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KIMBERLY雑記帳

4年半の中国生活を終えて日本に戻ってきました。
あたし、浮いてないかしら?とやや挙動不審になりがちな日々。

ぶらり一人旅 黄龍その1

2013-07-09 18:55:29 | 旅行

酔い止め薬は飲んだ。

酸素缶も買った。

なぜだか1元払わされた”ミラクルトイレ”で用も済ませた。

完璧。。

あとはシュっとロープウエイに乗ってシュっと3,500m地点まで歩いていって、シュっと3,100m地点まで降りてくればいいだけでしょ?

楽勝だよ、らっくしょう~

、、、と思ったあなたはガオシャンビンになるでしょう。

気をつけろ!少しの油断で俺もお前もガオシャンビン! だ。

気をつけよう。

1mm足りとも気を抜かぬまま、めだカーは黄龍入口に到着。ホテルからなんだかんだと2時間40分ほどかかった。ここで入場券を買う。

入場券200元 ロープウエイ代80元なり

チケットを手にし、再度めだカーに乗り込む

あれ?どうして??

このチケット売り場の横にある入口は”徒歩で上まで登って行く人用の入口”なのである。

徒歩?

とーほっほっほ!奥さん、笑かせちゃあいけなくってよ。

徒歩で上まで歩いていったら、あたくし完璧にガオシャンビン発症だわよ。奥さん、あーた、冗談きっついわよ~ とーっほっほっほ!

、、、ので、ロープウエイに乗る。

そんな弱気な人はこの先にあるロープウエイ乗り場まで移動しなければならないのでめだカーでgo!。(ロープウエイ乗り場までの無料のシャトルバスあり)

そして、ロープウエイ乗り場に到着~

めだかちゃんに”出口に着いたら電話しまーす”と言うと、”ゆーっくり、ゆーっくり見ておいでね”と送り出してくれた。くぅぅ、、めだかちゃん、優しいええお人や。。

この時点で11:00ちょうど。

雨も降っていたからか、ロープウエイ乗り場はガーラガラ。

ロープウエイは一人で貸切状態だった。うきき~

あめに~濡れながら~ と歌ったって没問題。貸切ロープウエイ~

貸切ロープウエイは約10分ほどで終点(標高3,473m)に到着

ででーん!

ちょっぴり寒い。この時の気温は10℃。

ここから”五彩池”までは約2kmの道のり。

案内板を見ながらスーハースーハー。ゆっくり呼吸を心がけていざ、出発~

道のりは平坦な木道でとても歩きやすい。時々ある階段も一段一段の段差が大きくなくてラクである。

昨日たっぷり歩いたせいか、ふくらはぎが猛烈あたろうに筋肉痛。

でも、そのおかげで早く歩くことができなくて良かったかも。

後ろから来る人達にどんどん抜かされながら、ゆーっくりゆーっくりと歩いていく。

ノロマな亀とは私の事よ!ほーっほっほ

人は少ないし、空気はきれいだし、雨の黄龍もなかなか良いものだな~と思う

少しすると小屋が見えてきた

こちらは無料の酸素バー。苦しくなったらここに駆け込めば良し。

え?駆け込む??

ムーリー、奥さん、そんなのムーリー

駆け込む=ガオシャンビン

やーだー こーわーうぃ~

良い子のみんなは苦しくなる前に行っておこうね。キラリーン

この時は私も苦しくなかったのでそのまま通り過ぎて先に進んでいく

そして”見晴らし台”に到着。

お天気が良かったら、遠くの雪山もきれいに見えるんだろうねぇぇ。。。

下の方を見ると、我らが目指す池がはるか彼方遠くに見えている。

写真だとこれがいっぱい、いっぱい、で何が何やらわけわかめ~、だが、肉眼で見ると本当にきれいな池がこの位置からでもはっきり見えて、一気にテンションがあがる。

わーい、早くあれ見たーい!

No! No more ガオシャンビン!キリリ!

