら、小平市議会ではまさにそれを地でいっていることにはならないか。大きく意見が二分している意見書を「小平市議会名」で提出することには違和感がある。

もっと言えば中身の理解が乏しいまま、合意形成などする気がなく、提出することそれ自体が目的とするようなやり方は自粛すべきである。


地方議会はミニ国会ではない。意見が大きく二分する国防・外交など国会の所管事項について地方議会でミニ国会を演じるべきではない。議会が28人もの定数を定めているのは、28種類の多様な意見を議論して合意を作り、半か丁かではない市民意見を反映させるためだ。

小平市議会基本条例施行から丸4年を迎えようとしている。見直しにかかる予定の時期はとうに過ぎている。それぞれの党派の主張は政治活動として存分に行えばよい。今は基本条例の検証を全議員をあげて取り組むべき時ではないか。

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◆小平市議会一般質問中、傍聴人が大声で議事妨害!〓再三の注意聞かず退場命令!

2017年12月02日 | 議会改革への取組み

12月1日一般質問3日目、市議会議場で騒ぎは起きた。

午後一番の議員が質問を行っている最中、後方2階の傍聴席から落ち着きのない傍聴人のつぶやきが聞こえて来ると思った瞬間、それが突然怒鳴り声に変わった。

どうやら、こんなやり取りは議論ではない、というようなことを言っているようだ。

議員に与えられた一人60分の時間で、市長への市政全般に渡る質問が一般質問なのだが、どうやら気に入らないらしい。

この時は、副議長が議事を進行していたが、この傍聴人は、再三の注意も聞かず、退場命令を言い渡されることとなった。

退場の間際まで市長に対し、犯罪者だなどと悪態をつきながら退場させられたのだが、この傍聴人はいったい何がしたかったのであろうか?

議会は合議体である。気に入らないからと言って実力行使するのでは、議会は不要である。

ただ言えることは居眠りばかりしているこの議会にとっては、昼食後の一番の居眠りタイムが刺激ある時間に変わったとはいえる。

民間の会社で就業時間内に堂々と居眠りしたら、次の日には席がなくなっていることだろう。

恥ずかしながらこの議会では、市長も議長も議員も職員もまあよく寝るものだ。この10年間、何度となく寝るなと叫んで来たが、勤勉に居眠りは続く。

それどころか、偉そうに言うなという視線が向けられる。こんなことは議会改革でも何でもない。当たり前の世間のルールをまずは守るべきだ。

傍聴人に怒鳴られなくても、真剣に仕事をする議会には、一体いつになったら到達できるのであろうか。

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◆小平市議会で「いきいきこだいら高齢者見守りの輪 条例」が成立!〓議員提出の政策条例なる!

2017年03月28日 | 議会改革への取組み

           小平市庁舎とハクモクレン

小平市議会3月定例会最終日の本日、議員提出の政策条例である
「いきいきこだいら高齢者見守りの輪 条例」を全会一致で成立させることができました。

議員提出条例として、小平市議会では初めての試みとして実を結ぶ結果となりました。

これは3年前、議会基本条例を7年かかって成立させ、議会・議員の仕事として政策提案、条例制定を位置づけたことにより、4つの常任委員会別に具体的な挑戦が始まったものです。

小平では生活保護世帯に限っても、毎年毎年3人から5人もの方が孤立死しているという実態があります。

その現状を変えるため、会派の垣根を超えて市民の皆様の利益となる政策を実現できないかという新しいアプローチです。

事実、市議会公明党の私が委員長を務める厚生委員会では、社民党、共産党、自民党、生活者ネットの各委員とともに、孤立防止のテーマのもと、2年間議論を続け、本日、政策提言と条例提案という2つの形として残すことができました。



それぞれ譲れない考え方があっても、市民のためという共通の目的を設定できれば、立場の違う議員が協力して政策提言ができるという可能性をひとつ示したといえるかもしれません。

難易度は相当高いですが、これからもこの難題に取り組み、地方議会がミニ国会ではないという矜持を示して行ければと思います



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◆「いきいきこだいら高齢者見守りの輪条例」素案に皆様のご意見を募集!〓小平市議会が委員会別に政策提案!

