大洗の海自然の魅力は、春から夏にかけてがピークとなります。
大洗海岸は、日の出スポットとして有名ですが、実は生息する海藻の種類が日本一という自然豊かな海岸です。春から夏には様々な海藻が岩礁を覆います。また、大洗サンビーチは日本初のユニバーサルビーチとして知られる遠浅の安全度の高い海岸。ビッグスケールの海水浴場として人気のビーチです。大洗には、このような恵まれた海資源がございますが、一年を通して、春から夏がいちばん魅力的です。
それは、この時期だけ潮の干満がとても大きく、
引き潮によって普段見えない大洗の海面下の魅力が見えてくるからです♪
里海邸は目の前の大洗海岸が庭のように広がるロケーション。
里海邸より徒歩で行ける磯遊び。そして里海邸からお車で5分の大洗サンビーチで楽しむ潮干狩り。里海邸を滞在の拠点に、海自然に包まれた充実の余暇時間をお過ごしいただけます。
磯遊び&潮干狩りの日程選びに便利なご宿泊プラン
皆様が磯遊びや潮干狩りが楽しめる大きな干潮のご宿泊日をチョイスいたしました。ぜひご活用下さい。(こちらのプランは、友の会限定となりますので、新規の方はご入会をおすすめします)
宿泊プラン・・・【磯遊び、潮干狩りに向いた日に泊まる】◆海辺の別荘宿の春から夏。小さなお子様と一緒に海自然でのんびり遊ぶ休日【夕朝食付】
◎上記リンクをクリックで、オンライン予約ができます。
◎お電話でのご予約は⇒℡029-267-2101(直通)
里海邸から歩いてゆける大洗海岸で磯遊び
※磯遊びエリアに関する重要なお知らせ(H24.5.9追記)
平成24年5月上旬より7月中旬まで、茨城県茨城港湾事務所の発注により、大洗海岸旅館街エリアの海岸砂利撤去をすることになりました。万が一の津波や高波に備えて防波堤高さを確保するために実施されます。そのため宿前の海岸地形が作業中、一時的に凹凸や勾配が大きくなっておりますので、安全のため作業エリアへの立ち入りはご遠慮下さい。磯遊びは、作業エリアの外(里海邸より左手100mの海岸より北側の磯)でもできますので、よろしくお願いいたします。
◎時期は4月~8月上旬の干潮時がベスト。 ⇒ 詳しくは 大洗の干潮時刻(pdfファイル)
◎岩場はすべりやすく、波の流れが変化しやすいので、くれぐれもご注意下さい。
◎2014年春の大洗海岸の写真(平成26年5月2日の干潮時に撮影)
写真左上の右から2番目の建物が里海邸です。この浜は、礫浜(レキ浜)と呼ばれる大小の玉石と砂浜が混在した海岸で、波打ち際の岩礁の形成年代は数千万年と言われるジオサイトとしても知られております。 ⇒ 大洗海岸ジオサイト
里海邸より波打ち際まで直線で最短40メートル。
波打ち際からの眺めです。干潮時には、普段水面下にあって見えなかった岩や群生する海藻が顔を出します。
逞しいアラメの群生
カジメと似ているので混同されやすく、アラメのことをカジメと呼ぶ人も少なくありませんが、アラメは茎部分が二股に分かれておりますがカジメは茎一本です。岩の上のほうにあるのは一般にアラメのようです。大洗では漁業権が設定されているらしいので、一般には採取することが禁じられています。
