セントバーナードのキングスウッヅ犬舎雑感

犬種の正しいタイプを求めて46年
世界に通用するセントバーナードの作出と啓蒙

一日体験入園

2015年09月12日 10時50分35秒 | 日記

初めに
この度の大雨により被災された方々にお見舞い申し上げます。

そして
1994年以来新築の自宅をホテル代わりに提供していただいたり、運転手としてあちこちを案内していただいたき、また数々の当犬舎の犬をお世話いただいたダイアナ( Diana Remington Oliver)の逝去に心より哀悼の意を申し上げます。

ダイアナに犬仲間として最後までみとってくれたサラ マーチン(Sarah Martin)に有難く感謝したい。
先週の日曜日のドッグショーで負けてやけ酒を飲んだという私のFBの記事をダイアナに読んで聞かせたらダイアナが笑ってウイスキーよりバーボンの方が良いと言っていた。と連絡をくれたサラのメッセイジには、ダイアナは、危険な状態だと書いてあったがこんなにあっけなく死ぬとは、思っていなかった。もう一度会えなかったのが残念である。

さて
この一日体験の記事は、昨日投稿する予定でいたがダイアナの訃報をジョン(JoanZielinski 現アメリカセントバーナードクラブ会長)からのメッセイジを頂きビックリして呆然自失の状態でいたため投稿できなかった。

10日は、義母が週3回お世話になっている認知症患者専用のデイサービスの園の動物園への園外活動の日であった。
朝6時ころより如何いう訳か体内時計が狂って義母が起きてきて食堂のTVを見ていた。
「ばーちゃんどうしたんだよ。こんなに早く起きてきて。」
「ばーちゃん今日はね動物園にみんなで行くんだよ。俺も行くからね。」
「旭川の動物園か?」
「イヤ、札幌市の円山動物園だよ。」
私は、今日のばーちゃんは、ずいぶん冴えているなと思いながら
「お昼ご飯も動物園で好きな動物と一緒にお弁当を食べるんだよ。ばーちゃんは、おっかねー顔するから動物が嫌がるのでカバの部屋で喰うんだぞ。」
「カバ?・・・」
9時半頃に迎えの車が来て私も一緒に園に向かった。
動物園に出発する時間は、11時なのでそれまでの時間は、私も利用者さんと一緒にトイレにこそ行かなかったが利用者さんの方々と同じメニュウで時間を過ごした。
利用者さんやスタッフの皆さんが集う大きな部屋に通され既に到着している他の利用者さんや保護者の方々と最初のおもてなしのお茶を頂いた。
次に皆さん揃ったところで個々に検温と血圧のチェックがあった。私も血圧だけチェックしたら上が171あった。普段は、130~140くらいなので少々高いなと思った。少し落ち着けば平常に戻ると思いあまり気にかけないでいた。
次の行程は椅子に
腰かけたままで出来る体操を若い看護士の指導で15分ほど肩足首をほぐす体操をしたが結構きついものもあった。高齢者用の体操だからと半分甘い考えでいたが真面目に根を詰めて指導されている通り行うと普段体操をしていない我々には、堪えた
この体操が終わってから再びお茶がだされ一服した後
11時に親団体の大型バスに乗り込み動物園に向かった。
私の参加の目的は、義母の保護者と言う立場もあるが利用者さんと介護員さんたちの活々した姿を記録に残し思い出造りの一環に役立てて貰うという側面もある。義母が此方の介護施設にお世話になってから大きな行事の際には、介護員利用者さんの人間像を撮り続けている。
5年まえの顔の写真と現在の写真とでその変化が良く解るご高齢の方とそうでないご高齢の方が居ることに気付くこともある。

動物園について正門前で記念写真を撮り園内で幕の内弁当であったが結構なものであった。義母は、おかずを全部喰いきれなかったので帰って犬にやろうと取っておいたのに介護の方が後片づけ時に持て行ってしまったと帰宅してもぼやいていた。昼食後は、自由行動で自分の見たい動物のところで動物を見学をしていたようであるが利用者さんは、全て手押し車に載せられていたので結果的には、介護者さんの好みと判断で見学しているようであった。
⇐義母は、私の事前暗示が効いたようで介護員にカバのところに行くように頼み見学したようだ。帰りのバスの中でもカバのでっかいのにびっくりしたとしきりに話していたようだ。
いまこの動物園の売りは、この動物園で生まれた北極グマの生後6か月の牝熊「リラ」である。園内の一番奥で高台にあるので見学者はここでUターンして引き返しているが私は、レッサーパンダが見たいので少し寄り道をしてレッサーパンダの小屋の前で写真を撮っていたら時間がかかり過ぎ私を探しに園の管理職の人が来られていた。正門のバスのある所まで歩いて行くのには、時間がかかるので畜クの西門に車を止めているからと西門から正門までもどた。
介護員やスタッフの方々は、利用者さんに事故があっては、大変だと相当神経を使っていたと思うが一日体験入園の認知症予備軍の私が迷子になるなど想像もしていなかったろう。

帰宅後義母は、オラウンターオラウンターとしきりに言っていた。
義母の娘にオラウンターは大きくておっかなかったと話していたが娘は、オラウンターがどんなものか解らず私にきいてきた。「お前のご先祖様だぞ。」「猿より大きくゴリラのような恰好をして頭がものすごくいいんだよ。」果たしてこの親娘は私の説明で納得をしたのだろうか。

余談であるが翌日ばーちゃんに「昨日どこに行ってきたんだ」とたずねたら「知らん」と言い「オラウンランは?」と聞いたら「オラウンンタン?」という返事であった。これが94歳の義母の平常の姿である



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