焦ってはならぬ。ゆっくり、ゆっくり行かなければ。。。

もう少し歩いていくと、またしても酸素バーが見えてきた。

どれ、ちょっと座りたくなってきたし、そろそろやってみるとしましょうかね、と中に入る。

考えることは皆、同じ。満員御礼状態でおばちゃん、大忙し。

酸素は無料だけど、鼻に入れる管は1元で購入しないといけないので1元をおばちゃんに渡してイスに座っていると、おばちゃんが酸素の入ったクッションを背もたれにあててくれる。

そのクッションに寄りかかることによって、中の酸素がじわじわと出てくる、、というしくみ。

鼻から酸素がスー、スー

若干、管がゴム臭いけど、ま、いいじゃないか。硬いことは言いっこなしよ、と低酸素の世界では心が広くなる。

スー、スー、スー、スー

結構、快適~

効果があるかどうかはわからないけど、小屋内に”我ら、ガオシャンビンと戦う同志なり”みたいな空気が漂い、みんなお友達気分で、鼻から管をぶら下げながらにこやかに談笑。

1元で見つかるガオシャンビン同志。君も仲間に入らないか?

大体10分くらいはスースーできたと思う。

ちょうど良い休憩となって、気持ち新たに目的地目指して歩き始める

そして、ようやく目指すべき五彩池への分かれ道に到着

左の道から行ってもいいし、右からでも良い。

、、が、ここで”ちょっときついな”と言う人は無理して上にあがらずにこのまま右の道を行くと、下に下りていく道とぶつかるので、この看板の前で”どうする?行く?行く?”と相談する人が何人かいた。

私はさっきスースーしたおかげで大丈夫そうだったので、このまま左の道を上がっていって五彩池を目指す。

ゆるやかな上り階段が続くので、それまで以上にゆーっくり、ゆーっくりと歩いては止まり、歩いては止まりぃ、と繰り返しつつ上を目指す

苦しいな、、、と思わないために、階段横の景色なんかを見て気分を紛らわす

道端に咲いている花たちもすごく可愛くて、立ち止まって写真を撮っている人も結構いた。

そうこうする内に、あら?

きゃ。ちらりと見えてきた~

チラ見だけで充分~ってくらいに綺麗。

、、が、しかし、人間とは欲深い生き物。チラ見だけでは我慢できなくってね。上までがんばって行きましょう~

そして到着~

わぁぁぁ~!

、、と思ったのは私だけよね?

う、写真がきれいじゃなくてすんません。実物はこの数百倍綺麗。

遠くに黄龍寺も見えている。

ここで雨もやんだので、どれ、いつものアレ行っときますか。

お菓子休憩なり~

気圧の関係でお菓子の袋がパンパンにふくらんでいた。ちっ。ふくらんだ分、中身も増えてたらいいのに。

ポリポリお菓子を食べながら綺麗な景色を眺めていたら、西洋人が”シャッター押してもらえますか?”と言ってきた。

オーケー!と答えたものの、う!またしてもIphoneかい!

”ごめん、私iphoneはちょっと、、”と言ってみたが”no problem"と言うので、じゃぁ、、と引き受けてみたが、、

パチリと撮って”確認してみて”と見てもらうと "oooops!”と言われた。西洋人は正直さん!

ほーれ、見てごらん。ooops!だったでしょう?

”ごめーん、他の人に頼んだほうがいいよ”と言うと、あっさりと”オッケー”とその場を去っていった。あたし、あきらめの早い人は好き

他の人に頼んでいる彼女を横目に自分も何枚か写真を撮る

ooops!自分でも言ってしまう。

ガリガリ君ソーダ味を食べたくなった。

五彩池の背後には雪山が。。

雪男さーん!雪男さんに挨拶しておく。きっと、向うからもこっちを見ているはず。

お菓子休憩を終えて、池の周囲をゆっくり歩きながら下に下りていく

鳥さんが目の前を歩いていたので、そっと観察

かわいい。あなたはチルチル?それともミチル?どっちなの?