2016年12月15日 | 議会改革への取組み

議会基本条例の公布から3年が経とうとしています。
小平市議会ではこの間、年2回の市民との意見交換会の開催、手話通訳やヒアリングループの設置、災害時の議員・議会の対応の検討など多くの改革が進んできました。

さらに最も重要な取り組みの一つとして、この2年間超党派で会派の垣根を越えて、4つの常任委員会別に政策提案・条例提案への挑戦を試みて来ました。

私たち厚生委員会では、「孤立死」や「見守り」をキーワードとして、どうすれば社会的孤立を少なくし、悲惨な事故をなくすことができるのかを議論。

先進自治体の視察や市内関係機関、各種団体への精力的なヒアリングを重ね、先日議会として基本条例制定後初めての議員提出条例素案を取りまとめました。

 下記サイトで、本日より来年の1月13日まで一か月間、皆様のご意見を募集致しますのでよろしくお願い致します。

   http://www.city.kodaira.tokyo.jp/gikai/



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◆小平市議会12月定例会初日、毎度の出来事!〓決算審査の討論で延々と自論展開し顰蹙買う特定会派!

2015年11月30日 | 議会改革への取組み

以前も書いたが独善と政権批判を党是とする会派が市議会
の場で延々と自論展開する見苦しい状況がある。その会派
は、本日もまた性懲りもなくKYな自論を展開した。

議題は平成26年度の決算の認定についての討論である。
各会派は当然26年度の事業についての評価をそれぞれの
スタンスから述べる。

予算で発表された内容が、実際に事業として実施されて
どのような結果となったのかを審査するのが決算であり
立場が違ってもそれ自体の審査をするのは当然である。

しかしこの特定会派だけは事あるごとに議会での発言と
いう発言の機会を悪用?し、市政と全く関連のない国政
に対する一方的批判を延々と口汚く展開するのである。

本日の討論でも議場の失笑を買い、議長に指摘されても
なお逆切れして、静かにしろと周囲を恫喝して独善的
主張を止めることはなかった。



決算とはまるで関係のない内容であっても、彼らに言わ
せるとそれこそ決算に直結するというのである。

いわく、アベノミクスはとんでもなく、平和安全法制は
戦争法案であり、自衛隊も日米同盟も違憲であり、憲法
9条に指一本触れることは相ならんという論を展開する。

しかし1946年の憲法制定議会で、政党として唯一憲法
制定に反対したのが彼ら自身であることには触れない。

いかにソフト路線を装ったとしても所詮は「当面護憲、
先行き改憲」を綱領に謳い、最終目的としている。

今は、「民主連合政府」をめざして時の勢力と共闘して
も、その先は「民族民主統一戦線政府」として、現行の
憲法を廃棄・破壊して、全てを根底からひっくり返して
「日本人民共和国」をつくると宣言しているのだ。

現在はたまたま市長与党であるため、その後は申し訳け
程度にいくつかの市の事業についてほめそやし、いかに
も決算審査をしたとの体裁で自分達のPRをして終わる。

しかし、近隣他市に見られるように市長野党である場合
は徹底して市当局をつるし上げる論を展開する。

小平市長はそんな会派と政策協定を結んでいる。市長
与党が市政を弾劾し、市長野党が事実上市政を護る。
いつまでこの変則パターンが通用するのであろうか?

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◆一般質問は何を聞いてもいいのか?〓前代未聞!小平市議会一般質問の途中で半数の議員が退席!

2015年09月12日 | 議会改革への取組み

比較的穏やかと言われる小平市議会の9月定例会二日目の
9月9日、一般質問の途中で前代未聞の半数の議員が退席
するという事態が発生してしまいました。

一般質問とは市の一般事務につき議員一人が60分の持ち
時間で執行機関に対し、
質問できる議員の権限です。

但し、一般質問は何を聞いてもいいのか?と言うと当然そう
ではなく、

国の事務である防衛、外交、国会、
司法に関する
質問は対象とならない
との制限が付けられているのは当然です。

質問者は共産党所属議員。質問件名は「小平市非核平和
都市宣言10周年にあたって」というもので、誰もが核兵器の
廃絶についての今後の市の姿勢を聞くものと理解しました。

しかし、質問が始まった直後、議場の空気は一変。件の議員
の質問内容が、現在国会で議論が続く安全保障関連法案に
ついて、一方的・独断的・断定的に戦争をするための法案と
決めつけ、市長の見解を求めるものであったことによります。

