東京大学を目指した人口知能(AI)「東ロボくん」開発チームが
大学入学入試センター試験の模試で文系型5教科8科目の成績が
東大の合格ラインに届かなかったと発表した。
センター模試は合計525点で偏差値は57・1。
東大2次の模試で世界史の問題の趣旨を理解できずに
取りこぼし全国平均をわずかに上回る程度だったそうだ。
ヤレヤレ、
まだそんなもんか・・・と何だかホッとした。
最近、チェスどころか囲碁にまで人工知能が勝ったなどと
世間が騒いでいたが、私にはなぜ人間と人工知能を
闘わせるのか正直言って理解できなかったし
何だか、そのニュースはまるで人工知能に
人間が支配される不気味な未来を人間が喜んで
いる感じがして、受け入れ難い事だったのだ。
元来、将棋や囲碁などは
人間同士の娯楽として始まったものなのに
なぜ、人工知能と闘う必要があるのだろう。
オリンピックなども人間同士が切磋琢磨して
競いあっているから感動できるのだ。
オリンピックで人間と人工知能がたたかっているところを
想像しただけで気分が悪くなる。
近い将来、東大合格の知能を持つAIも出現するだろうが
それが何になるのだ。
AIを作れる人(研究開発する人)だけが知能を磨き
一般の人間に学習する事や考える事を止めろと言うのか???
戦争兵器になるAIや人間の楽しみを奪うAIは要らない。
身体の不自由な人の不自由な部分を補うAIや、
介護のできるAIなら大歓迎だ。
AIを研究している人たちにお願いしたい。
AIは普通の人がより快適な心豊かな生活を送れるように
研究開発して欲しい。
だから、今回のニュースは私にとっては溜飲が下がる想いだった。
再度、AIの研究者たちに言いたい。
もう無駄なAIは作らないで欲しい、と!