紀州のプーさん のんびり日記

当ブログのエピソードは適当に綴っています。
実際のストーリーとは違う事をご了解下さい。

A. Hitchcock Hour S1 #20

2013-02-17 | Alfred Hitchcock Hour
「裏切られた善意」

(ネタばれ注意)
弁護士の妻アリスは実家に帰省中。ある夜、悪夢にうなされていた。
実母も心配顔だが、たいした事もないと言い自宅に戻る。

帰宅するなり使用人の女性を呼び、家事をきっちりしているか問いただす。
でもそれでは物足りないとばかりに、一部屋そして一部屋とチェックする始末。
そして夫ジョンのタンスからヘクシトンという見たことのない薬品を見つけるが、
さして気にもせず元に戻す。

ある日アリスは友人のマジー宅に行く。娘のベティはアリスに懐いていたが
マジーはあまりうれしくないようで、娘に変な事を吹き込まないでと言う。

またある日アリスは弟のレオの家に行く。そこの息子コリンはアリスを完全
無視。それどころか母親のエディに「何故アリスはいつもうちに来るのか?」
と言うありさま。そして医師でもあるレオは帰宅する。やたらと咳をするレオ
にアリスは悪い病気では?と言いつつレオ邸をあとにする。

帰宅後、使用人に夕食の献立を聞いて文句をつけだす。
仕方なくアリスの言うメニューに変更するか聞くと、もういいと言い出す。

その日はジョンの友人ノートンが遊び(カードゲーム)に来るので、アリスは
一切口を挟むなと釘をさされるが・・・。

ノートンは帰り際ジョンに、「あんたの奥さんは本当に変わってるね。」と
言われる。

その後もアリスは「マジーは頭がおかしい。」とか、「ウォルターは生活苦で
株を売ったというが、あれは嘘で秘書との浮気に使った。」だとか・・・色々
勘ぐり出す始末。

ジョンもブチ切れ寸前で「これ以上ペラペラ他の家庭の事をあれこれ詮索する
ような事を言うと殺すぞ!」と言うが、それでもアリスはペラペラ・・・。


翌日、ジョンは図書館である本を読んでいた。そこにはヘクシトンという薬品
の事が書かれており、多量に服用すると幻覚作用が激しくなりそして・・・。

その後もアリスのおせっかいで余計なおしゃべりは治まる気配は微塵もなく、
ジョンは車で外に連れ出す。

レオは戦争で大怪我をして帰国しそれが元で悪性の肺炎になり、かなり進行して
いるとの事。それでも気を紛らわせて仕事に励み、家庭での支えもあって
がんばっているのにアリスが横からしゃしゃり出てきて、もう死ぬかもとか縁起
でもない事を言うと誰でも怒るだろうと説教する。だがアリスは心配して言って
いるのに向こうが怒ってるとか言いだし、全然悪びれるどころか自分の正当性を
主張するありさま。

遂に我慢の限界を超えたジョンはアリスが毎晩飲むココアにヘクシトンを
タップリ入れる。(おいおい!)

その夜、アリスは再び悪夢にうなされる。しかし今度は滅茶苦茶激しい夢を・・・
そして苦しみだし・・・

チャンチャンっておいおい!終わりかい!なんやねん、これは?金返せ!って
テレビだよ。アリスは死んだの?どうなのよ?

それなら毒を盛らんでも離婚とかしとけよ!弁護士だろ!
怒ってばかりですいません。

ちなみに空気を読めないうるさいババァ・・・いや失礼!そのアリスを演じたのは
同じヒッチコックのこちらは名作映画「断崖」のJoan Fontaine。
このお方、お父さんが東京帝国大学(現:東京大学)の教授をされていた関係で
1917年に東京府(現:東京都)生まれで、御年95歳でご健在です。
それにもビックリですね。

では、また




コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。