離れたところからもきれいに見える。

こんな山の中にポカーンっと一箇所だけこんな景色が広がって、最初見つけた人はびっくりしただろうな~と思う

あら?階段を下りていった先に小屋が見えるわ。小屋の前にはさきほど上から見えていた黄龍寺が。

 

ささーっとお参りをして、すぐに小屋に吸い込まれる。

そして、1元払ってスーハー、スーハーagain。

うふ。ちょっとした私のお楽しみになっていた”酸素バー”。

スーハー後、またしても横の景色を見ながらゆっくり下っていく

あら、汚ーい!って思ったと思うけど、奥さん、これ泥水じゃないのよ。こういう色の石なの。上を流れる水はきれい、きれい。

さらに下っていくと今度は黄龍中寺が出てきた。

この辺りから下から徒歩で歩いてきた人とよくすれ違うようになってきた。

マニ車がいっぱい。さすがにヤックンはいない。

古めかしいながらも立派なたたずまいのお寺。

チベット族の人たちかな?頭巾(?)がカラフルでかわいい。

雨も止んで歩きやすくなってきたと同時に暑くもなってきた。ゆっくりゆっくり歩いていく

ここは分かれ道。

右側の道はこの後もきれいな池を見ながら歩いていく道。左側の道は見るものは何も無いけど最短距離で出口まで行ける近道。

さぁ、どっちを選びますかな??

ふーっふっふ。

スーハーのおかげか、ガオシャンビンの気配がまだ無かったので、このまま綺麗な池沿いに歩いて行く事にして右側の道を進んでいくのであった~

 

 

 


ぶらり一人旅 黄龍に向けて準備

2013-07-08 13:17:35 | 旅行

おはよう~

、、、と目覚めたのが朝3:30

さすがに前の晩20:00に寝ちゃったもんだから、こんなに朝早く目が覚めちまったわ。

めだかちゃんとの待ち合わせは朝8:00。あと5時間近くあるじゃあーりませんか。

、、じゃ、もう一眠り、、、はしなくってよ!

私には大事なミッションがあるざあます。

ミッション、、、それは、、

ガオシャンビン対策委員会”である。

ガオシャンビン = 高山病

この日は”黄龍”に行く。”黄龍”といえば、ガオシャンビン、ガオシャンビンと言えば”黄龍”。いっちばんきれいと言われる”五彩池”の標高は3,553mなので、ちょいと気を抜くとガオシャンビンになっちゃうわよ、奥さん!

私は過去に3回ガオシャンビンにやられたことがあるので、あの辛さはよぉぉぉく骨身に染みて知っている。

ガオシャンビン=二日酔いの二乗 X 二日酔いの三乗

、、、くらいだ。

思ひ出すのは富士山である。

頂上まであとちょっとさ、、という最後の山小屋地点でガオシャンビンにかかり、頭痛、吐き気、下痢という”魅力の3セット”に襲われた。

頭ガンガン、胃の中がぐるぐる回る感じにオエー、そして、お腹ごろごろ、、、、と、私の身体大忙し。

順番よ、みんな順番よ。ちゃんと並んで一人ずつ順番に、、、と身体の中の暴れん坊将軍達に語りかけるが、暴れん坊将軍達は聞く耳を持たない。

星空でも見て気分転換を、、、と頭を上に向けただけで

ガーン!ガーン!ガーン!響き渡る頭痛。

あんた、、星空くらい見せてくださいよ、、、と何度かトライするもその度にガーン、ガーン、ガーン!

私、無理。かへります。実家にかへらせて頂きます!

、、、と真っ暗闇の中、下山を開始して6合目まで降りてきたところでご来光を臨む、、という素敵なおもひでになった富士山。世界文化遺産おめでとう。良かったわ、あの時、私、山を汚さなくて。。。

あんな思いはもうしたくないの、私。(その後、2回ほど同じ目に遭ってますが、、ぷぷぷ)

、、、ので、緊急ガオシャンビン対策委員会を開かねばなるまい。

ガオシャンビンにならない為には

1)しっかり睡眠ーー>これはバッチリだ。

2)お酒は控えるーー>オッケー、オッケー、控えてる、控えてるよ

3)走らないーーーー>筋肉痛バリバリ、プラス腰痛で走れないからオッケー

4)大声でしゃべらないーー>お一人様なのでこれもオッケー

5)腹6分目を保つーーーーーーー>昨日、お菓子いっぱい食べたけど、大丈夫。きっとあれは腹6分目。

あれ?全部オッケーじゃ?

