KIRA KARACHO/唐長の奏でる唐紙の音

唐紙屋「唐長」唐紙師トトアキヒコが奏でる光りと音…「唐長美術館」への軌跡

101回目の挑戦

2013-05-28 09:30:27 | 思い


扉は、開かないと開きません。


KIRA KARACHOというブランドは、モノを売るための存在ではない。
ぼくたちは、モノづくりするためにモノづくりをするわけではなく、夢のためのモノづくりをしている。
そしてこのことは、あらゆる時に指針となり大きな意味を持ってぼくたちを導いています。

生きる上で、夢や志が如何に大事なことか。
青臭かろうが、絵空ごとに見えてようが、見えない人には見えていないだけのことであり、ぼくには、全く問題ではない。非難や批判や懐疑的なことばを投げつけられようが、ぼくは、これまでぼくの道を邁進してきた。そして、やろうとしていたこと、やらなきゃいけないことリスト叶えてきた。
もちろん、まだ道半ばである。

夢に向けて100回失敗したとしても、100回失敗するだけじゃありません。
100回失敗した分だけ夢の実現へと近づいているんだと思っている、ぼくは。
もし、101回目に実現することが見えていれば、きっと多くの人が101回目に挑戦するでしょうね。
しかし、現実は、実現することが見えていないことが多いし、数回の失敗で何度も失敗したなんて、やらないための言い訳をして生きてゆく。
不安だし、怖いし、躊躇うし…

しかし、そこで自分が問われるのです。

見えないからこそ、信じてみる、自分をそこに賭けてみる。


だからこそ、もう1回やってみることが大事なんだと思う。
夢の力を信じて。

夢は、叶うものじゃないです。
勝手には叶いません。
夢は、叶えるもの。

人任せなんかではなく、もっともっともっともっともっと、主観的なものです。

ぼくには、まだこの先の夢があるのでもっと、力をつけなければと思うのです。
自由に夢を描くには力もいります、そして、やりたいことをやるために、伝えたいことを伝えるためには、世界への発進力、影響力も高めてゆかねばならないし、独りよがりではあきません。
もっと仲間が必要だから。
そのためには、これからチームや同士の開拓にも、より一層チカラを注がねばならないと思っている。チームが力強く動くのは、ひとりひとりが自発性を持ち、目的を遂行することの意義に同意したときである。ビジョンの共有ができれば、目標にむかってまい進したり、仕事が楽しくなったり、不可能を可能にするための革新が生まれる。

夢のために、大いに力をつけようと、ぼくは思うのです。




(KIRA KARACHOメンバー募集について)
規定の履歴書に必要事項を記入の上、応募動機を添え、郵送にてご応募下さい。
メールで応募されても結構ですが、必ず3ヶ月以内の顔がわかる写真を添付してください。
書類選考を通過した方のみ、こちらからご連絡します。

1:SHOP接客
3年以上サービス経験のある方(業種は問いません)
勤務地:阪急うめだ本店1階 KIRA KARACHO SHOP

2:アトリエ補助
オンラインショップのサイト及び商品管理、事務・荷作り梱包作業及び唐紙の制作補助。社会人経験が3年以上あり、 次の条件を幾つか満たす方、歓迎します。

   Illustrator、Photoshop、Word、Excelが使用できる方
   ECサイト運営の経験のある方
   掃除、整理整頓が好きな方
   美術に興味のある方
   経理・総務・秘書などの業務経験のある方
   英語での業務が可能な方



上記全て、一定期間の研修期間を経たのち、社員登用の道あり。
諸条件は、面談の上、応相談になります。


お問い合わせ
アトリエ KIRA KARACHO (株式会社雲母唐長)
メールアドレス:info@kirakaracho.jp









5月28日
唐紙師トトアキヒコ

唐紙を世界へ

2013-05-25 13:42:17 | KIRA KARACHOブランド


世界を舞台に活躍されているデザイナーさんPATRICIA URQUIOLA (パトリシア・ウルキオラ)とKIRA KARACHOのコラボレーションプロジェクトをスタートさせました。先日、西武渋谷店で記者発表しました。

彼女のデザインをもとに、今の時代の世相を反映した新しい文様の唐紙をつくります。
その唐紙を用いて建築はもちろんのこと、さまざまなプロダクトをつくりだしてゆきます。


唐紙師トトアキヒコの舞台は世界へ。




http://www.artmeetslife.jp/











5月25日
唐紙師トトアキヒコ

迫力の唐紙アート!唐紙と絵画のコラボ芸術作品が京都ホテルオークラのロビーへ

2013-05-07 23:59:19 | KIRA KARACHOブランド


京都ホテルオークラのロビーに四曲屏風作品が飾られることになりました‼
6月10日迄特別展示ですが、設営した途端に、なんだ‼これはて人が集まりワイワイガヤガヤ…記念撮影が次々はじまりました。今朝も、海外の方がひっきりなしに反応を示すので、英語で作品説明がおかれることになりました。
ぼくやAKIさんのことを、全く知らない海外の方から評価がたくさんあるというのは、作品のもつ素直な力といえるし、素直に嬉しい。



