内藤環境管理株式会社の”あなたの分析室”だより

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製品中のハロゲン分析について②(当社のハロゲン分析)

2010-02-05 19:41:08 | 技術情報 製品分析

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あむ:前回話していたハロゲンの分析のことだけど、前処理についても

   教えて欲しいな!

   塩素や臭素の分析というと、飲料水分析で使わせているイオン

   クロマトグラフ分析が思い浮かぶけど固体試料である製品分析

   ではどうしているの?

べん:金属分析の場合は酸で分解して装置に掛けられるように液化する

   よね?

   同じようにハロゲン元素も分析機器に掛けられるように水溶液に

   するんだ。

   具体的には、試料を密閉された石英管の中で燃焼させることで

   含有するハロゲン元素をガス化させて、そのガスを吸収液に吸収

   させてイオンクロマトグラフで濃度を測定するんだ。

あむ:原理は簡単に聞こえるけど、難しい分析なの?

べん:石英管燃焼法の他にもフラスコ燃焼法や酸素ボンベ燃焼法などの

   ガス化の方法があるけど、どれも爆発やコンタミネーション

  (外部から試料への汚染)の恐れが高くて、経験を有する分析だよ。

   当社の装置は燃焼からイオンクロマトグラフでの定量まで自動で

   行っているから、再現性も良く、それらの問題も最小限のリスク

   で済むんだ。

あむ:これが当社で所有している分析装置ね。

   左端がイオンクロマトグラフ、中が見える装置がガス吸収部、

   右端が燃焼部になるのね。

 

べん:当社の分析のメリットは他にもあるよ。

   自動で分析できるから、手分析のフラスコ燃焼法や酸素ボンベ

   燃焼法に比べると安全に多くの検体をこなすことができるんだ。

   大至急のご依頼にもお応えできるよ!

あむ:最近はますます自主規制が進んできているけど、それらの新しい

   分析ニーズに精度良く、いち早く対応して行くことが私たちに

   求められているのね。

   私も製品分析についてもっと勉強します!

内藤環境管理株式会社のホームページ

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