、、と思ったら急に気がラクになってきた。

ふっふん、あたし、行けちゃうんじゃね?ガオシャンビンにならずに行けちゃうんじゃ?ふっふん

、、、と浮かれポンチになりかけた時にふと気づく

”お前さん、道中は大丈夫なのかい?”

あんた、それは、、、

Good question !

そうよ。黄龍までは約3時間の車の旅。しかも山道。

めだかちゃんは良い人だけど、カーブが苦手。、、、ってことは車に酔うかも?

車に酔うーー>気持ちに余裕がなくなるーー>焦って行動ーー>ガオシャンビン

やーだー

車酔いにガオシャンビンだなんて、考えただけで3日寝込める~

、、というわけで、酔い止め薬飲んでおいた。これで大丈夫。ふっふーん。

気がラクになったので、朝イチお菓子。

おっと。腹6分目にしなくっちゃ、、と、袋の半分食べたところで我慢、我慢。残りは黄龍で食べるの、私。ふっふーん。

めだかちゃんが来るまでまだ時間があったので、イメージトレーニングをしておく。

”私は三浦雄一郎。私は三浦雄一郎。セサミン飲んでないけど、私は雄一郎”。

これで大丈夫。完璧だ。

完璧に準備が整ったところで、めだかちゃんやってくる。

ふっふっふ。ここでもガオシャンビン対策は抜かりなく。

めだかちゃんに

”けふは私、助手席に乗るざあます。ガオシャンビンになりたくないし、車に酔うわけには行きませんので、助手席に乗りたいざあます”と必死で訴え、めだカー助手席に乗り込む。

めだかちゃんは優しいので”ガオシャンビンはゆーっくり歩いたら大丈夫だよ。心配だったら途中で薬を買って行くといいよ"と言ってくれた。

じぃぃん、、、めだかちゃん、ありがとう。

そして、雨の中、めだカーは出発~

助手席だから前がよく見える~ うきき~

そこのけ、そこのけ、めだカーが通る~、、と、黒いヤク集団を蹴散らせながらめだカーは山道を走っていく。

どんどん、どんどん、高度を上げながら黄龍目指して快走するめだカー。

途中で、何度か眠気に襲われて”ふわぁぁぁ”っとあくびをする度に、私が車に酔ったと思うのか、めだかちゃんが焦って”大丈夫?大丈夫?車止めようか??”と言うのが面白くて、途中からカラあくびをしてめだかちゃんを焦られつつ、その様子をくーっくっく、、とほくそ笑む。

そうこうする内にガオシャンビンの薬を買える場所に到着

治療室付き。心強い。

怪しい薬を薦められたが、薬はやめておいて、とりあえず酸素缶だけ購入。50元なり。

デカ!!!酸素缶デカ!!!軽いが大きいのでなんだかとっても心強い。これで完璧~

この先、あとどれくらい走っていくのかわからなかったので、ここでトイレに行くことにした。

なぜか入り口におっちゃんがいて1元払う。

あの1元は何だったんだろう??

心臓ドキドキ体験料??

すごく久しぶりに目にした”ボットンスタイル”のトイレ

もちろんドアは無い。

しきりも1mくらいの高さなので、360度よく見渡せる。

 

むやみやたらと息を吸うのがはばかられるが、

息を止める=ガオシャンビン 

止めるわけにはいかねえ、と、やたらと息を吸い、そのニオイに気絶しそうになる。

さっさと済ませてここからさっさと逃げ出したい。

逃げ出す=走る=ガオシャンビン

至る所にガオシャンビンの罠が。。。

こ、、、こんな所に罠が待ち受けていたとは、、、、、

ゆっくりとクラクラくるにおいに耐えながらようやくめだかちゃんの姿が見えたとき、涙が出そうになった。

めだかちゃーん、トイレひどかったよぉぉ

めだカーに乗り込み、走り出しためだカーの横の道にはきれいなドライブインが何箇所かあるのを発見

(トイレに行きたくなったら、そっちに行った方が良いと思われまする)

涙で曇って景色が良く見えないわ、、と思っていたら、それは雨粒のせいだった~

雨の中、まだまだめだカーは快走していくのであった。

黄龍まであとちょっと~ 加油、わたし~、、、と小声で自分を応援。

だって、、、、

大声=ガオシャンビン

危ない、危ない。

 

