つうこのなにげない日々

札幌のおいしいもの、あちこちお出かけ、映画、音楽の感想、ボランティア、その他日記風なんでもあり・・・

告白 湊 かなえ著

2009-10-07 23:58:21 | 読書感想
シングルマザーで、教師をしている悠子先生は
事情があって、つれてきた娘の愛美がプールに落ちて死亡する。

警察は事故死で片付けるが、先生は殺されたと判断し犯人を捜す
自分のクラスの生徒だと確信し、復讐する。

エイズに感染した人の血液を牛乳に混ぜてその生徒に飲ませる。

3学期、最後の日にクラス全員の生徒に別れを告げながら、
その事(犯人のA君と、B君の牛乳に血液を入れた事)を
告白する。

新学期が始まって、B君は学校に来なくなる。

新しい先生も「熱血先生」で、学級委員の美月と、毎日のように
B君の家にノートを届けにいく。

追い詰められたB君は母親を殺す。

もう一人の犯人、A君は「処刑マシーン」と名付けた触ると電流の走る
機械(おもちゃ)や爆弾を作っている

最後はこの爆弾が、A君の母親を殺す事になる。

悠子先生は復讐を遂げるのだが・・・

この小説では、様々な母子関係が書かれている。
子を思う、母の気持ち、母を思う子の気持ちがかみ合わない
悲劇が書かれていると思う