海苔に覆われたスベリ岩。
海の苔(コケ)と書いて、海苔と呼び、大抵は岩にベタッツと張り付くような感じに見えるヘニャヘヒャした海藻類は海苔のたぐいです。この天然の海苔はよく岩海苔と言われ、いくつか種類があります。食卓で一般に食べる養殖の海苔と比べて磯の風味が強いと言われます。海苔の上と歩くととてもすべりやすいのでご注意下さい。大洗では漁業権が設定されておりますので、一般には採取することが禁じられています。
タイドプール(潮溜まり)
タイドプールとは、大洗では「だまっこ」と呼ぶ、干潮時のみ現れる海水の水たまりのことです。春から夏にかけて、海藻がびっしり生えて、小魚、ヒトデ、カニ、ヤドカリ、アメフラシ、イソギンチャクなどが増えてくる様子を観察できます。
タイドプールの解説(wikipediaより出典)
◎タイドプールは、海岸において、満潮時に海水につかる部分が干潮によって陸に出たときに、その地形によって海水が残る部分を指す言葉である。
◎タイドプールは海中とちがって、潜水などの技術・装備が不用なので、海産生物の観察には極めて好適な場所である。干潮時を見計らって海岸へ出向くだけで、多様な生物が観察できる。ちょっと見にはほとんど動物が住んでいないように見えるタイドプールであっても、しばらくじっと観察すれば、あちこちの孔やすき間からエビや魚が顔を出すのを見ることができるはずである。積極的におびき出すべく、ちょっと餌を仕掛ければ、様々な動物がそれをつつきにやってくるのを観察することもできる。
潮溜まりのアゴハゼ。簡単に釣れます
地元では「バッコ釣り」と呼ばれ、地元の幼稚園の中には親子でバッコ釣りのイベントが実施されているようです。竹竿に糸と釣針を取り付けただけのシンプルな釣竿さえあれば、アゴハゼは釣ることができます。エサは岩の上にびっしりついている黒いしおり貝(ムラサキイガイ)。この貝を足元の石ころで叩いて割り、取り出した身を釣り針につければ、潮溜まりに竿をおろすだけで釣れます。
波の洗い岩場に、ヒジキ有り
海岸でのヒジキは、このような薄いお茶のような上品な色をしております。生態があまり知られていないのは、一般には生食向きとされず、乾燥加工されて売られているため。大洗海岸のような波が荒い岩場の潮間帯は、ヒジキが好んで生息するとのことで、よく見ることのできる海藻です。大洗では漁業権が設定されておりますので、一般には採取することが禁じられています。
磯遊びは「神磯の鳥居」が目印です。
大洗海岸の磯遊びスポットはこの鳥居の左右、数百メートルに広がっておりますので、目印にすると良いかもしれません。ですが、鳥居の立つ岩場の周りは水深が深く、水の流れが早いので、決して近寄らないで下さい。神磯鳥居には奉拝され、磯遊びは少し離れた浅いところでお楽しみ下さい。
潮干狩りは、大洗サンビーチで
潮干狩りは里海邸よりお車で5分のところにある大洗サンビーチで楽しめます。海岸の幅が全長1.3kmの遠浅の海岸で、とにかくフィールドが広大!