 


ぶらり一人旅 九寨溝その5

2013-07-04 10:21:52 | 旅行

やっくん連れて帰ろうかな、、という気に少しずつなりながらも、どう考えても上海まで持って帰れないだろうという結論にたどり着き、泣く泣く(?)やっくんを置き去りに、次の地へと歩いていく

次に出てきたのは”老虎海”

秋になると山の紅葉が湖面に映りこんで、さながら虎が横たわっているかのように見えることからこの名前がつけられたとの事。

洒落てるわよね~。名前の付け方がとっても洒落てるわよね~。ヤクを”やっくん”と命名する私のセンスとは大きな違いだわ。。。。

自分のセンスの無さを実感したところで次の地へ。

この界隈はくっついているので、のんびりブラブラ歩いて行くのが丁度良い”食後 菓子後の散歩”。

次に出てくるのは”樹正瀑布”。

幅62m、高さ15mほどの小さめな瀑布である。

、、が、水量がすごいので、たくさんの水しぶきにより、またしても前髪はパックリと7:3分けになる。

みんな、流れる水を見ているフリをして”自然の7:3分け”の仕上がり待ち。

爽やかな7:3分け集団の一員として、川沿いを歩いていく。

横からも水しぶきがかかってくるので、横の髪の毛も若干ウエット気味に。時々、後ろの景色を見るフリをして左サイドもウエットにしないとバランスが悪いっちゅうもんよね。

、、、と、左サイドをウエットにするべく、しらじらしく後ろの景色を写真に収めてみたりする。

程よい仕上がりに満足しながら歩くこと数分で、またしてもチベット族の村が見えてくる

道路を渡った先にあるのだが、、、、

さっき見たし、やっくんが出てきそうだし、、、、、と、ここはパス。

この村の目の前には”樹正群海”と言って、大小合わせて19個の湖がある。

わーい!と思って、見に行ってみたものの、、、

あらら、、、自分の目の高さからだとこれ位にしか見えない。うーむ、、、50cmのシークレットシューズを用意するべきであったか。。。

何気なく後ろを振り返ったら、

きれいな青空が広がっていて、自分の7:3分けが恥ずかしくなった~

そそくさと太陽の下から逃れる。

そして、

”火花海”は”臥龍海”と”双龍海”の間にある水深9mの湖。

もちろん、透け透けで湖底の倒木がきれいに見える。

この界隈には湖がいろいろあって、歩いて見ていくのが本当に楽しいポイントであった。

透け透け天国を満喫。

程よく日陰になっているので、本当に心地よく歩いていける。また、ほとんどの人が”火花海”を見た後すぐにバスに乗って行ってしまうので、この辺りから観光客の数もぐっと減って更に良い感じに~

