長野市ドッジボール協会が設立されて、今年で10年目となる。


節目の年に何か記念になる事業を・・・・ということで、役員会でこれまで議論を重ねてきた。話し合いの結果、「10周年記念ドッジボール大会」「記念誌」「記念式典・祝賀会」そして、この事業を支えるための「資金調達」、この4本柱で取り組むことになった。


それぞれの委員会で準備を進め、さらにチーム関係者やこれまでお世話になった方々にもご支援ご協力をいただき、ようやく9月8日・9日の当日を迎えることができた。
これまで協会のためにご尽力いただいた皆様に心から感謝したい。
本当にありがとうございました。


8日の夜の「記念式典・祝賀会」にはお陰さまで長野市内外、遠くは新潟県、埼玉県からもご参加いただき、総勢92名の皆様により心のこもった温かい会ができたことが何より嬉しかった。


長野県協会の大先輩であるY氏、T氏、S氏がご高齢にもかかわらず、お元気な姿でご列席いただいたことは何よりの喜びである。また、長野市体育協会の要請を受けて毎年、長野マラソンの運営に関わっていただいた6名の方々のご支援も貴重である。

長野市体育協会に所属してその基盤を支える地道な努力があったからこそ、市内の公共施設や体育館をお借りすることができた・・・、そんな意味も込めて感謝状と花束を贈呈し、その意を表した。

宴会では普及部員のHさんにこれまでの「市協会10年のあゆみ」を写真や動画映像も加えてプレゼンテーションしてもらった。
ユーモアも交えての発表は好評であった。懐かしい昔の映像に感慨ひとしおで見入る参加者が多く、あちこちで熱いドッジボール談議が・・・。



10年前は審判服が古いままの物で、主審・副審・線審のジャッジの仕方も以前の方式。選手のあいさつの仕方も今とは違っていて、面白かった。

第1回大会の審判をした方々へのインタビューも・・・。今は現役を引退されていても、ビデオ映像の中では若々しく生き生きとジャッジされている姿が蘇って来た。
10年ひと昔とは言うものの、月日の流れを痛感するひとときだった。


こうして「ドッジボール競技」という社会教育の分野に携わる大人が一堂に会して、チームと少年たちの現状を語り合い、協会の現状を踏まえた上でこれまでの営みを振り返り、成果や課題・今後の方向を探る場として式典・祝賀会を考えたい。

この10年間に協会を育て、盛り上げてくださった方々に感謝しながら、お酒を注いで回った。
10年の月日がこのように人々の温かく固い絆を産み、広がり、継続してきた根底には市協会会長のI氏の人柄と人間力を忘れてはならない。


人は理屈で動くのではない。心が動いて、初めて身体が動くのである。
「人は石垣、人は城・・・。」と戦国武将が言ったとおり、組織は人が作る。
人が育って、初めて長野市ドッジボール協会という組織が生きて動く・・・、こう確信した夜であった。

2012/09/22
