金魚亭

「唸る浪曲 泳ぐ金魚 金魚亭」

金魚絵師深堀隆介空間プロデュース、浪曲と現代アートとのコラボイベントのブログ

金魚作出順調? 深堀レポ

2008年02月29日 | 深堀隆介
こんにちわ深堀隆介です。

金魚亭を飾る金魚をせっせこと作出中です。
なかなか楽しくて、自分自身いろいろ描きながら勉強しております。
只今のアトリエこんな感じですー。
 

僕のアトリエが金魚亭となるのは時間の問題か?
とにかく楽しい。
そんな折、近所の子供たちが、「何してるのー」とやってきた。
「君たちも描いてみる?」と聞いたら、「うん!」と即答。その辺の絵具を使い、
僕の金魚レクチャーもそこそこにドンドン描き出しました。
 
そしてできた和金の群れ。んーやっぱり子供はすごいです。
参りました。ほんと教えられます。

金魚亭まで時間がありません。がんばって描くのみです。では。  深堀

撮影風景 4

2008年02月26日 | その他
イベントのチラシ、まもなくできます!
深堀隆介、最後の仕上げであります。

いち早くお披露目したいのですが、まだ我慢。
撮影風景も、奈々福がどのように変わっていくかを、フライヤー発表後に
詳しく掲載していきます。

撮影後のほっとした私たち。


改めて、キノトロープ高田さん、ディファレンスエンジン伊藤さん、
そして名カメラマンヤギマサル氏ありがとうございます!

今日の金魚亭衆

2008年02月25日 | その他
今日の金魚亭衆は、それぞれの役割に邁進しております。

深堀→フライヤー最終手直し
深堀マネージャー→フライヤー校正・各所確認
奈々福→フライヤーチェック・台本構想
代表→各種調整・浅草営業活動

フライヤーのお披露目の日、近づいております。

そして、私ども金魚亭は、台東区芸術文化財団の後援をいただくことになりました!フライヤーは、台東区の公共の場所にもおかせていただきます。

ご期待ください!

浅草協賛店

2008年02月24日 | 金魚亭衆スタッフ
浅草の街をここ最近まわっております。
台所事情の厳しい私たち金魚亭。また、金魚亭を地元の方に多く知っていただきたいと思い、一軒一軒まわらせていただいております。


そうこうしているとあっという間に夜になってしまいます。


観光ではなく、お店の方と直接お話しながらまわる浅草。
本当にこの街が身近になってきます。

「金魚亭」をまず知っていただき、ご賛同を得て、
「若い作家さんたちが、浅草を元気にしてくれるんだねえ、がんばってくれよ~」
「芸人さんたちを元気にしたいんだよ、よろしくねえ」
「頼むよ~」

と、私たち金魚亭に大事な支援をお預けいただいております。
一店一店のお気持ちは本当に大きく、責任を感じております。

浅草の方々は厳しくもあたたかく、春を感じさせる今日の東京の風のようです。
お言葉お気持ちひとつひとつ大事に、金魚亭衆、がんばっていく所存です。
本当にこの街は人情と心意気があるところだと実感しております。

ご協賛店に関しましては、一店一店改めてご紹介をいたしますが、

神谷バー 
てぬぐい ふじ屋 様
くじら屋 捕鯨船 様
ゑりの高砂屋 様
洋食 ヨシカミ 
文扇堂 様
LISZT 様
大黒家天麩羅 様

に現在ご協賛いただいております。改めて一店一店ご紹介させていただきます。

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


そして代表の私は現在、雷門のネットカフェでこれを書いております(笑

フライヤー完成まであと数日。

深堀隆介、最後の仕上げに取り組んでおります。
いままでにない、かっこいい、浪曲と金魚の現代アートとのコラボイベント。
木馬亭発で、新しい文化、ここ浅草からつくっていきます。