良い感じに小さい滝なんかも出てくる。

また、ここでお菓子いっちゃおうか?と、かばんをゴソゴソしていたら”あの、、写真撮ってもらえませんか?”と一人旅風の男性に声をかけられた。

あっさりと”いいですよ~”と言ったものの、、、あ、、、、あれは、、、、、

Iphoneであった。

ううう、、、ごめんなさい。。私、Iphoneで写真撮るの苦手なのです。。なんか、シャッターとかうまくできなくて、モジモジ、オロオロ。。

そして、オロオロ撮影会。

なんとか、3回くらい取り直した後、ようやく”OK"をもらえたけど、、、お兄さん、他の人に撮ってもらった方がいいですよ。ごめんね、不慣れで。。。

ふぅぅぅ、、、リンダ困っちゃったわ。

先ほどの火花海から次のバス停まで結構、距離がある。

でも、天気も良いし、前髪7:3だし、リンダ困っちゃったし、、、なので、もうちょっと散策するべく人気のない道をブラブラ歩いていく

ベストシーズンと言われる秋は山々が紅葉してすっごく綺麗なんだろうな~

あら、こんな所にもタルチョーが、、、と写真を撮っていたら、”あなたも歩いていくの?”と背後から声をかけられた。

そこには一人の中国人女性が。

”ええ。歩いていきますよ”と答えると、”次のバス停まで2kmもあるんだって!ばっかみたい!こんなに暑いのにひどくなぁい?”とすごい勢いでまくし立ててくる。

どうやら、暑くて疲れてきたが、バス停が無いことにイラ!っとした模様。

”でも、没方法。歩くしかないんじゃない?”と言うと、”そうよね”、、とシュン、、としちゃった。かわいい。

そのまま、一緒に次のバス停まで行きましょう、ということになり、いろいろお話しながら歩いていく。

話し始めてすぐに私の中国語がつたないので、”どこから来たの?”と聞かれた。

”上海から来たの”と、やや的外れな答えをしたら”そっか。上海人なのね。どうりで、、”となぜか納得された。

どうりで、、、、って。

どうりで、何?????と聞いたら、”私、天津から来たんだけど、天津の中国語と全然違うな、と思って”と言われた。

どうやら、私のヘンテコ中国語を上海弁を思った模様。

ぷぷぷ~ あたし、上海人じゃなーいざぁぁますぅぅうぅ~ ぷぷぷ~

ようやく私が中国人でないことを悟ってもらい、たどたどしいながらも彼女との会話を楽しみながら歩いていく。

ただの草ボォボォ地帯と思って歩いていたのに、こんな感じの”あんた達、ばかですか?見所ですよ、ここは”看板を発見したので、”じゃ、撮っておこうか”とお互いに写真を撮る、撮る。

この彼女が一緒に歩いた天津の女性。ゆっくり中国語を話してくれたり、いろいろと会話に気をつかってくれたり、と優しい女性だった。

そのまま、歩いていくと最終バス乗り場前にある”盆景灘”に到着

ここでも、写真を撮り、少しだけブラブラしてたらバスが来たので、そのまま出口まで。

彼女は出口付近で友人と待ち合わせしている、というので、出口に付いた時点で彼女とはさよなら~

この時点で17:00。

たっぷり10時間楽しんだので、そろそろ帰りましょうか、とめだかちゃんに”帰ります”コール。

5分ほどでめだカーがやってきたので、めだカーに乗り込んでスーパー経由でホテルに戻ってもらった。

ホテルに着いた瞬間、どっと疲れが押し寄せてきたので、そのままホテル内にあるマッサージ屋へ。

1時間で200元のチベット式足マッサージをお願いする。

うふ。チベット式ってどんなん??と楽しみにしていたが、いつも上海でやっているのと大差なかった

足がちょっぴりラクになったので、部屋に戻ってシャワーを浴びてさっぱりする。

ふぅぅ、、風呂上りにはビールだよ!と行きたい所だが、次の日は”黄龍”に行くため、高山病予防としてお酒は我慢、我慢。。

私、この地で暮らしたら”健康体”になれる気がする~ うきぃ

お酒もないし、なんだかなぁぁ、、、、、

寝ちゃおうか?

いっそのこと寝てやろう。

そうだ、そうだ、そうしよう~

、、、と、就寝。 20:00の出来事であった~

 


ぶらり一人旅 九寨溝その4

2013-07-02 10:11:33 | 旅行

再び中継地点である”観光客センター”に向けてバスに乗っていたところ、バスガイドさん(1台に一人バスガイドさんが乗車している)が、”次降りる人いますかぁ?”と聞いてきた。

次?次は何があるんですの?、、と、前方に目をやってみるとチベット族の村みたいなのが見える。

はい!

手を挙げて、その場で下車したのは私一人ぽっちなり~

うふ。とっても雰囲気のある良い所~

”マニ車”もいっぱい並んでいる。書かれている通り、左手で時計回りと逆方向に回しながらブラブラ歩く。

中ではちょこっとお土産なんかを売っているっぽいが、こちらの人たちは人が好いのか、強引に”買ってって、買ってって”攻撃をして来ない。

アンドゥオー ザンジャー

”あんどう”さんの家?

、、、なわけなーいじゃない、ばーか、ばーか。と、きっと、この心優しそうな白いシャツのおじちゃまは私の心を読んで、そう思ったに違いない。

”仏塔”なんかもある。

静かな所で気持ちよいので、このまま道沿いに歩いて行く事にした。

バスで横を通り過ぎる観光客たち。涼しげ~

道沿いにはまた別のチベット族の家が出てきた

同じく、ちょこっとおみやげなんかを売っている。

、、、と、、

何?この看板は何???