「涅槃図屏風」
作者:唐紙師トトアキヒコ×画家AKI

「涅槃」とは、すべての煩悩の火が吹き消された状態、すなわち安らぎ、悟りの境地を指しています。
入滅する仏陀を中心に、それを悲しむ人や動物の姿が描かれているものを「涅槃図」と呼び、平安時代からさまざまな絵師によって描かれ涅槃図は、究極の悟りの世界を表すと言われてきました。

今回、AKIさんとコラボするにあたり僕はあるテーマを持ちかけました。
世界は多様性に満ちており、多様性を受け入れること、寛容こそが今この世界に求められているというメッセージをこめ、世界平和を願った作品へと昇華するために、彼の画風を生かしたものでコラボ作品を涅槃図を通じて手がけようと試みたわけです。
通常描かれてきたのは、お釈迦様の周りに集う生き物たちの姿ですが、この涅槃図の特徴は、周囲の生き物たち自身がお釈迦さまをカタチどるという歴史上はじめてとも言える前代未聞な試みです。ぼくからAKIさんへのリクエストは、動物や花の集まりでお釈迦さんを描いてほしいということと、やさしさ。
AKIさんは、見事な解釈力で、見るものにエネルギーを与えるこの作品を描ききり、入滅の姿、死を通じて強烈な生を生み出したのです。
そして、見る者が、自然と手をあわせたくなるような優しさに包まれた作品になりました。

ベースとなる唐紙は、トトアキヒコ独自の「しふく刷り」と「風祈(ふうき)」という技法で染められた風合いのある青の地色に、お釈迦さまを包みこむような気持ちで唐長に代々伝わる板木から雲と月をうつしとった唐紙です。

トトアキヒコが月を、AKIさんが太陽を描きました。
これは時間軸を示すためであり、明けても暮れても…日昼夜…年中…を表します。

つまり、とこしえに世界の平和、安らぎを願う祈りを表しているのです。











5月7日
唐紙師トトアキヒコ

AUBERGE KIRA KARACHO プロジェクトはじまる

2013-05-05 23:59:59 | 美術館への道


AUBERGE KIRA KARACHO 雲海


ぼくたちの新しい挑戦プロジェクトがはじまります。


KIRA KARACHOプロデュースのオーベルジュが誕生します。
これから数年かけてすすめる壮大な規模のプロジェクト。
部屋の壁紙や襖などのインテリアとしての唐紙はもちろんのこと…カフェやレストランの監修、器もカトラリー、テーブルや椅子、ランプなどの家具、ベッドカバーや枕やバスローブやアメニティに至るまで全部KIRA KARACHOのフィロソフィ宿る空間づくりをします。
建築もランドスケープも照明計画もカートも作っちゃおうとか…広大な自然に囲まれ、池もあるし、川もあるし、畑もあるし、季節によっては雲海も見える…そんな中で、KIRA KARACHOのある暮らしを実践するのです。


コンセプトは、
art de vivre(アール・ド・ヴィーヴル)
暮らしの芸術、生活芸術ということです。
KIRA KARACHOの考える「アール・ド・ヴィーヴル」とは、日常生活に、自分の好きなものや自分の好きなことを取り入れて生活していくこと、人それぞれartのある暮らしを通じて自分の美意識をもって生きるということの提唱をする。


名前でモノを選ぶのではなく、自分の美意識でモノを選ぶことが大事です。
ぼくは、KIRA KARACHOを通じてモノの高い安いとかほんまもん偽物とかでもなく、ブランドがどうとかこうとかでなく、ちゃんと自分の価値観で『好き』がわかる美意識をもって暮らす素敵な日本にしたいのです。
日本の民度をあげる矜持をもって仕事したい。
ラベルもいいけど、精神レベルでしょ。


そして、このぼくの発表を読んでお気づきの方もいらっしゃることでしょう。

そうです、このプロジェクトは、唐長美術館へ続く前哨戦とも言える戦いであり、唐長美術館構想の夢に共感してくれた戦友がぼくたちの志に共鳴し、託してくれたプロジェクトでもあるわけです。
彼とともに掲げた志のもと、日本の価値観を変える戦いにこれから、ぼくは挑むのです。










5月5日
唐紙師トトアキヒコ

唐長美術館への道

2013-05-04 22:22:05 | 美術館への道


野に咲く花の美しさを忘れないアキヒコとあいこ。



これが、ぼくたち二人が立ち上げた株式会社a.n(アン)の由来。
さすがに説明しないと誰にもわかんないのだけどね。

もうひとつの意味は、はじまりのA。
フランス語で1は、un(アン)。
この響きをとりいれて、アンにしたのだ。


7年前につくられた株式会社a.nは、唐長美術館設立のためにつくられました。
昨年末から、いよいよ本格的に始動したa.nがこれから旋風を巻き起こすことになります。










5月4日
唐紙師トトアキヒコ