日々好日

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末富さんのお干菓子

2018-05-06 | 旨いもの 名物 特産物 


        末富ブル-とよばれる水色の地に京の花や檜扇を描いた意匠の包装紙に

        包まれた末富さんのお干菓子を贈っていただきました

  


        末富さんの初代は京の老舗菓子舗「亀末廣」で修業された人だそうで

        寺社や茶道のお家元の御用も司って居られます

        三代目主人の山口富蔵さんは伝統の手法で京の歳時記を表現した和菓子を

        試行錯誤されて美しく上品に仕上げて提供されています

        NHKTVにも出演されたり各地で講演されて和菓子の魅力を広められています

        お干菓子はデパ-トや通販でも手に入りますが・・・・

        お茶会の和菓子(主菓子)は注文すれば当日こしらえた菓子を届けて下さいます

        朝早くお茶会のお手伝いに行く途中で木綿の風呂敷包みを両手で

        大事そうに抱えて茶会の始まる前までに届けて下さる姿をお見掛けした事があります

        茶会はいつも末富さんの主菓子を頂くわけではありません 高価です〔笑〕

        それでも初釜は毎年主菓子もお干菓子も末富さんの和三盆の干支 千代結び 

        洲浜の松等と供され初釜の楽しみのひとつでもあります


        今日届いたお菓子は「うすべに」「野菜せんべい」「両判(りょうばん)」の

        詰め合わせです

  

  


  

        薄い麩焼きの間に梅肉をはさんだ薄紅色の風情ある少し甘ずっぱい味です



  

        「野菜せんべい」は玉子せんべいに「巨椋池のれんこん」「堀川ごぼう」

        「鹿ヶ谷のかぼちゃ」「鞍馬のさんしょう」「壬生の水菜」などの

        京野菜を薄くして焼き上げた煎餅です

        木の芽の香り ごぼうの醍醐味 蓮根の清浄の三種が好まれています



  


        両判(りょうばん)とは大判二つの意味だそうです

        京には両替町 江戸には金座 銀座がそれぞれ扱い所であり造り場所でもあり

        また両判は良晩にも通じ 春は一刻価千金 秋は長夜の宴と人生を楽しむ時で

        この両判は酒茶相伴味と末富の風流煎餅の内の天狗煎餅だそうです(栞より引用)

        
        今日の頂き物は先日東京の「神田明神」で結婚式を挙げた友達の娘さんに

        心ばかりのお祝いをしたのでご丁寧にその内祝いの品でした

  




  


       羽織 袴の新郎さんは外国の人です 羽織 袴の正装は新郎さんの希望だそうです

       新婦さんも綿帽子と白無垢の純日本式で挙式 五月晴れのお目出度い佳き日ですね

       きれいなお顔がお見せ出来なくて残念ですが・・・後姿のみでご容赦を〔笑〕

       今日の感動を忘れずに末永くお幸せに・・・・・



       追記

       末富ブル-と云われる澄んだブル-の包装紙の意匠は大正から昭和にかけて

       活躍した池田遙邨という日本画家が描かれたものだそうです

 




 


 

      

       

   


        

        

        




        

         

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2 コメント

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ありがとうございました (granbina-h)
2018-05-06 21:30:17
爽やかな水色の包装紙、美味しそうなお干菓子
目の保養になりました

そして、外国の方の日本の神社での結婚式の様子
興味深く拝見しました(^^♪

末永くお幸せに・・・
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和菓子 ( 日々好日)
2018-05-07 21:01:30
末富さんの和菓子は上品で見映えもお味も奥深いですね
お茶会で一席目に頂く主菓子は至福のひと時です

結婚式の写真は何枚もあるのですがお目出度い時のお顔に
モザイクをかけるのも失礼なので差障りのないのにしました
新郎さんのご両親にも可愛がられて幸せいっぱいだそうです

友達は英会話をもっとスム-スに話せたらもっと楽しいのに・・・と後悔してました〔笑〕
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