絞り

　　　　　　　　　　　　　　　　　「有松絞り」

　　　　　　　　　　　　　　　　　藍と白の妙味が日本人に好まれる絞りですね

　　　　　　　　　　　　　　　　　蜘蛛絞り　鍜(しころ)絞り　嵐絞り

　　　　　　　　　　　　　　　　　・・・など何種類もあるそうです

　　　　　　　　　　　　　　　　　友達の娘さんはこの有松絞りに魅せられて

　　　　　　　　　　　　　　　　　大学院までいって勉強していました

　　　　　　　　　　　　　　　　　時々　素敵な個展も開きます

　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　聞くところによると残念ながら

　　　　　　　　　　　　　　　　　この伝統の有松絞りの後継者がいないようですね



　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　今日も相変わらずの猛暑日

　　　　　　　　　　　　　　　　　出かけるのも億劫だし・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　熱中症になっても大変だし～

　　　　　　　　　　　　　　　　　こんなに暑い日は家で静かに過ごすのが得策！　〔笑〕





　


　　　　　　　　　　家事が終わってから手元にあった「季刊銀花」を開く

　　　　　　　　　　１９７９年発行　第３８号（夏）の雑誌　定価は９５０円


　　　　　　　　　　日本　インカ　アフリカ　蒙古　インド　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　インドネシアなどの絞りを特集


　　　　　　　　　　日本古来の染色技術かと思っていたら

　　　　　　　　　　世界中にこんなに素晴らしい「絞り」があったのですね





　


　　　　　　　　　　　今から一千年程前のインカの絞りの布

　　　　　　　　　　　右は木綿のベ－ル　左は毛織物で

　　　　　　　　　　　ミイラを包み土中深く埋もれていたそうです

　　　　　　　　　　　それにしても色鮮やかですね





　


　　　　　　　　　　　直線と曲線で構成されていて

　　　　　　　　　　　１１種類もの模様で埋め尽くされているそうで

　　　　　　　　　　　日本の藍染めようなアフリカの藍の絞り染め



　　　　　　　　　　　害虫の多いアフリカでは「藍」は貴重品





　


　　　　　　　　　　　　蒙古絞り　チベット絞りと云われているフエルト製の絞り





　


　　　　　　　　　　　　　ジャワ島の絞りの肩掛け

　　　　　　　　　　　　　絞りは肩掛けなどに用いられ舞踊の衣装に欠かせない物





　


　　　　　　　　　　　ひと目絞りと疋田（ひった）鹿の子

　　　　　　　　　　　何ひとつ道具を使わず指だけで絞る京鹿の子






　


　　　　　　　　　　友禅に鹿の子絞りをあしらった贅沢な小袖



　　　　　　　　　　この雑誌には詳しく「絞りの発想」や

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「絞りの歴史」が載っています

　　　　　　　　　　約３０年前の雑誌ですが・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　年月が経っても興味深く読み応えがある雑誌ですね

　　　　　　　　　　時間の経つのも暑さも忘れて・・・・