◎時期は4月~8月上旬の干潮時がベスト。 ⇒ 詳しくは 大洗の干潮時刻(pdfファイル)
◎人為的に貝を撒いた潮干狩りではなく、自然の貝を採取する潮干狩りですので、採取制限があります。⇒大洗町役場「潮干狩りはルールを守って楽しみましょう」
◎2014年春の大洗サンビーチの写真(平成26年5月4日の干潮直後に撮影)
駐車場から波打ち際まで500メートル。
大洗サンビーチは浜の全幅が1300メートルもありますが、奥行きも500メートルあると言われるほど巨大です。写真は駐車場あたりから波打ち際を眺めた風景です。水辺がほとんど見えません(笑)元々はこれほど奥行きがあったわけではなく、絶え間なく砂が集まり続けているため波打ち際が前に伸びているのです。大きな荷物を持って歩くのはちょっと大変な距離になってしまいましたが、このだだっ広さは抜群の非日常感があります。ビーチバレーのコートが立てられていたり、ラジコンカーを走らせている人もいます。歩きながら、都会の喧騒を忘れてボーッとしていても、ぶつかるものがありません。
原っぱの先は広大な砂浜が続きます。春にこのあたりを歩くと、鳥の鳴き声がほほえましく聞こえます。砂浜のどこかに巣でもあるのか、時々なぜか人を威嚇するような動きを見せてびっくりしますが。。。
遠浅が魅力のユニバーサルビーチ
大洗サンビーチは、水際が水のヴェールを広げたような風景。遠浅で子供が遊びやすい海です。またこの高低差の少ないこのビーチは、大洗サンビーチを活動拠点とする「大洗サーフ・ライフセービング・クラブ」の尽力により1997年に日本初のユニバーサルビーチとして開設され注目を集めています。ユニバーサルビーチとは、お年寄りや身体に障害を持った来場者も不自由なく楽しめる海水浴場のこと。砂地を走行し水に浮く、水陸両用の車椅子も用意されています。2007年に「平成19年度バリアフリー化推進功労者」として内閣府特命担当大臣表彰奨励賞を受賞しています。安全度と快適性をテーマに取り組みを続けている海水浴場です。
砂がきめ細かく、素足に心地よい
大洗サンビーチに堆積している砂はとてもきめ細かく、径1mmを超える砂はほとんど見られません。ですので、素足で歩いても足裏の負担が極めて少なく、歩いていて「アイタタ!」となることはほとんどありません。砂山づくりや砂文字を書くフィールドとしても抜群の環境です。しかながら強風が吹くと砂が舞いますので、目を保護する用意もあると安心です。
5月~8月上旬の干潮時は、潮干狩りのベストシーズン
春から夏の初めの頃まで、満月や新月の夜が訪れる日の午前中からお昼頃の時間帯に、大潮による大規模な干潮が見られます。こうした大きな引き潮は一年の中でこの時期だけです。しかも都合のよいことに引き潮のタイミングが朝から昼頃であることが多いのです。干潮時の波打ち際は大きく前進し、砂浜が拡大します。これが潮干狩りをするタイミングです。潮干狩りのフィールドでは、掘り返した穴と砂山で、まるでモグラの穴のような砂山が無数に広がる風景が形成されます。
◎潮干狩りのスケジュール ⇒ 詳しくは 大洗の干潮時刻(pdfファイル)
潮干狩りのスケジュールの中で、おすすめは5月~6月。引き潮の潮位が特に低いので、成果も高くなるかもしれません。
巨大なフェリー「さんふらわあ」が午後14時前に出現
午後14時前、大洗サンビーチで潮干狩りを終えてのんびりしていると巨大な船が現れます。北海道・苫小牧からの船旅を終えた「さんふわらあ」がサンビーチ西岸の目の前を横切って隣りの大洗港に到着します。日曜日以外はほぼ毎日このフェリーの威容を眺めることができるようです。ちなみに大洗港からの出発は18:30ですので、フェリーで一晩眠れば翌日の13:30に苫小牧に到着します。
大洗はサーフィンの聖地
大洗サンビーチは、初心者から上級者まで楽しめるサーフスポットでもあります。サーフィンをはじめてみたい、あるいは一回トライしてみたいという方にもおすすめです。私も最初のレッスンでボードの上になんとか立つことができて、海の上を滑ることが本当に気持ち良かったです。里海邸でも、用具やウェアのレンタルと丁寧に指導してくれるサーフィンスクールをご紹介いたしますので、お気軽にお問合せ下さい。
春から初夏にかけての大洗の魅力、伝わりましたでしょうか?
海自然を一番感じるのはこの時期です。海に癒されたくなりましたら、ぜひお越し下さい。
ご宿泊もお待ちしております♪
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海辺でひとやすみ ―東京都心よりアクセス90分― 茨城県・大洗海岸。
里海邸 金波楼本邸 http://www.satoumitei.jp/
ご予約お問い合わせは/ 電話 029-267-2101