      金魚亭衆 代表

金魚を描くということ

2008年02月22日 | 深堀隆介
深堀隆介です。
金魚亭を前に、ちょっと私の金魚について、御説明します。

僕は、8年前に金魚に内在する危険な感覚に気づいてから、金魚を描き続けています。

絵描き出身ではないせいか、絵を描くということ自体にいつも疑問を持つところがあります。「仕事」としての絵は描けるのに、「作品」としての絵はいつも描けない、そんな自分が唯一何の抵抗もなくかけたのが金魚でした。
金魚は、養魚場のおじさんの作品でもあります。それを模写することは、フナやイワシを描くのとは意味が違います。金魚はフナの奇形です。存在自体のデッサンが狂っているんです。僕みたいに。
そして金魚の赤色は、熱帯魚の赤色のそれとは違い、作られた色なんです。しかも、フナの色素、黒・赤・黄・ギンから、黒を抜いた色、すなわち引き算の色なんです。(日本的いやアジア的でしょ。)
金魚に決められた形はありません。言ってしまえば何を描いても金魚になるのです。どんなに絵が下手でも「金魚」といえば金魚になるんです。そんな金魚という存在に惹かれるんです。
それで僕の描き方はというと、金魚の写真や本物を見て描くということは一切しません。僕の脳内を泳ぐ金魚を描くようにしています。脳内が養魚場なんです。僕は養魚場のおじさんなんですね。
僕の作出した金魚を皆さんに見てもらいたいというスタンスで今まで何千匹と金魚を描いてきました。
ただ、飼っている本物の金魚が沢山いるので、その子達のお世話をして毎日観察をしています。多い時は何時間も見入ってしまいます。
そんな時僕は、金魚を描いているんではなくて、描かされていると実感します。
   

写真は今、作出中の出目形金魚さんです。完成は金魚亭の時に。
これから未来に何が待っているのでしょうか。不安になりつつも描くのみです。
「金魚救い」があることを信じて。




金魚養画場探訪記

2008年02月17日 | 玉川奈々福
奈々福です。こんにちは。
私のふるさとは横浜です。
大船の松竹撮影場の裏で生まれ、港の近くで育ちました。
だから。
横浜は庭だぜ。
って気でいたんですが。
ここは、現代の横浜なのっと思わず、叫んでしまいました。
横浜のとある山奥にある、金魚絵師・深堀隆介さんのアトリエ「金魚養画場」。
それは、森の中にありました。
古い倉庫を改装して、深堀さんと、深堀さん最愛の金魚である妻の真弓さんと、二人で一からつくりあげたアトリエでした。
真っ白の空間に、金魚、金魚、金魚!
私は夢中になり、時間も、どこにいるのかもすっかり忘れてしまうほど。
おかげで写真撮るの、すっかり忘れました。sorry。
深堀さんの生み出した金魚作品とともに、そこには世にも美しい、ほんものの金魚も泳いでいました。背骨のカタチ、尾ひれの動き、うろこの色……金魚には見飽きぬ不思議な美しさがあります。
フナから、人間の愛玩のために改良された、命短い人工的な魚たち。
それは私たちの姿にとっても似ているのです。
今回の試みは、現代美術×演芸。互いに思いを語り、価値観を語り、それを形にしていく具体的な方法を語りあいました。
まったく違うフィールドの表現の掛け合わせですもの、議論になるのは当然! 互いにまったくゆずらず、議論は深夜まで白熱しました。
でもゆずらないことで、きっと互いに対する信頼は深まったのです。
4月30日、一夜限りで演じる「金魚のシンデレラ」の構想が見えてきました。
私と深堀さんの、「生きる」ことに対する一つの価値観が籠もった浪曲になります。
4月30日はカレンダーにぐりぐり赤丸しといてね。

『金魚亭』文字書いてます!

