安藤先生の月刊ブログ 「きらめき」

何気ない毎日に"きらめき"を感じていますか?

すてきライフ

2015年02月12日 | 月刊ブログ

 立春を過ぎても、体感では、春はまだ遠く一段と寒さが増したようにも感じます。旧暦では、立春の前後が正月とされ、この日を境に春になると言われます。梅の花が咲き始め、徐々に暖かくなり、春の始まりとされているそうです。

 先月は、長崎ロイヤルチェスターホテルで、長崎校のブライダルプランナーコースと葬祭ディレクターコースの卒業論文発表会が行われました。私は、長崎デュアルシステム専門学校も兼務をしているのですが、頻繁に行くことができずに、その日も、学生たちとは、久しぶりの再会でした。いつもと変わらず、私にも微笑みかえしてくれる学生たちは、ちょっと大人びて見えました。毎年のこの発表会は、私も楽しみにしています。いつも一緒にいることができない分、この発表を聞くことで、この1年、2年を学生たちと共有したかのように思えるのです。

 学生たちは現場での実習を通して、他では学べない本番の緊張感や、お客様との心の交流などを思い起こしながら、自分の成長を実感します。この2年間で学んだことは数知れず、そのことを自分の言葉でこの2年間の集大成として発表してくれました。飾り気のない「本物」は、聞いている人に感動を与えます。隣で聞いている事務局長はいつもハンカチを手放せないでいます。私も、こんなに悩んだり苦しんだりしていた時に、学生たちに寄り添ったり、手を差し伸べたりすることができなかったことを申し訳なく思って、胸が詰まってしましました。

 今月初めは、毎年東京で行われる公務員指導の「実務教育出版初級研修会」に参加してきました。全国から集まる提携校の先生方が、受験指導方法や問題点など情報交換をしたり、官公庁の採用担当の方から「求められる人物像」などの講演を聞いたりします。

 私は、ここ6年ほど毎年参加をしているのですが、今年は特に、女性の先生の参加が多かったように感じました。以前は私を含めて3,4人だったのが、はじめての参加だと言われる新人の先生も含めて10名の参加でした。

 また、リーダーとして受験指導や募集活動、クラス運営、合格率UPなど、重責を担って活躍されている女性の先生もいらっしゃって、その生き生きとした表情や発言に大変刺激を受けました。

 若い女性の先生は、私のところに来て、仕事の大変さや悩みなどを話されました。私は、その先生方が本当に頑張っていることが手に取るようにわかりました。自分もそうやって、誰かに話を聞いてもらいたいと思って悩んだ時期があったからです。

 その研修会で、司会やお世話をしている方も女性でした。管理職として責任を持って、その会を滞りなく進めていくためには、事前の準備から当日の進行など緊張の連続だったことと思います。大変でしたね、お疲れ様でしたと、ねぎらいの言葉をかけたくなりました。

 生き生きとした女性の活躍を見るにつけ、その数が増えたことや、責任ある立場で仕事を任されている場面が、特に私の目に留まります。

 女性の社会進出とともに、年々その地位や待遇が男性と同等になってきましたが、現場では、家庭との両立や、まだ男性社会の中での苦労も多々あると思います。しかし、今、一生懸命に頑張っている女性には、大きなエールを送りたいと思います。そして自己実現をめざして生き生きとした仕事人生を送ってもらいたいと思います。

 佐世保校では、今年はたくさんの女性が公務員試験に合格をしました。これから国家公務員として地方公務員として、いずれはリーダーとなって人の役に立つ仕事をしていきます。長崎校でも、ブライダルや葬祭のプロをめざして社会に飛び立っていきます。

 後続を育てて見守るということも、私たち年長者の使命ではないかと思う今日この頃です。すてきライフを一緒に送っていきたいと思います。

  写真は、パンジーの一種、ビオラ。秋から翌春にかけて長く咲き続け、冬の花壇の主役になります。冬枯れの庭に、そこだけ春が来ているように色とりどりに、ぱっと明るく咲き誇っています。私たちも、周りを明るくできる素敵な人になりたいですね。

photo by mizutani

 


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