キャッスル ～ミステリー作家は事件がお好き7 #20 「記憶の断片」

「記憶の断片 / Sleeper」

(HPより)

キャッスルは毎晩、失踪中の出来事を夢で見るようになっていた。ベケットに

うながされてセラピーを受けると、細かい部分まで思い出すことに成功。その

内容を手がかりに、失踪中はタイにいたらしいことを突き止める。さらに、夢

で銃撃されているさなか、アクション映画のヒーローさながらに助けにやって

きた男性を特定。失踪の真相が明らかになる期待を胸に彼の自宅を訪ねると、

予想外の発見が待ち受けていた。

(以下、ネタバレ）

キャッスルはベケットの紹介で彼女が以前受診した精神科医バークのセラピー

を受ける。その時の夢診断で見た車のナンバーからタイ北東部のチェンマイと

判明する。更に夢で見たトロフィーは高校時代の弁論大会で貰った物だった。

それを一緒に受け取ったフィリップが関係していると睨む。封印していた失踪

の記憶を辿ろうとするキャッスル。マーサは不安を隠せずベケットに相談する。

キャッスルはフィリップに会ってタイでの事を聞くが、バンコクには行ったが

チェンマイには行ってないと言われる。キャッスルは夢で見たチャック・ノリ

ス似の男に執着し条件が一致するパワーズという男の家に向かう。ベケットは

半信半疑だったが、空いている室内に入るとパワーズは射殺されていた。その

彼はストリップ劇場に通っていたのがわかり、ご指名の美女ストリッパーに話

を聞く。「彼は優しかったわ、ウフフフ・・」とニヤつく。そしてパワーズの



軍隊時代の仲間が彼に会いに来ていたと言う。その男はキャッスルの夢に登場

した男と一致する。パワーズの現場付近で犯人が使用したと思しき手袋とパワ

ーズの歯を発見する。指紋から犯人はロシア最強の殺し屋ゴロフキン。ベケッ

ト達はパワーズの現場に戻ると今度は美女ストリッパーが射殺されていたのだ。

キャッスルはパワーズが足繁く通っていたカフェに出向くと、夢の中で瀕死の

重傷を負っていた男を見かける。ヒラルと名乗るその男はアルカイダの元幹部

で足を洗ってアメリカで第２の人生を送ろうと画策していた。だがそれがアル

カイダの殺し屋ゴロフキンにバレて狙われていた。それで身を守る為に狙われ

ない大物との同行を求めていた。その大物が作家であるキャッスルだと言う。

ヒラルは迎えの車で去ってしまう。だがキャッスルの元にゴロフキンが来て銃

を構える。絶体絶命だが、キャッスルがタイで一緒だったジェンキンスに助け

られる。一連の出来事が理解出来ないキャッスルは説明を求める。実はアルカ

イダが米国攻撃する情報を得ていて、その詳細をヒラルが握っていた。だが彼

への迎えが殺害されてしまい、一刻の猶予もなかったので大物作家のキャッス

ルに白羽の矢が立ったと言うのだが・・。そして「この話は誰にも言うな！。

他言は無用だからな」と釘を刺していく。事件解決後、とりあえずは一区切り

ついたのでキャッスルとベケットは祝杯をあげて、その後は今宵も夜の２回戦

に突入する（あんたら毎晩やるんかい？）。



(今回は・・・）

最後にキャッスルがいみじくも言っていたように、空白の２カ月の謎等の疑問

が残ったのでこのエピソードにはまだ続きがあるような予感がしますね。

では、また