中国の真実をお教えします

 ◆マスコミが報じない中国の真実◆

中国国宝「カワイルカ」が絶滅の危機

2012年04月24日 | ■中国の環境問題

中国国宝「カワイルカ」が絶滅の危機

 

【新唐人日本2012年4月23日付ニュース】中国第二の淡水湖・洞庭湖の生態環境が悪化を続け、最近、たて続けに12頭のカワイルカが死亡。カワイルカの数はパンダより­も少なく、洞庭湖に生息する数は100頭未満にまで減少し、絶滅が危惧されています。

3月3日から4月15日まで、湖南省に位置する洞庭湖で、12頭のカワイルカがたて続けに死亡。うち、9頭は1週間の内に死亡。

中国メディアの報道によると、死亡したカワイルカの共通点は、"消化器内に食物が全く入っていない"点です。初歩的な分析では、伝染病、中毒、または餓死が疑われているそ­うです。

長年中国の環境問題に注目してきた作家・鄭義さんは、カワイルカの大量死は生態環境の破壊に関係すると指摘。特に、三峡ダムによって、長江の生態環境が徹底的に破壊された­と述べます。

海外在住作家 鄭義さん
「カワイルカの大量死亡は明らかに三峡ダムと直接的な関係があります。ダムの建設によって下流の鄱陽湖や洞庭湖が深刻なダメージを受けています」

鄭さんによると、アメリカでは鮭の母川回帰を妨げないよう、最大のダムを取り壊しているそうです。一方、中国では環境破壊も顧みず、三峡ダムの建設を強行。一部の利益集団­が暴利を貪るために、国や国民の利益を損なっていると指摘します。

海外在住作家 鄭義さん
「(中共は)利益のために人の死活も顧みず、国家や民族の未来も顧みません。これは知識云々の問題ではなく、利益の問題で制度の問題です」

カワイルカは中国の二級保護動物で、長江の中・下流の洞庭湖や鄱陽湖、および長江の主流に生息しています。

2006年のデータによると、長江のカワイルカの数は1200頭から1400頭。うち、およそ200頭が洞庭湖に生息。しかし今年1月の統計では、洞庭湖のカワイルカの数­は85頭に減少。

専門家によると、今の状況が続くと、長江のカワイルカは15年以内に絶滅するそうです。三峡ダムが魚類の回帰や繁殖を妨げているため、一級保護動物のチョウザメも絶滅の危­機に瀕し、現在は人工養殖されているそうです。

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2012/04/20/a689512.html. (中国語)


中国 各地で地盤沈下被害深刻

2012年02月23日 | ■中国の環境問題
中国 各地で地盤沈下被害深刻


中国 各地で地盤沈下被害深刻

【新唐人日本2012年2月22日付ニュース】中国では近年、50都市以上で地盤沈下による被害が出ています。主な原因は、地下水の過剰採取と高層ビルの建設が挙げられています。専門家は、政府が責任をもって改善措置を取るべきだと指摘します。

18日、ミニブログに上海の環球金融センターと建設中の上海中心ビル付近の地面に生じたひび割れの写真が掲載。長さは8メートルに上るひび割れは、市民の不安を招いています。

同済大学地下建築と工程学科 蒋明鏡教授
「技術に勿論問題がありますが、多くの措置が行き届いていないのも関係します。
投資者側が何かをしたい時、強いほうの言い分が通るので、このような状況が生じます」

上海地質調査研究院のデータによると、1921年から1965年まで、上海の市街地は1.69メートル沈みました。現在、上海にはおよそ8000棟の高層ビルがありますが、高層ビルの建設も地盤沈下の原因の一つだと指摘します。

同済大学地下建築と工程学科 蒋明鏡教授
「上海の地下水位は比較的高いので、地下水を抜いてから施工すると、水位が下がり地盤沈下が生じます。その後、地面を掘りビルを建てます。そうするとまた地盤沈下を引き起こします」

一方、西安市では地下水の過剰採取によって、深刻な地盤沈下が現われ、ここ10年では、毎年7cmずつ沈下しています。地面のひび割れによって橋の橋脚もひび割れています。また、このバスケット・コートの地面にできたひび割れはすでに一年になり、もう使えなくなっています。

蒋教授は、各地の地盤沈下の原因をこう述べます。
 
同済大学地下建築と工程学科 蒋明鏡教授
「原因は二つに分類できます。一つは地下水の過剰採取、市民の使用水以外工業用水などで、地下水位が下がります。もう一つは、工事や工事の措置と関係あります」

中国メディアによると、中国全土で20cm以上の地盤沈下が発生している面積は、7万9千平方キロメートルに上るそうです。

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2012/02/21/a662762.html.  (中国語)

水不足,地下水,干ばつ,地盤沈下

地下水の過剰採取で地盤沈下 北京

2012年02月09日 | ■中国の環境問題
地下水の過剰採取で地盤沈下 北京

【新唐人日本2012年2月9日付ニュース】深刻な水不足に陥っている北京では、使用水の3分の2を地下水の採取に頼っています。2003年からは、一旦使い切ると補充の­効かないカルスト水と呼ばれる深層地下水の採取を始め、5箇所のうち3箇所の水がすでに底をついているそうです。専門家は過剰採水による地盤沈下の危険性を指摘します。

報道によると、北京で使われる水は、3分の2を地下水に依存。毎年の採取量は25億立方メートルに達します。北京の水問題専門家・王建さんによると、北京では連続12年間­降水量が減少し、密雲ダムの水位も減少。過剰採水で地盤沈下が起きていると指摘します。

北京水問題専門家 王建さん
「水は毎年減少し、人口は増えているので、地下水で解決しています。今は地下鉄や ガスなどのケーブルやパイプが地下にあり、通信ネットワークもです。地面沈下が不均一だとパイプなどが断裂し、損失は甚大です。北京の水道管の毎年の新設工事のうち 3割は地面沈下の不均一によりパイプなどが断裂して生じる損失です」

不完全データによると、現在北京のカルスト水の年間採取量はすでに2.5億立方メートルを超えるそうです。王さんによると、カルスト水は通常戦争などの非常時に使われます­が、北京では2003年から、"緊急時の供給"の名目で採取しているそうです。

北京水問題専門家 王建さん
「数百メートル深さの地下水です。カルストのような深層水は一旦使い切ると完全になくなります。北京ではすでに5箇所で採水を始め、うち3箇所はすでに底をついています。­一旦 使い切ると補充はできません。普通の地下水は採取しても徐々に回復しますが、この種の水は戦争の時だけ使います」

カルスト水とは、石灰岩などの水に溶けやすい岩石が腐蝕してできた隙間や洞窟の中に溜まる水で、その分布は極めて不規則だそうです。北京地質調査部門のデータによると、北­京では毎年5億立方メートルのカルスト水の採取が可能だそうです。

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2012/02/04/a654550.html  (中国語)

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