父の三回忌の法要のため、飯田市に帰省しております。
父は2009年の秋に癌の告知をうけ闘病がはじまりました。
大腸癌の手術を受け、前向きに頑張っていたのですが
2014年のはじめ頃から、動くこと、飲み込む力が無くなってきました。
抗がん剤の副作用かと思っていたのですが・・・・・
頭への転移でした。
4月からはベッドの上で点滴のみの生活になりました。
この時、主治医からは余命1カ月と宣告されました。
時間が許す限り、父に会いに実家に帰りました。
不思議なことに、頭にできた癌で父は痛みを感じることはありませんでした。
苦しそうな顔は一度も見ることはありませんでした。
宣告より5カ月後、9月に父は還らぬ人となりました。
家族が病院に駆け付けた時間が、死亡時刻となったそうです。
母は父の枕元に駆けより 「いえに帰ろう・・・・」 と言ったら
父の目から涙が流れ落ちたそうです。
この涙のことは、葬儀が終わって落ち着いたときに弟と義妹に聞いた話です。
枕元にいた母には見えてなかったそうです。
父の体の全細胞が一瞬にして死んだわけではなく、反応はなくても声は聞こえていたんだと思います。
火葬場の関係で、私は父と枕を並べて2泊しました。
私の声も父の細胞に届いていたと信じています。
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