うこん桜、カラー、アイリス、クロッカス
ハナズオウ、色々と有難うございます。
お客様が日田出身、長三洲先生の本を読んでいらしたので、
私も読みかえしてみました。
広瀬淡窓先生の一家に愛され貧苦に打ち勝ち、
本当に抜群で神童と呼ばれ、才鋭く気雄く、
論峰は立ち向かうことが出来ないほどであり、
青年期は憂国の情深くして遊説を学び、活史を調べ
活学を講じた壮年期は恩師、広瀬淡窓の経世の跡を
基盤に勤王倒幕と維新の諸制度の参定に勲労があった、
しかしただ高潔な性はその功名を真に投げ打ち、老年期には
沈着寡黙、和気藹藹として、1日で人の親愛の情を抱かさせた
少年の才子はこのように師の教えをよく守って、
常に自分より優れたものと交際し、日に就き、日に将み、
老人となるまで継続し才翁として、人生を全うしたのであった。
簡潔な文、深く優雅な詩、勇壮にして重厚な書、詩や書とともに
精神的なものをにじませる、画などの遺墨はいずれも願真卿の忠節と
蘇東披の文学と同様に尊ばれ、愛蔵する足るものであり、
後世に永く語り伝えなければならない人物である。とあり、
日田の地は何かすごい者があると改めて感じたことでございます。