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つうこのなにげない日々

札幌のおいしいもの、あちこちお出かけ、映画、音楽の感想、ボランティア、その他日記風なんでもあり・・・

私の男 桜庭一樹著

2009-10-11 14:59:57 | 読書感想
直木賞受賞作

9歳の「花」は奥尻島に住んでいた。
南西沖地震で家族が津波に襲われて亡くなる。
ただ一人生き残った花は親戚の腐野淳悟に引き取られる

紋別で海上保安官をしている淳悟と暮らし始める
養子縁組をして親子になった二人は仲良く暮らす

本家の大塩のじいさんが、このままでは花がダメになると思い
旭川の親戚に行くように花に言う。

淳悟と離れたくない花は、大塩のじいさんを殺す。
そして二人はふるさとを捨てて、東京で暮らすようになる。
惇悟が花を引き取った25歳も近ずき、
花にも縁談が持ち上がる。

親子の一線を越えているのだが罪の意識は感じられない
不思議な親子のお話です。