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建通新聞より「竜巻に備える3ステップ」第7回

2013年06月18日 | 相模原事務所便り
一人親方労災 神奈川建設ユニオン


こんにちは
相模原事務所の細野です。

建通新聞のコラムより



現場に生かす天気の話
第7回 竜巻に備える3ステップ


 2012年5月6日、茨城県や栃木県で同時多発した竜巻により、国内では最大規模の被害が発生しました。
 竜巻は、ゲリラ豪雨をもたらすような発達した積乱雲に伴い発生します。詳しいメカニズムはまだ解明されていませんが、発達した積乱雲の強力な上昇気流に、何らかの影響で回転が生まれると発生しやすいと言われています。
 竜巻は、局地的かつ短時間で発生するため「いつ・どこに」と時間と場所を限定して予測することが難しい現象です。
 現場で竜巻に備えるためには、まず、竜巻が発生しやすい気象状況かどうか、把握することが大切です。天気予報で「大気の状態が非常に不安定」という注意喚起があった場合は要注意。過去のデータから、台風接近時や低気圧・前線の通過時に発生することが多いことが分かっています。「台風の接近」や「低気圧・前線の通過」も竜巻が発生しやすい気象状況と言えます。これらの情報は早ければ前日から把握することができます。
 次に、気象庁の竜巻ナウキャストや民間気象会社の竜巻予測メールを使い、現場周辺の竜巻危険度を確認しましょう。
 最後に、作業中も天気の変化に気を配り、いち早く「竜巻の前兆」を捉えることが大切です。竜巻の前兆は①突然空が暗くなる②急に冷たい風が吹いてくる③雷鳴が聞こえる④大粒の雨やひょうが降り出す―の四つ。これらの現象が現れた場合は、竜巻をもたらすような発達した積乱雲が現場近くに迫っている恐れがあります。プレハブや橋の下ではなく、コンクリート製の頑丈な建物へ非難し、近くに建物がない場合は、水路やくぼみに身を伏せ、頭と首を守りましょう。
 竜巻には①気象状況の早期入手②竜巻ナウキャストや竜巻予測メールの活用③竜巻の前兆を見逃さない―という3ステップの対策を心掛けましょう。


執筆者プロフィール

ライフビジネスウェザー 気象予報士 櫻本美香




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