2008年02月17日 | 深堀隆介
深堀さんのアトリエです。
本日は、金魚亭の文字を思案中。
半紙に墨で何枚も何枚も無言で書いております。



最後に並べてみると、同じようにみえていた文字のはずが、まったく表情が違ってみえました。
このような点にまで、こだわりをもって取り組むことが、全てを左右していくのだろうと感じています。
どの文字に決まったのか!?
文字にこめた思い?はまた後々に・・・・。

                          金魚亭衆 水谷

ご提供品のご紹介その2 /深堀レポ

2008年02月16日 | 協賛品のご紹介
ご提供品その2は、ダウ化工株式会社様よりご提供いただきました
その名も「ウッドラック」です。



このウッドラック、発泡ポリスチレンの板に紙が貼ってある物で、室内看板やポップなどに広く利用されております。僕も以前はディスプレイの仕事をしていたので、とてもお世話になっていました。このウッドラックは、軽くて丈夫、色も塗れるし、カッターで切り抜くこともできる。しかも燃やしてもダイオキシンが出ないという、何とも素晴らしい素材であります。

そしてこの度、ダウ化工株式会社様より、「きんぎょ亭」にと、こんなに沢山のウッドラックをご提供して下さいました。本当にありがとうございました。
イベント予算が本当に厳しい中、このようなご好意は、本当に嬉しいし、ありがたいです。
さあ、このウッドラックを使ってどんな金魚を描きましょうか。
がんばります。
                               深堀

ご提供品御紹介その1   /深堀レポート

2008年02月16日 | 協賛品のご紹介
絵具会社・ターナー色彩株式会社様よりご提供いただきました最高級アクリル絵具「ゴールデン・アクリリックス」を御紹介します。



開発元のゴールデン・アクリリックス社はニューヨークにあり、アクリル絵具の創始者の一人、故サム・ゴールデン氏の会社。このゴールデンは、発色の良さ、伸びの良さ、単一顔料なので混色しても濁らないのが特徴で、近年、愛用者が増えている絵具です。
発売当初は入手困難だったのですが、最近は近くの画材屋さんでも見かけるようになりました。僕も5,6年まえから、金魚のGOLD-FISHにあやかって、このGOLDENを使っています。その質の高さにとても重宝しております。

そしてこの度、日本の販売元であるターナー色彩株式会社様より、「きんぎょ亭」のためにと、こんなに沢山のゴールデンをご提供いただきました。本当にありがとうございました。
絵を描くものにとってこんなに感激なことはありません。
この絵具から、どんな金魚を生みだそうか、いまからゾクゾクしております。

撮影風景 3 メイク下地まで・・・

2008年02月16日 | その他
奈々福、どんな姿にさせられるのか不安と期待が入り混じり・・・。



深堀の今回のイメージは「金魚シンデレラ」です。
それをヘアメイクの伊藤さん、高田さんが形作りをしていってくれています。

準備段階の顔。
奈々福「わたし、どうなっちゃうんでしょうか・・・」


こ、これからですよ!天才深堀さんのプロデュースだから、大丈夫ですよとの一声ににこっと。

小泉謙一『月ノ魚』ライブを観てきました

2008年02月14日 | 小泉謙一
 去る2月6日、和太鼓で出演してくれる小泉謙一さんの所属しているバンド『月ノ魚』のライブを観に新宿MARSに行ってきました。彼は、和太鼓を極めるべく、新しい可能性に挑戦されているなぁとつくづく感じます。『月ノ魚』のライブはと言うと、ステージ中央に小泉さんの和太鼓セットがドドーンと大迫力で置かれ、演奏も和風あり、洋風あり、ときには中国ありと無国籍で不思議なサウンドが心地よかったです。新しい小泉さんの姿を見たような気がします。
 『月ノ魚』は、5月に、ワンマンライブがあるようです。ご興味ある方観てくださいね。
その前に『きんぎょ亭』もお忘れなく!こちらのメルアドにて、ご予約承っております。↓
kingyo080429@mail.goo.ne.jp

 ところで、小泉さんと深堀さんは、2004年にラフォーレ原宿にあったショップ『水金地火木土天冥海』を介して、出会いました。(『水金地火木土天冥海』には、『きんぎょ亭』ご協力いただいております。) そして、ラフォーレ原宿にて、初めてコラボレーションライブを、おこなったのです。今思えば、まだまだ若い?二人が、和太鼓と金魚絵のコラボとは何ぞや!と訳もわからないまま、人前で取り組んだライブでした。それから、4年の間に二人は5回のコラボライブを行ない、さらに新しい挑戦を繰り返して、舞台での緊張感を楽しみ、呼吸を感じる余裕が少しずつ出てきたように感じます。『きんぎょ亭』では、6回目の舞台になります。浪曲小屋で、どのようなライブを魅せてくれるのかいまから楽しみです!             

