安藤先生の月刊ブログ 「きらめき」

何気ない毎日に"きらめき"を感じていますか?

新しい自分

2018年08月16日 | 月刊ブログ

 猛暑続きの毎日です。子供たちは一斉に海やプールに飛び込みたい気分でしょう。

 先日は、西海市大島の先にある崎戸町町営の海水浴場に行ってきました。地元の人しか知らない穴場的なその海は、透きとおった遠浅に、魚たちも悠々と泳いでいました。私も数年ぶりに泳ぎたくなって透明な海で海水浴を楽しみました。

 

 今月は私の誕生月です。誕生日には、離れて暮らす家族や旧知の友人からお祝いのメッセージや電話が届きました。この年になると誕生日もあんまり嬉しくないのですが、この日がきっかけで友人たちと懐かしいやり取りができるのは、うれしい限りです。届いたバースデイカードには「happy birthday to you」のメロディの音符が踊っていました。

 以前は周りに、もうすぐ誕生日だからと吹聴したりしていましたが、今はだれにも気付かれず、ひっそりと迎えたい気分です。

 子供のころは、誕生日を迎えるたびに大きくなったねと周りも喜んでくれたりしていましたが、成人になると、その時々のやりたいことや、やらなければならないことに忙殺され、自分のことには気が回らないで過ごしてきました。そして、悲しいかな、あっという間にろうそくの数が増えていきました。

 今は、このように年齢を重ねて、その分人間的に大きくなっているかと問われると、なんだか後退しているようなところも感じて、ちょっと悲しくなってしまいます。これではいけないと、先月から小学生に交じって書道教室に通っています。墨の香りは、新鮮な時間です。

 

 学校では、大卒程度の上級試験の最終合格が届き始めました。今年は出足が良く、すでに数名が内定を獲得しました。

 今年、上級クラスの学生は転職のために入学してきた人が多く、大学を卒業して一般企業に就職したけれど、やはり将来のことを考えて、一念発起、退職して公務員を目指すという大きな決断をしてきた人たちです。そのような経歴を持っている人は、組織人としての経験と社会や行政に対する気づきを持っています。それが面接や論文の強みになっているのです。

 そしてもう一つの今年の特徴は、初級クラスの学生で上級試験の内定を掴んだ人が出ていることです。彼らが受験した職種は大卒程度の試験に合格点を取れば、学歴は関係ないとみなす公務員の職種です。また、高卒で転職するためにここに入学してきた学生の内定獲得もありました。

 これから長きにわたって仕事をしていくためには、将来的な安定や仕事に対するやりがいなど、求めるものがそれぞれあるのですが、自分の仕事が人の役に立っているというモチベーションは、これからも仕事をするうえでの原動力になるに違いありません。

 昨日、上級試験の内定をもらった初級クラスの学生も、内定をもらった嬉しさ、驚き、そして達成感でしばらくは呆然としていました。喜びは、きっと徐々に込み上げてくることでしょう。本当におめでとう!新しい自分との出会いです。

 

 夜になっても一向に涼しくはならないのですが、ベランダに出て夜空を見上げると、南の空にひときわ赤く光る星を見つけることができます。

 今、地球に最接近している火星です。地球のひとつ外側を公転している惑星で、およそ2年2カ月ごとに地球に接近し、肉眼で確かめることができます。古代の人はその血のように赤く光って見える様子を見てローマ神話の戦いの神「マルス(Mars)」の名を付けて呼んできたそうです。本当に、数年、数十年後には、この火星に宇宙旅行に行けるのでしょうか。

 

 今月の花は、鹿の子百合です。

 キリスト教では白い百合(ユリ)のことを マドンナリリーと呼びます。マドンナリリーは聖母マリアに捧げられた花であることから、純粋のシンボルとされています。ピンク色の百合は、まだあどけない可愛らしい少女の雰囲気を感じさせてくれます。

 

 Photo by mizutani


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