子犬ちゃんが生まれちゃってるわけ??と勝手に写真から想像。(いつの写真かわからないが)

きゃおぉぉぉん!かわいい、、かわいすぎる。。。写真だけで既にデレデレ。

で、、、でも、、、見ちゃったら絶対にこの場を離れられない。。絶対、無理ぃ。。。

、、、ので、寄らないことにする。危険すぎるわ子犬作戦。

意識をよそに持っていこう。

まぁ、カラフルなおうちですこと。

あーれー!

動物達のか、、、かしら(頭)が。。。。

後でめだかちゃんに聞いたらチベット族の家では動物達の”かしら”を魔よけとして玄関なんかに飾るんだって。

か、、、、かしらぁぁぁああ~

こういう使い方もあり。

”かしら”のミルフィーユ。”6層の”かしら”に角を優しく添えて”、の図。

魔よけとは言っても、やはり”かしら”をそのままってのは怖いわぁぁ、、、

目の穴とかばっちり開いてるしさ、、

じゃ、あたしにしとく?

やぁ!

玄関に?あなたを?

ええ。あたしを。

一旦、この案を社に持ち帰って全社員と相談の上、改めてお返事させていただくっていう事でよろしいでしょうか?

ビジネスライクにさりげなくお断りの文言。

”タルチョー”もいっぱい掲げられている。

ちょっと”タルチョー”を調べてみたの。そして、今頃知った事実!

五色の順番は青、白、赤、緑、黄の順番に決まってるんだって。そうなんだぁ。と写真を見ながら確認。

本当だ、順番に並んでる。。。じぃぃん、そっと感動。

このままチベット族の家々を見ながらぶらぶら歩いて行ったら、観光客センターにたどり着いたので、お水を購入してその場でしばしお菓子休憩。

ふぅぅ、、、きれいな景色の元で食べるお菓子は格別。。

、、、って、どんだけお菓子三昧やねえええええええええん!

うふ。お菓子ラブ。”デブ”なんて怖くない。(旅の間は)

お菓子休憩をした後、今度は出口方向に向かうバスに乗って、出口までにある”樹正溝景区”を見ていく事にする。

ぼぉぉぉっとしてて、観光客センター近くにあるという滝を見逃しちゃった。お菓子の食べすぎに注意、っと。

、、、ので、その次の地へ。

次に出てきたのは”犀牛海”。

だいぶ標高も下がってきていて、この辺りで2,300mくらい。

”犀牛海”もとてもきれいな青色の湖でもちろん湖底が透けて見える

湖面に緑が映りこんで、それもまた綺麗~

”犀牛”っていう名前に”???”ってなるけど、私、この湖、静かでとても好き

”犀牛”?。え?あたし?

やぁ!再度、登場。

ちっがーうわよ!あなたは”ヤク”!!

”やっくん”だわよ、”やっくん”!

 

そのまま、きれいな水辺をぶらぶら歩きながら次の地へ向かう途中にまたまた”マニ車”があった。

”マニ車”?

じゃ、あたしもいっとく?

やぁ!

チベット族と”やっくん”は切っても切れない仲なのであった~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ぶらり一人旅 九寨溝その3

2013-07-01 12:23:49 | 旅行

きゅうりが食べたいのよね~

ボリボリ!っとかじってスッキリしたいのよね~

、、、と、綺麗な五花梅を見ながら思うが、手元にあるのはお菓子のみ。

くぅぅぅぅ~ 予習不足だったわ。所持品にきゅうりを入れるなんてまったく頭になかったわぁ。ざんねーん、、、と残念がる私の横でボリボリときゅうりを食べている中国人観光客の皆様。

さすがだわ。さっすがだわ!

”365日きゅうり!財布忘れてもきゅうり忘れるな!”

