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金魚亭

「唸る浪曲 泳ぐ金魚 金魚亭」

金魚絵師深堀隆介空間プロデュース、浪曲と現代アートとのコラボイベントのブログ

金魚亭1日目 

2008年06月12日 | イベントの詳細
4月29日、金魚亭1日目のこと、書いていきたいと思います。

2日間の公演で、1日目は木馬亭を深堀隆介の金魚の空間にするといったアートイベントでした。

朝8:00にスタッフは集合し、準備に。
椅子に棒をくくりつけ、やじろべえ式にして、大きな金魚をつるしていきます。



朝ごはんを食べながら・・・。



野庵女子のみなさんには、受付&会場案内をお願いし・・・。



会場に華をそえてくださいました。

さて、仕上がった会場。




ステージ上では、大きな金魚のボードにお客様にも金魚を描いていただいておりました。


そして、会場の工事現場は、犬たちが働いてくれました。



犬なんです、これです。



そして、のってきた犬のいっぴきは実は深堀本人。
奈々福の三味線にあわせて、金魚を描き出しました。



出入り自由の会場のお客様はこんな様子。
アートイベントで、木馬亭という浪曲の定席小屋を使い、三味線にあわせた不思議な体験をしていただけたのではないでしょうか。





撮影/ヤギマサル氏



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ここで、お知らせ。
7月26日、金魚亭をお手伝いいただいた野庵さん主催によるイベントがあります。
詳しくはこちら
深堀隆介もパフォーマンスで参加です!

金魚亭公宴 あとがき(4)

2008年06月01日 | イベントの詳細
金魚亭公宴から、早1ヶ月。

昨日は、金魚亭をお手伝いしてくださった方々とささやかな打ち上げを。ああだった、こうだったといいながら、話がつきませんでした。

それからいただきましたアンケートは、またご紹介させていただきます。


今日は最後の、奈々福新作浪曲を。

それはまだ人々が愚かという、尊い徳を持っていた頃のお話しでございます・・・
と、伝助という金魚養魚場の主と「幻」という青い金魚のお話がはじまり



話はすすんで、幻が売りだされてしまうことに。


伝助が「オレの幻・・・」とさけんだところで、舞台は暗くなり、
奈々福、ニュースキャスターとして、後ろから登場。



インタビューされる熊さんを演じる奈々福。



なぜか、カメラマン深堀。レンズには金魚が。







競売にかけられ、せりおとされた、幻。

だが、伝助のことをあきらめきれず、伝助のもとへ・・・というところで、
奈々福、後援会のみなさまからいただいた金魚のテーブルかけが登場。






最後に伝助の孫のセリフ。

人生かけて夢の金魚を作り出して、その金魚に惚れぬいて命ィ終わらせちまって。

褒められたことじゃあありませんけどね、なんだか、そのオロカさが、オレにはう

らやましいんですよ

・・・・・・・・・

金魚亭衆一同も、金魚に惚れ抜いて惑わされて、そして浪曲の魅力、可能性にとり

こになり「金魚亭」というイベントやってしまいました。



「金魚夢幻」の最後のセリフ。


  それはまだ人々が、愚かという、尊い徳を持っていた
  昔々の物語、金魚と人の、物語


・・・・・・・・・・・・

金魚亭公宴の前日、木馬亭を金魚の水槽空間にかえていく様子もまたご紹介します。


撮影/ヤギマサル氏

金魚亭公宴 あとがき(3)

2008年05月18日 | イベントの詳細
金魚亭公宴
第一部、小泉謙一さんの和太鼓にはじまり国本武春さんの浪曲で終了。

中入り休憩をいただき、いよいよ第二部です。

第二部は
深堀隆介が、木馬亭空間づくり、つまり木馬亭を「金魚亭」に変化させる最後の仕上げという意味のパフォーマンス。
空間づくりを完成させた後、玉川奈々福をいざない、奈々福の新作「金魚夢幻」
を発表するものでした。