一般質問は本来、特定の会派の主張やミニ国会の場ではなく
市長と並ぶ二元代表制の一翼を担う議会として、多様な意見
を議論し、合意を形成するための機会です。

勢力分布と言う言い方をすると、現在小平市議会は、28人の
定数に対し、民主系市長与党の民主党5+社民党1、共産党4
、生活者ネットワーク3、緑の党1
の計14人。

市長野党と言う言い方をすれば自民党+保守系の政和会8、
公明党6、計14人で、勢力は拮抗した構成となっています。

政和会から議長が出たため、勢力分布は14対13となり、
強行採決すれば必ず市長与党会派が勝つという構成です。

数の論理と言えばそれまでですが、国会の採決に対して
「強行採決」と叫ぶ会派が市議会では当然の様に数を頼む。

この発想だと、議席が逆転した場合、必ず逆の報復の事態と
なることは目に見えています。

議会報告会の市民意見では、議会はミニ国会ではなく小平市
の身近な課題を議論してほしいとの声が多数寄せられた事も
つい2か月前の話です。

結局この会派は、野党である場合は限りなく独善的に体制を
批判し続け、稀に与党と言う立場を手にした場合は権力を最
大限に行使し、自分たちだけが正しいという論を展開します。

故に市議会の規則も申し合わせも知ったことではなく、議長の
調整も全く受け入れず、主張を変えることはありませんでした。

与党第一党もその他会派も、自らのスタンスの表明もなくこの
会派に右習えです。これでは補完勢力と言われても仕方が
ないわけですが、与党筆頭会派も市長が提出する議案に対し
、度々中途半端に異を唱え、市長抵抗勢力となります。

しかしこれは二元代表という問題意識というよりも、場当たり
的判断が多いため、混乱が生まれるのです。

市議会公明党はこれまで、野党の立場であっても与党の立場
であっても、常に議会としての使命と28分の6議席という重さ
の自覚のもとに議論をし、結果として市長を守る事となる結論
に至ることが多々ありました。

それが市民に寄り添う事となるとのバランス感覚からでした。
しかし、今回の様に与党の一角を占める会派の独善的主張や
筆頭会派による緊張感のない中途半端な判断が続くのであれ
ば、今までの判断にはとても加われないと思うのは当然です。

何故に与党会派が好き勝手なことを言うのに対し野党である
公明党が必死に市長を守る必要があるのか?責任は与党会
派が取るのが当然ではないのか?

怒り心頭に発っするできごとがあまりに続き、判断の転換に
迫られていると考え始めています。

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◆小平市戦没者追悼式と東村山市議会報告会に参加!〓真夏に多くの集いが活発に!

2015年08月09日 | 議会改革への取組み

8日土曜日は様々な会合が活発に開催されました。午前中は
中央公民館で、平成27年度小平市戦没者追悼式に来賓とし
て参加させていただきました。


 
ご遺族代表のご婦人は秋田で10歳の時、お父様をなくされた
そうです。70年を経てなお癒されない悲しみに、世界不戦への
思いを新たにしました。




午後からは、お隣の東村山市議会さんの議会報告会に参加
させて頂きました。東村山は小平とほぼ同じ時期に議会基本
条例を制定し、年4回の報告会を行っています。




今回は広報広聴委員会の企画で7つの小グループに分れて
「こうすれば市議会はもっと身近になる」というテーマや
「市議会のここが知りたい」のテーマでグループ発表を実施。

  

小平市議会の意見交換会でもワークショップ形式の意見交換
も模索しており、とても参考になりました。今後はファシリテー
ターの準備を含め検討していきたいと思います。

少し残念だった事は、会合の終了間際に安全法制に反対の
立場の人たちが自分たちの提出した陳情が議長採決で否決
されたことを強くとがめ、特定会派の議員を問い詰めるような
質問をしたのはせっかくの交換会を台無しにするものでした。

小平市議会ではやはり1票差で東村山のケースとは正反対の
結果となり、安全法制に反対する請願が可決されました。

それも全委員で自由討議を行い、一致した委員会修正案を
導き出したのにも関わらず、一方的反対の立場の人達は
委員会の修正案を受け入れる事はありませんでした。

結論として、勢力分布が拮抗している場合、決を取れば半数
の意見は全く反映されないこととなります。故に国会での議論
それも意見が大きく分かれる法案等に対し市議会として白黒
つけるやり方は、どちらに転んでも禍根を残すこととなります。

一般市民の思いは、先日の小平の市民と議会の意見交換会
に複数寄せられた「市議会はもっと身近な課題について議論
してほしい!」
 
という意見によく表れている。

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◆京都府南丹市の議会活性化対策特別委員会ご一行が来庁!〓小平市議会の議会改革をテーマに熱く意見交換!

