
で質問に立ちました。今回のテーマ4つを、順次紹介致します。


皆さん下記は何の写真かおわかりになりますか?一見何の変哲もないよく
ある蛍光灯に見えますが、実はこれ1本の蛍光灯の中身なのです。
冷陰極蛍光ランプといって、もともとはパソコンのディスプレイのバックライ
トとして開発されたストロー状の蛍光管2本が収まっている一本の蛍光灯
なのです。
●冷陰極蛍光ランプCCFL

CCFLと呼ばれるこの冷陰極蛍光ランプはその特性として、
◆消費電力が低い(一般の蛍光灯の60%程度)
◆LEDと同じく寿命が長く、約10年程度持つ
◆価格はLEDの3分の1程度
◆ランプ管が細く耐震性に優れる
◆冷陰極と呼ばれるように、発熱量が少ない
◆ちらつきが少なく目に優しい
私は、この冷陰極蛍光ランプCCFLを戦略的に採用することにより、
消費電力、電気代、CO2を劇的に削減できることを訴えてきました。
例えば、小平市の公共施設には約5万本の蛍光灯がありますが、仮に
この5万本全部を冷陰極蛍光ランプCCFLに交換すると、電気代、ラン
ニングコストが、1年間で合計約1億円も削減できる計算となるのです。
問題点として、照度が若干低いという点が上げられ、市としては、事務
所以外の廊下、トイレ、書庫、更衣室等に適するという見解です。
私は、一気に交換することが難しいのであれば、せめて全体の約9%に
あたる、廊下、トイレ、書庫、更衣室等に戦略的に導入を進める事により
それによって生み出された電気代、ランニングコストの圧縮分でエコスク
ール化を進めたり、小中学校の教室へのエアコン導入の財源として使う
事などを提案しました。
市はなかなか慎重な姿勢ですが、現在国の審議会でこの冷陰極蛍光ラ
ンプCCFLの検討が始まったとの報告があり、今後国の動向を見守りな
がら、グリーン購入のガイドラインに沿って前向きに採用を検討するとの
答弁がありました。
今後の採用に向けての動きを、楽しみにしたいと思います。


