注目されます

2015年03月26日 13時47分46秒 | 朝鮮
ベトナム戦争当時、サイゴン(現ホーチミン市)に韓国軍の慰安所が存在したことが、アメリカの公文書によって初めて明らかになった。

日韓間に横たわる慰安婦問題に新たな視点を供する歴史的資料を発見したのは、TBSワシントン支局長の山口敬之氏。山口支局長は2013年9月から、約1年をかけて米国立公文書記録管理局のベトナム戦争に関する膨大な資料を調査。その中から、サイゴンの米軍司令部が、同じくサイゴンの韓国軍最高司令官・蔡命新(チェ・ミュンシン)将軍に送った「書簡」を発見した。

同書簡は1969年に書かれたもので、主題は韓国兵が関与した経済事件。その中で、同事件の舞台となったサイゴン市中心部の「The Turkish Bath」(トルコ風呂)について、以下のように記されていた。

「この施設は、韓国軍による、韓国兵専用の慰安所(Welfare Center)である」

(The Turkish Bath was a Republic of Korea Army Welfare Center for the sole benefit of Korean Troops.)


山口支局長が語る。

「韓国側はこれまで、日本軍の慰安所について国際社会で厳しく糾弾し続けてきました。ベトナム戦争当時、韓国軍の慰安所がサイゴンに存在した事がアメリカの公文書によって明らかになった今、韓国側がこの問題にどう対処していくのかが注目されます」

http://u1sokuhou.ldblog.jp/archives/50456089.html

悲劇か喜劇か

2015年03月26日 13時37分27秒 | 日本
http://now2chblog.blog55.fc2.com/blog-entry-19875.html

私はブログとフェイスブックに載せる記事を、原則として日本語と英語の2カ国語で書いている。
記事の題材や資料が英語の場合、先に英語で書いてから日本語に翻訳する。この場合はあまり苦労を感じない。

しかし、参照する資料などが日本語だった場合、先に日本語で記事を書いてから英語に翻訳する場合が多い。
このパターンは少々やっかいだ。

日本語は漢字という1種類の表意文字と、ひらがなとカタカナという2種類の表音文字を組み合わせて表記できる。
しかも、「助詞」をうまく使えば、日本語は文の中で語順を入れ替えることすら自由自在だ。

他方、英語はアルファベットという26文字だけで全てを表現しなければならない。
便利な「助詞」は存在せず、倒置法などは限られる。

ちなみに、日本語の仮名は「五十音」と言われるが、「がざだば」行の濁音、「ぱ」行の半濁音、「ぁ」行と「っゃゅょゎ」
という捨て仮名を入れると、ひらがなは76文字。カタカナは「ヴ」も使うから77文字ある。
加えて、常用漢字は2136字/4388音訓もあり、同じ言葉でも、どの文字種を使うかで微妙に意味を変えられる。

従って、日本語で文章を書くときの自由度の高さは、英語とは比較にならない。
うまい皮肉を日本語で思い付いても、英語で表現しようとすると本当に大変なのだ。

世界に誇るべき日本語の表現力だが、前回の連載で、君が代の変遷について書く際に、日本の初代文部大臣の森有礼(ありのり)
について調べていたら、驚くべき事実を知ってしまった。

森は10代で英国に留学しており、英語が非常に堪能だった。この日英バイリンガルの大先輩は
「日本語を廃止して、英語を日本の国語にすべきだ」と考えていた。漢字の複雑さを特に問題視していたようだ。

確かに、明治初期の漢字は今よりも複雑で数も多かった。話し言葉は口語、書き言葉は漢文という不自由な習慣もあった。
西洋に後れた政治や経済、科学などの学習に必要不可欠な英単語は、日本では概念すら存在しないものが多かった。

例えば、「社会」「存在」「自然」「権利」「自由」「個人」「品性」「人格」「情報」「近代」「美」「恋愛」「芸術」
「彼・彼女」などの言葉は、江戸時代の日本にはなかった。明治期の先人が苦労を重ねて生み出したのだ。

もし、これらの言葉が使えなかったら、日本語の文筆作業は相当もどかしい。
だから、当時の森の気持ちも理解できるが、現代から見れば、満41歳で暗殺された森の考えは若気の至りだった。

ところが、本当に漢字を廃止して、独自の表音文字だけにした国が、日本の近くに存在する。
結果、国民の大多数が、わずか70年前の書籍や新聞を全く読めず、真実の歴史に向き合えない。
悲劇と呼ぶべきか、喜劇なのか。それが問題だ。


ケント・ギルバート