年寄りの冷や水

川柳「急ぐならメールより走れ社内ラン」アナログ親父

渋谷

2016年01月29日 | Weblog

渋谷をぶらぶらしていると109から東急百貨店の本店にいく文化村通りの左手にあるくじら屋の

先に「恋文横丁此処にありき」という碑がありました。渋谷駅のハチ公口を出て、文化村通りがはじまるところです。

大学時代、通学の乗り換え駅であったため毎日のように仲間とお茶したり、食事をしたりしたところで懐かしく思い出しました。

「恋文横丁」という呼び名は、丹羽又雄の「恋文」という小説が映画化されてから有名になりました。

朝鮮戦争当時、日本に配属された進駐軍のアメリカ兵が停戦後帰国した彼等にあて、

英語のできない女性のために、アメリカ兵相手のラブレタ-を書く代書屋があったことに由来し、

小説で、主人公はここで代筆を商売にしていましたが、代筆屋があったかどうか記憶にありません。小さな中華料理屋や

飲み屋がありました。汚い店でしたが学生の小遣いで腹を満たすのには十分美味しくて安いものでした。

実際の横丁は、昭和40年に焼けて、今は109が建っています。109ができる前は、文化村通りから道玄坂へ

100m足らずで抜けられる小路が残っていましたが、今は碑が残っているだけです。

また、JRと井の頭線を結ぶマークシティ内の連絡通路に、岡本太郎の「明日の神話」という壮大なスケールの壁画(長さ30メートル、高さ5.5メートル)

がありますが、立ち止まってじっくり見る人は少ないです。(妻と待ち合わせのためじっと眺めていました)

この「明日の神話」は、メキシコで建築中のホテルから依頼を受けた岡本太郎が制作した作品でしたが、依頼主の経営状況が悪化したため、

ホテルは未完成のまま放置され、納品された作品も行方不明になっていましたが、30年以上たったH15年、メキシコシティ郊外の資材置き場で発見され、

発見から3年後のH18年に修復が完了。H20年11月に、渋谷に設置されたものです。

                       

                             柱が邪魔になって全体を撮るのは難しい

     



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