、、っていう公式が小さい頃から頭に叩き込まれているに違いない。感心、感心。

他人様のきゅうりを羨ましそうに眺めているのも何なので、そろそろ次の地へ向けて歩き出す。

次は”珍珠灘”。幅200メートルの岩盤の上を流れる清流を見ながら歩く。

こんな感じの爽やかな木道を歩くのだが、

意外と清流の流れは急。

、、が、柵も何も無いのが中国流。人とすれ違うとき、落ちちゃったらどうしましょう?と、ちょっぴりドキドキしながら歩くのが楽しい

あーれー!っとここを流されていく自分を想像してニヤニヤする。ジタバタジタバタして”鮭の産卵”みたいな図になるかしら?ニヤニヤ。

この珍珠灘沿いをニヤニヤしながら歩いて行くと珍珠灘瀑布に到着する

幅310m、最大落差21mの大きな滝である。

横を通ると水しぶきがかかって、あなたも私も皆、”水もしたたる良いなんとか”。うふ。

うふ、、と思ったのは最初だけ。結構、水しぶきがかかりすぎて前髪はパックリ7:3になった。

7:3分け。。顔にぴったり沿うように分けると意外と視界が広がって良いかも。頭の中の”お気に入り”に入れておく。

水もしたたる良い男、良い女御一行の皆様の後をついて歩いていき、彼らにつられるままバスに乗って行った次の地は、

じゃーん!鏡池である

風が吹いて湖面に波が立っていなければ、鏡のように周囲の山々を湖面に映す、と言われている鏡池。

朝早く、波が立たないうちに来たかったんだけどなぁぁ、、、と、ちょっぴりあの緑ジャージおじさんを呪う。

波立ちまくり~ いえーい!

でも、綺麗だったから良しとしましょう~

大体、これで”日則溝景区”は見終わったので、一旦、中継地点の観光客センターまでバスで戻る

ここにはお土産屋さんや、レストランが入っている。ちなみにレストランは60元くらいからのビュッフェスタイルらしいのだが、お味のほうはイマイチという風の噂。

あくまでも、あーくーまーでーもー 風の噂よ。あのね、我が家のね、旦那様あたりから吹いてきた風の噂なのよ。

ここを通って”則渣窪溝景区”行きのバス乗り場に行けるので、お土産屋さんをひやかしながらバス停目指して歩いていく。

あら、ちょっと!

 

何なの?このダサパンダシリーズは???

だっさださで心惹かれるじゃないの!日差しもきつくなってきたから帽子お買い上げしちゃおうかしら?と、手にとってみる。

旅とはまさにマジック!いつもの思考回路をめちゃくちゃにしてしまう。。

、、が、助かった事に、この店の主人が不在だったのであやうく買ってしまいそうになった所を逃れることができた。いつもの私に戻った瞬間。ふ。。。

バスに乗って”則渣窪溝景区”の一番奥にある”長海”を目指す。

あぁぁ、、、緑ジャージのおじさんのいないバスって快適~

そして”長海”に到着

長さ7.5km、幅200m、深さ88mの九寨溝最大のフィヨルド湖である。

湖面のすぐ近くまで降りて行けるので階段を降りて行って、綺麗な景色を堪能する。戻る時はゆーっくり、ゆーっくりと時間をかけて階段を登っていく。何せ、ここは標高3,100m。息が切れやすいのよね~ ふぅぅ。。

上に戻って来たところ。

ここでも貸衣装を着て記念撮影ができる。

息を整えるために、この辺に座って再度、お菓子休憩。綺麗な景色を見ながらのお菓子ってサイコー!、、と横にいたチビっ子に見せびらかしながら食べる自分。

しばらくお菓子を堪能した後、綺麗な景色を見ながら次の地に向けて歩き出す。

こんな感じの道を歩いていく。楽しい~

グリーン、グリーン

青空には小鳥が歌い~

グリーンだらけ。グリーンでお腹いっぱい。うふ。

そうこうする内に遠くから人々の歓声が聞こえてきた。

木々の間から見えてきたのは九寨溝一色彩が綺麗と言われる”五彩池”。

景区内で一番小さい湖でありながら、その色の綺麗さから人気は非常に高いらしい。

もちろん透けすけ~

残念ながら水量が充分でなかったので、小さい池が更に小さかったけれど、それでもこの綺麗さにはウットリとなった。

”則渣窪溝景区”の見所は”長海”と”五彩池”の二つなので、とりあえずまた観光客センターに戻りましょっかね~、、と再度バスに乗って移動することにした。

もちろん、緑ジャージおじさんはいない。快適、快適~