2015年07月28日 | 議会改革への取組み

今日は、小平市議会の議会改革に関する視察のテーマ
京都府南丹市の議会活性化対策特別委員会ご一行が来庁。

南丹市
は人口では小平市の6分の1の33000人余りですが、
面積では小平市の約30倍もあります。




議会改革を推進する南丹市では今後、議会基本条例制定を
目指しており、ディスカッションでは議会報告会の運営など市
民との意見交換に関する議論が活発に行われました。



これまで南丹市では、葬儀場の建設に関わる政策提案を行っ
た経緯がある事、また人口が減少している現状を踏まえ、定住
促進を市の最重要課題と定め、より効果的な施策を推進する
ため、『南丹市定住促進アクションプラン』を策定しています。




人口の目標値として、平成29年まで34000人の達成を目標
としている具体的取り組みは、近未来の小平市にも大いに
参考となる視点だと感じました。




日本全国で、地方議会の改革への挑戦が続いています

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◆小平市議会「市民と議会の意見交換会」が大盛況!〓昼夜とも満員の会場に活発な質疑飛び交う!

2015年07月12日 | 議会改革への取組み

11日の土曜日は改選後初の「市民と議会の意見交換会」を
上水新町地域センター・花小金井南公民館の2会場で昼・夜
の時間帯で開催しました。

今回は2会場ともほぼ満員となり、6月定例会の議会報告と
市政全般に対する質疑応答を活発に行いました。




改選後としては初めてでしたが、議会として4回目、議会改革
特別委員会時代も入れると8回目の開催となります。



参加された皆さんも意見交換会の趣旨をよく理解され、示唆に
富むご意見をたくさん提示してくださったと思います。

中でも両会場で国政レベルの議題を市議会に持込みミニ国会
的な議論を求めたり、はなから市に権限のない事について
市の名前で文書を上げる事についての批判が出ました。




皆さんが強く求めている事は、最も身近な地域課題や市政の
方向を、より具体的に取り上げ議論してほしいという事でした。

今後の議会報告会は、市民の皆様から寄せられるこのような
貴重なご意見、ご要望、ご指摘を全身で受け止め、委員会・
会派・政策討論会へのサイクルの全てを駆使し、議会としての
政策提言・政策立案に結実させる仕組みが求められます。




私は、小平市議会の議会報告会=市民と議会の意見交換会
が、回を重ねる事で少年期から青年期への飛翔の時を向えて
いると強く実感しています。

今後も真の二元代表への挑戦として、議会改革への飽くなき
挑戦は続きますが、ゆっくりでも着実な前進を続けて参りたい
と決意した一日でした
                      ▼小平の美しいビオトープ


 
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◆小平市議会が「市民と議会の意見交換会」をやります!〓明日7月11日、市内2か所で開催!

2015年07月10日 | 議会改革への取組み

小平市議会が改選後初の「市民と議会の意見交換会」を開催
します。内容は、6月定例会の報意見交換です。

小平市政に関心のある方もない方もお気軽にご参加ください。
今回から正式に手話通訳も入ります。事前申し込みされた
方は保育利用も出来る様になりました。(今回は締切ました)

時間・場所は、
  昼の部が、14時~上水新町地域センター
  夜の部が、19時~花小金井南公民館です

4月にご自身が1票を投じ当選した議員の働きをご覧ください。
2会場の地図は下記です。↓コチラ


                 

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◆小平市議会で初の「議員間の自由討議」行う!〓残念ながら委員会の議論で形成した合意は生かされず!