まずは深堀隆介が小泉謙一さんのリズムにのせられ、パフォーマンスを披露。

               




真ん中の白い紙に(金魚すくいのポイにみたてている)、金魚の色素を描く深堀。
小泉さんはここで、いったん和太鼓という武器をすて、「たたく」という原始の姿で。この方、本当に所作のひとつひとつが様になっていて、美しいです。

深堀が、四角い枠の中にいる小泉金魚にえさをやり



太鼓にかけてあった白い布を深堀が四角い枠にかけ、演台が完成です。
小泉さんは、ものをたたくという行為から、小泉さんの武器、太鼓をたたきだします。



そして、深堀も2枚のポイに、自身の武器、金魚を描き、いよいよ浪曲師玉川奈々福をむかえるために、マイクを演台におきます。

            

曲師沢村豊子師匠が入場し、奈々福は深堀にいざなわれ演台前へ。



奈々福のスキャットが入り、小泉さんのうちわ太鼓がだんだん遠くなり・・・・



いよいよ「金魚夢幻」のはじまりです。



撮影/ヤギマサル氏

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ちなみに
●深堀のパフォーマンスは和小物のWEBショップ野庵主催、7月26日日暮里でのイベントでも観る事が出来ます。ご興味ある方はぜひ。


金魚亭公宴 あとがき(2)

2008年05月18日 | イベントの詳細
金魚亭公宴

19時から小泉謙一さんの太鼓からはじまり、次はスペシャルゲスト
国本武春さんの古典浪曲。



館内はいつもと違う金魚の水槽と化した木馬亭の様子。



浪曲に入る前に、木馬亭のはなしや浪曲の話をしてくださる。

木馬亭は浪曲の定席小屋。
根岸興行社が40年前に浪曲小屋としてはじめたこの小屋が、いまや唯一の浪曲の定席小屋、寄席小屋となってしまった。

かつてはあちこちにあったとのこと。

そして昔はラジオで浪曲を聞いていて、わが街に浪曲師がやってくると

「待ってました!!」

と割れんばかりの拍手で迎えられたそうです。

落語や講談と違い、お話の途中に独特の節が入り、その節に

「名調子!」

と声がかかり、浪曲師ものってお話したそうです。

今日は明治の出世話「明治警察官出世物語」お時間までたっぷり!!

                


                

さすがの武春さん!!声がころころまわります。

場内から割れんばかりの拍手。
お客様のボルテージがあがりきったところで、お話はおしまい。

う~ん、日本一!!

撮影/ヤギマサル氏

金魚亭公宴 あとがき(1)

2008年05月11日 | イベントの詳細
4月30日
金魚亭公宴の写真、ちょっとずつ掲載していきます。
19時開演。
館内、いっぱいのお客様。




はじまりの太鼓として、小泉謙一さんの演奏。


の前に、男があらわれ太鼓が収納されている襖を開ける。
木馬亭で、ここの襖をお客様の前で開けたの、はじめてじゃないかな。








ドドーン、ドーン、ドーン・・・とはじまって。




約5分の幕開けとしての太鼓をお願いしておりました。
館内いっぱいに、太鼓の音が響き渡っておりました。

いよいよはじました。

続きはまた・・・。

撮影/ヤギマサル氏

29日「大金魚作出工事見学祭」

2008年04月21日 | イベントの詳細

4月29日・30日、たった2日間の「金魚亭」。

 最初の日29日は、「大金魚作出工事見学祭」(だいきんぎょさくしゅつこうじけんがくさい)。

現代美術作家深堀隆介が、浪曲の寄席小屋「木馬亭」空間を、

 まるでアート空間のように使用し、 

下の写真のような金魚をたくさん展示して、金魚の水槽のようにしていきます。

 詳細

 「木馬亭」から金魚の水槽にみたてた「金魚亭」に変えていく作業をそのままお見せしてしまうというイベントです。

 イメージはちらしの裏の絵のように。

ですから、当日は工事中です。製作途中です。 深堀隆介はじめ、作業員に扮した男たちが木馬亭の中で、展示作業を小さなパフォーマンスを織り込みながら、お見せしていきます。

下町娘たちになりきった着物女子たちが受付でお出迎え。この工事現場に入ったら、お客様にも金魚になりきって(金魚のお面をお渡しいたします)、この空間を楽しんでもらうことをお話いたします。

 楽屋では、深堀隆介の個展。普段の深堀の仕事が見られます。ご購入されたい方はぜひ!

