里海邸のお料理は、地味です。
「地」の「味」がするお料理です。
常陸の国は、首都圏の食材の主産地とも言える食材の王国で、里海邸はそこに建つ別荘のような宿です。
日々の喧騒から離れて田舎の別荘に来て、つくりたいと思う料理はどんな料理でしょうか。
その日の近所の美味しい畑のお野菜や魚を集めて、その食材の素朴な味わいを楽しむこと。
里海邸は、そんな料理をつくっています。
もし田舎で
野菜をつくったなら、
魚を釣ったらなら、
あまり食材をいじらず、
大地や海から得た恵みを、五感で楽しみたい、ですよね?
茨城は豊かな食材王国だけれど、
豊かさの背中で、
広大な土の上で、精魂こめて作っているし、
広大な海の上で、危険隣り合わせで獲っている。
産地に暮らせば、よい食材をつくる生産者の苦労が身近になりますし、
魚も日々、あったり、なかったりします。
食材を得るありがたみが本当に大きいので、
様々な苦労を超えて今ここに届けられた、
食材の瑞々しい美味しさを、しみじみと楽しみたい。
そんな、暮らしの思いも味わいとなり、
里海邸は、食材王国の「地味」を楽しむお料理となっています。
料理長はそんな思いで、日々
食材を集め、大事に料理をしております。