奈良 元興寺地蔵会万燈供養

　　　　　　　奈良元興寺では毎年８月２３日　２４日に地蔵盆万燈供養が執り行われています

　　　　　　　今年は台風１９号と２０号の影響で２３日の行事は一部中止になりました

　　　　　　　２３日にお参りの予定でしたが今日２４日行って来ました

　　　　　　　１７時から世界遺産国宝の本堂極楽堂（曼荼羅堂）で地蔵尊供養が行なわれます

　　　　　　　本堂の智光曼荼羅の前に地蔵菩薩を２体お祀りし読経を奉納されます

　　　　　　　堂内に各地から奉納された書面に貼った墨跡揮毫絵画の行灯に点火されています

　　　　　　　堂内は撮影厳禁のため情景をご覧頂けないのが残念です

　　　　　　　法要後本堂を退座して境内の浮図田（ふとでん）での水塔婆供養に向かわれる

　　　　　　　お招きした興福寺　白豪寺　般若寺　新薬師寺さんその他関係寺院の僧侶様たち

　



　　　　　　　浮図田のでは水塔婆供養が行なわれます

　




　




　


　　　　　　　
　　　　　　　　輪塔形の塔婆（経木）に祈願を墨書きし浮図田前庭にて一枚づつ供養を加持し

　　　　　　　　一番奥の祖師苑で浄水をかけて水塔婆供養をして下さいます


　　　　　　　　浮図田とは　

　　　　　　　　石塔や石仏（浮図）類を田園ように並べた中世の供養形態のこと

　




　




　　　　　　　　陽も落ちて境内もうす暗くなってきた頃　１５００体余りあるといわれる

　　　　　　　　浮図田の石塔や石仏の灯明皿に点火されます

　　　　　　　　菜種油に入れられた藺草（いぐさ）の芯に点火されます

　　　　　　　　点火皿には家内繁栄や子供たちの健やかな成長を書いて祈願してあります


　




　




　


　　　　　　　　　浮図田の石塔やお地蔵さんの間には桔梗の花が自然に咲いていました


　　　　　　　　　すっかり暗くなった元興寺境内は灯明皿のやわらかい光が静寂な

　　　　　　　　　幻想的な雰囲気を醸しだしています


　




　




　




　　　　　　　　　　




　　　　　　　　　　




　　　　　　　　　　




　

　　　　　　　　　浴衣姿の小学生ふたりの姉妹がお母さん手作りのオリジナルの帯を

　　　　　　　　　結んでお参りに来ていました

　　　　　　　　　とてもお行儀よく素直で可愛いかったので撮らせていただきました

　　　　　　　　　もちろんお母さんにはブログUPも了解済みです〔笑〕