離れるべきか、留まるべきか。
そのような決断を迫られている人々を思うと心が痛む。
福島の20mSv基準の問題。
放射線の健康被害への考え方が様々であるが、リスクは大きく考えるべきであるとして、社会が揺れている。
すぐに避難して下さい。と呼びかける声があり、健康を考えての思いやりであると思う。
でも、一方で諸事情により現地を離れられない家族もいるのかもしれない。
もし現地に留まるしかないと決断せざるを得ない親がいて、
子供の健康を憂う気持ちは同じだから、複雑な気持ちになる。
もし我が家族にこの問題が降りかかったらどうするのかと考え込んでしまう。
場合によっては、親子が離れて暮らす状況も選択せざるをえない。
放射線は危ない。逃げなさい。後で後悔しないように、今は一旦離れるべきだと言う人がいる。
まったく素直な意見だと思うが、
故郷を去りゆく人も辛いし、留まる人にとってもつらいものがあるだろう。
自分は、去る人も留まる人も、その是非は問えない。
どちらも励ましたいと思う。