                   金魚亭衆 水谷

撮影風景 2

2008年02月13日 | その他
イベント用フライヤー撮影風景の続きです。



撮影まで、写真やイメージの共有化をはかりながら、当日の最終打ち合わせ。
モデル奈々福が到着まで、ああでもない、こうでもないといいながら。

到着し、衣装あわせをして、さてヘアメイクに。


ああ、奈々福、どうなっていくんでしょうか・・・。





木馬亭とは

2008年02月13日 | 木馬亭とは?



こんなところ。

落語でいうと寄席小屋。
浪曲では「定席小屋」といいます。

「定席」に、毎月1日から10日まで毎日、浪曲をやっております。

歴史:
大正7年に出来た浪曲と演芸の専門館。現在、一番古く格式ある浪曲定席小屋はここだけ。
戦後もっとも繁栄した際には浅草だけでも20くらいの小屋があったというが、
メディアの発展と共に、数を減らし、現在浪曲の定席がひらかれるのは、木馬亭のみとなる。
大衆劇場のメッカで、映画やストリップショウなどもやっていた時代もある。
かっての面影をそのまま残しながら、現在に至る。
ちなみに、名前の由来はメリーゴーランドがあったことによると言われる。

浅草の古い歴史ある小屋です。

サイバー金魚の奈々福です。

2008年02月05日 | 玉川奈々福
みなさんこんにちは。
浪曲師の玉川奈々福です。
4月30日、深堀隆介さんのインスタレーションの場として、きんぎょの水槽状態になった浅草木馬亭で、「金魚のシンデレラ」という浪曲を演じます。

私が、深堀隆介さんの描く金魚に一目惚れしてしまったのがご縁でした。
浪曲師の舞台装置に、「テーブル掛け」というものがあります。お相撲さんの化粧回しに匹敵するようなものですが。
そのテーブル掛けの図柄を、金魚にしたいとおもっていました。
芸とは、一瞬で消えるはかないもの。その過ぎ行く一瞬だけを、その場のお客様と共有するにすぎないもの。
人工的につくられ、一瞬の観賞用の生き物である金魚に、芸のありようを重ねました。
理想の金魚を、探しました。そして、深堀さんに出会ったのです。

というわけで、いろいろあって「きんぎょ亭」という企画に至ったわけですが、
昨晩は、そのフライヤーのための撮影でした。
アタクシ、サイバー金魚になりました。
近未来の金魚の精。
それは浪曲・玉川奈々福ではなく、深堀隆介さん、ヘアメイクの高田さん、伊藤さん、新進のデザイナーmatofuさん、カメラマンの八木さん、深堀マネージャーの真弓さん、そしてきんぎょ亭のよしこさん、みんなの才能がほとばしり合わさった結果の、作品でした。
撮影で、さまざまなポーズや表情を要求され、それに従って形と感情を出していくというのは、とても面白い経験でした。フライヤーは出来次第アップ予定。

きんぎょ亭を見る前に、一度浪曲を聞きに、浅草の木馬亭にいらっしゃいませんか。深堀さんが惚れ込んだ、浅草でイチバン古い寄席に、どうぞ。
以下の企画がよい機会かとも。朝っぱらから浪曲二席演じる私の勉強会です。

玉川奈々福のおはようライブ ほとばしる浪花節!
3月8日(土)11:00開演 於:浅草木馬亭
木戸銭:500円(朝一番の笑顔付き!)