ステージ上には、金魚の大きなボードがあり、これにお客様にも金魚の絵を描いてもらいます。これが、翌日の「金魚亭公宴」に飾られます。

参加型イベントです。 ぜひぜひ。

そして、ときどき、この金魚の水槽と化した空間に、奈々福が三味線もって、気楽にあらわれます。

 13時から19時までのイベント。

入退場自由で、何度でもきてよしで、500円。

 

 「さっきの仕事、どうなったかな・・・」

「今、奈々福さんに会えなかったな・・」 と思った方は、何度でも入ってください。浅草の街を楽しんでから、また入ってください。

どうぞ、29日にもぜひぜひお越しください。 木馬亭で現代アートの作家がイベントするって、前代未聞の試みなのです!

つまり、30日の公宴にむけたメイキングをお見せするという、パフォーマンスイベントです、必見!!


玉川奈々福と深堀隆介の出会い(1)

2008年01月30日 | イベントの詳細
4月29日・30日と行う「きんぎょ亭」。
そもそも、なぜ金魚と浪曲?という疑問がおありだと思います。

金魚も浪曲も日本の一時代を風靡した「和」の文化でありました。

ある日、玉川奈々福が本郷にある「金魚坂」という金魚屋さんがやっているレストランに行きました。

すると、そこの女将が金魚絵の帯をしておりました。
              
これは深堀隆介が描いたものです。
ちょうど、奈々福が自身のテーブルかけの図案を探していたところでした。

「これだ!!」

と思った奈々福が女将さんに詰め寄り、この作家を聞きだしたのでした。

それが、深堀隆介との出会いのはじまりでした。

           

つづく・・・。

30日は浪曲イベント!!

2008年01月30日 | イベントの詳細
4月29日・30日と行います「きんぎょ亭」。
前日に木馬亭から金魚の水槽空間に変身したところで、
「唸る浪曲 ほとばしる金魚 きんぎょ亭」の浪曲イベントを行います。

正統派浪曲として
国本武春 氏 をお迎えし、一席お願いしております。写真/森幸一氏

武春師匠の名調子、とても楽しみです!

その後、和太鼓奏者 小泉謙一 氏 と金魚絵師 深堀 隆介 氏が
続きます 玉川奈々福氏の浪曲の前に、金魚空間の最後の仕上げを、音とライブで完成させ、その後、いよいよ奈々福氏の、
「金魚シンデレラ」のお話が始まります。

これは、シンデレラのお話を、浪曲にしたものを、さらに、金魚バージョンにかえて話してみようというものです。

メイクも衣装もこっています。
メイクは美容室KINOTOLOPE 高田氏が担当。
衣装はこれまたすごいことに。

詳細はまた少しずつ書いていきます・・・・・・・。

29日は深堀金魚空間へ木馬亭が変身!

2008年01月30日 | イベントの詳細
4月29日・30日と行います「きんぎょ亭」。
一日目は、現代美術作家 金魚絵師の異名をもつ深堀隆介が、
木馬亭の空間を、自身の金魚の空間に変えてしまうというインスタレーションイベント。
美術作家がつくっていくさまをそのまま見せてしまうという、新しい試み。
そして、場所が、ギャラリーではなく、浅草の浪曲の定席小屋を使うというのだから、おもしろいはず。どういったものになるのでしょうか。

乞うご期待!詳細はまた書いていきます。