ブログ更新怠っております、奈々福です。
なにゆえ? そりゃもう、この「金魚亭」のためです。
そりゃもう、連日、激しい……。
今回の主役、金魚絵師・深堀さんの熱情と、このイベントの言いだしっぺ・よしこちゃんの涙ぐましい頑張りとの間で、波間に揺れる木の葉のようなアタクシ。
どっこい、女一匹、ドンと胸叩いて受けて立った以上、やらねばならぬ。
お蔭さまで、がっつり、新作覚えました。
覚えて演じてみては、言葉の多いところを削り、リズムの悪いところを、直し。
でもって、豊子師匠にお稽古していただいております。
みね子師匠に聞いていただきながら。
二人の名曲師の間にはさまって。ゼイタクなお稽古。汗だくになって一席語り終えた後、お二人におもいっきり、ご批正を受けるのです。ところが。
「アンタ、これ、金魚ばっかり出てくる話だね」
だって、お師匠さん、コレ、「金魚亭」でやる新作ですよ。
「ああそうかい。へええ~。面白いね」
え、面白い???
「うん、面白いよ。なんとも言えないいい感じがあるよ」
お師匠さんに、そんなふうに言ってもらえば百人力!
「ナンセンスな話だよね~」
とはみね子師匠。その可笑しさを狙っているので、嬉しいご感想!
もう一方で、金魚亭衆+当日ゲストの和太鼓奏者、小泉謙一さんとで打ち合わせ。「ああしたい! こうしたい!」というそれぞれの希望を、現実とすり合わせます。
短く刈り込んだ頭が凛々しい小泉さん。初めてお会いしたのですが、お話をうかがっていると、とても共感する部分があり、このたびの新作浪曲には、小泉さんにもからんでいただくことになりました。
一人でプロデュースする会は、一人の発想、一人の力の中のこと。
こういう共同作業の大変さ、オモシロさは、私にとって初めての経験です。
やっとこさっとこ、全体の流れを作り上げ、これからは裏方さんたちと打ち合わせです。
衣装、セット、照明、音響効果のツメの作業も。
それに、当日みなさまにお配りするものたちの準備。
奈々福謹製「これぞオススメ!浅草ぶらぶらマップ(仮称)」も作る予定。
この地図持って歩けば浅草歩きは、完璧!ってなものを、目指したい。
時間がありさえすれば、こういう、ちこちこした作業、私は好きです。
時間がありさえすれば、ね。
まったく、たった一日の公演のために、私たちはバカな熱の入れようです。
「私たち、バカですね~~」と、よしこがニコニコ笑っております。
来てね。
さて。この週末はトリプル独演会! まずは明日。なつかしの横浜は南太田!