2015年06月16日 | 議会改革への取組み

   本日、総務委員会の請願審査で小平市議会で初めて
となる、「議員間の自由討議」が行われました。

請願とは国や地方公共団体に意見、要望、苦情などの要請を
行う事です。採択されると、市長や関係機関等に請願書が
送付され、その実現に努力するよう求められます。

次に初めての議員間の自由討議」って何?と言う事です。
議員は議論するのが当たり前じゃないの?と多くの皆さんは
不思議なことを言うと思うことでしょう。

しかしこれまでの議会は市長提出議案であれば市長部局に、
請願であれば請願者や紹介議員に質問する事はあっても
議員同士直接の議論は行われて来なかったのです。

小平市議会では議会基本条例が制定され、第21条に議員間
の自由討議が規定され、例え賛否が分かれていても
議員同士
の議論で論点整理や合意形成を目指すとなったのです

さて、今日の請願は、国会での安全保障法制関連法案につい
て議論を尽くすよう求める意見書を政府に提出することを求め
るものでした。

日本共産党を筆頭に、3つの会派と個人の合計4名の議員が
紹介議員に名前を連ねました。しかし、フォーラム小平の紹介
議員が2時間超遅れて参加するなど足並みが揃いません。

さらに審査に入っても質疑は低調。各会派が賛同する理由が
あまりにも不明瞭なため、市議会公明党の浅倉委員より論点
整理のため自由討議が提案され、初の実施となったのです。

まず議論を尽くということについては全員が異論ないものの
請願理由は、政府の安全保障法制を真っ向から否定する立場
の内容であることから、全委員の考えの確認を要したのです。

賛同する人には賛同する理由があり、反対する人には反対の
理由がある。しかし議会は議論を通し、議会としての合意を
形成する責任がある。

つまり議論により委員会としての合意を作り、請願者に修正案
を提示して、全会一致の採択を目指すアプローチです。

自由討議を提案した浅倉委員からは委員会としての意見書案
提示のため、その場で「浅倉案」が示され
、それを基に自由討
議が進められました。

市議会公明党と政和会からは意見が出たのに対し、請願に
名前を連ねるフォーラム小平の2名と日本共産党委員からは
ほとんど発言がなく、浅倉案で概ね良の意見表明でした。

その後概ねよいと言った委員からの一部修正も容れて総務
委員会の総意として意見書案が委員長から提案され、それ
を基に請願者との調整が行われましたが不調となりました。

市議会公明党が示し、対立する立場の委員とも合意に至った
はずの修正意見書は、日の目を見ることなく残念ながら葬り
去られる結果となりました。

結局採決では、修正案に合意したはずの日本共産党と
フォーラム小平委員が修正前の元々の請願文書に賛成と
先祖帰り、政和会と市議会公明党が反対し、可否同数となり
委員長採決で不採択となりました。

しかしこのまま本会議に戻されると議長を除き賛成会派と反対
会派の議員数が14対13と逆転するため、今度はこの請願は
自動的に逆転採択となります。

今後は、なぜ賛成なのか、なぜ反対なのか明確なスタンスを
持つ事、また議論して導き出した合意は最大に尊重する姿勢
が極めて重要だ。

そうでなければ議会はいらないことになってしまうし、二元代表
など実体のないものとなってしまうからだ。

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◆廣瀬克哉 法政大学教授が公明党の議会改革にエール!〓弱者支援の役割をさらに!

2015年02月07日 | 議会改革への取組み

小平市議会の議会報告会にもご参加頂いた、廣瀬克哉 法政
大学教授が公明党の議会改革に大きなエールを送って下さい
ました。(2月5日付公明新聞1面)

行政とは違う現場の皮膚感覚の行動に大きな期待を寄せて
頂きました。




廣瀬克哉教授を招いての議会報告会の様子はコチラ

         
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◆大阪の泉大津市の議会運営委員会一行が視察に!〓小平市議会の議会改革を調査!

2015年01月28日 | 議会改革への取組み

27日火曜日午後、泉大津市議会の議会運営委員会ご一行が
私たち小平市議会の議会改革の視察に見えました。

泉大津市は人口約76000人、議員定数18人で小平市と
ほぼ同じ平成26年の3月に議会基本条例を施行しました。

田中議長、村岡副議長、高橋議会運営委員長を始めとする
9名の議員と3名の随行の皆さんです。

小平側からは議会改革委員長の虻川と立花・日向両座長が
説明のため出席しました。

小平の議会改革の経過と基本条例の特徴の説明の後質疑
となり、執行部と議会の関係、反問権について、議会報告会
の内容について、議決事件の追加についてなど意見を交換。

今後の改革を進める上で、当事者同士の貴重なディスカッシ
ョンとなりました。

終了後一行は仲町テラスを見学して宿舎に向かわれました。
泉大津市議会の皆さま大変お疲れ様でした



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