数日前、大阪で用事があり、
近鉄電車に乗り上本町六丁目まで行った。
目的地はバスでは行きにくい所だったので、タクシーを利用しようと
思い、上六の駅でタクシー乗り場を探した。
で、少し前に出来た新歌舞伎座の前にタクシー乗り場があったので
そこへ向かった。
が、タクシーが一台も停まっていなかった。
5分ぐらい待ったが来ない。
前方の道を見ると空のようなタクシーが何台も走っている。
なぜこちらへ来ないのだろうと思いつつ、道に出て、タクシーを
拾い、乗った。
運転手さんにタクシー事情を色々聞いた。
タクシー会社は何社もあるが、新歌舞伎座前に乗り入れてもいいのは
近鉄タクシーだけ、とのこと。
なぜなら、敷地が近鉄のものだから、というワケである。
「○○には●●のタクシーしか入れない」など色んな規定が
あるらしい。
私は駅の近辺は基本的にどのタクシーでも乗り入れ停車可能だと
思っていた。
高級を売りにするホテルは乗り入れ可の車を決めているだろうと
考えていたが、どういう規則があるのか知りたかったので
「あの～、ホテルとかも決まりがあるのですか？」と
訊くと
「大阪ロイヤルホテルは△タクシー、▼タクシー、個人タクシーなど。
と決まってますよ。ホテルなどに入るには上納金が要るんです。
ま、会社の経営者の努力というものもありますが。」と
そのタクシーの運転手さんが答えてくれた。
へ～、知らなかった。
大手のホテルは、例えば、いい車を使っている会社とか
乗務員が難しいテストをクリア（例えば、かなり地理に詳しいなど）している
会社など、と提携しているのでは？と思っていた。
韓国では、「模範タクシー」と「一般タクシー」があり
「一般タクシー」のほうが少し乗車料が安いようだ。
が、ガイドブックには「模範タクシー」のほうが安全なので
そちらに乗るようにと書かれている。
少しまえに南米エクアドルで新婚夫妻が乗ったタクシーが
ホテルと提携していない強盗タクシーだったという怖い事件も
あったが、日本では、普通にどのタクシーに乗っても
怖い目に遭うという話は私は聞いた事が無い。
（過去に事件があったかもしれないが）
それにしても今回、上六のタクシー乗り場にタクシーが
来ず、かなり待つと言う経験をした為、タクシー業界の裏（？）が
少し判った。
世の中には色んな裏がある。
仕事の中身は夫の仕事と自分の経験した仕事ぐらいしか
判らない。
よって、色んな人と出会い、その裏話を聞くのはとても
興味深い。
スポーツやＴＶドラマや映画やその他諸々の事も
光の当たっている部分より、その舞台裏を見るのが
好きな私。
例えば、浅田真央選手が華麗にスケートを披露しているのを
見るより、彼女が、そこまで到達するのにいかに努力を重ねて
来たかを知るほうが楽しい。
タクシーの話から、横道に話がそれてしまった。
夜も更けてきたので、もうコレ以上長々書くのは止めにしよう。
色んな事の裏話はまた次の機会に。
では、皆様、おやすみなさいませ。
来月もいい月でありますように。
