少しずつ観光客っぽい人たちが増えてきた道をもう少し先の方まで歩いていってみる

お?こっちには何があるんでしょうか、お父さん?
、、とついて行った先に出てきたのは

う~ら~め~し~や~
なんでしょう、ここは?”おばけ屋敷
”??という怪しいお店。
入口には生首がかかっているし、2階の窓からなんとも言えない物体が覗いている。

きゃ。こーわーうぃぃい!
って怖がってあげたほうが良いのかな?と彼らに気を遣う。作り物感満載のお化けさん達。今日もご苦労様です。
ざーんねん、開店してたら入ってみたんだけどな、、と心にも無いことを口走りながらこの場を立ち去る。

この町には”カゴ”がよく似合うなあ、、と思う。次に来ることがあったら、リュックやめてカゴで来よう、と、またしても心に無いことを口走る。
やだやだ。疲れた朝は雑念だらけ。心にも無いことがどんどん、じゃんじゃん口から出てきちゃうわ。

きゃ
と銅像に駆け寄ると思ったそこのあなた!
ぶぶぅぅう~!!間違いです。
私が駆け寄ったのは左にそっと逃げていくわんちゃん。
かわいい~
と、カメラを構えて近づいたらピューっと逃げられちゃった。
わんちゃんは善良な人が好き。こんな雑念だらけの女からは逃げたいのね、ぐっすん。
わんちゃんに逃げられちゃった先に見えてきたのは波止場

わ~い!

きったねぇぇぇ~ 
昨日まで目にしていた湖や川がきれいすぎたので、この河がとてつもなく汚く感じてしまう。
どんなに強風が吹いてきても、絶対、ここに落ちたくない、、と両の足に力が入る。

力のこもった両の足でふんばりながら撮った渾身の(?)一枚。ブルーシートが迫力満点で、もしかしたら今年の”ピューリッツァー賞に輝いてしまうんじゃぁ?
”と思う。
まったく関係ないけど、どの街でも必ずあるなぁ、と思うのが

”兄弟”と名のつく食堂。この街にももちろんあった。
せっかくなので、、、

”妹”も探してみたの。うふ。
だんだん蒸し暑くなってきて自分が非常に汗臭くなってきたので、そろそろホテルに戻ってシャワー浴びようかな、、という気になってきた。
さっき降りた階段をエッチラ、ホッチラ、と上り、元来た道を歩いていく
あら?

かーわいぃぃぃ~
店の中から母猫がチロリと外を覗いていて、外には子猫ちゃんが”いーれーてー”と言わんばかりにミャァミャァ鳴いていた。かわいい。。。
あぁぁ、、さっきのカゴがあれば、そっと、、、、、、
少しずつお店も開店し始めたので、ちょこちょこ覗いて行きつつ、この店にすぅぅぅっ
と吸い寄せられた

”張飛牛肉”
って書いてある。
”張飛”って、三国志のあの”張飛”だわね??と吸い寄せられてしまったのだ。ちなみに私は関羽のファンなんだけど、まぁ、張飛は兄弟分ってことで、、、、へへへへ。。。
へへへへ。。と笑っていたら、お店のおばちゃんが”どれでもおいしいよ、ちょっと買ってみない?”と言うので”おみやげにちょっとだけ買おうかな、、、”と少しずつカゴに入れてみた。
おばちゃんが”どんなのが欲しいの?”と言うので”辛いのを、、”と言うと、”これも辛い、これも辛い、これも、これも、あっちのあれも、、、”と、どんどん、じゃんじゃんカゴに入れだした。
あーれー!と思ったけど、ま、おみやげだし、いっか。とおばちゃんを放置。適当に入れてもらう。
適当な量になったので”おばちゃん、その位でいいです”と言い、お会計をしてもらったら、な、、、なんと
280元だったぁぁああああああああああああ!!!!!!!!!!
どんだけ張飛牛肉ぅぅぅううう
どんだけぇぇえ~ 背負い投げぇぇ~
(IKKOさんラブ
)

お友達の皆さん、またしても”身体に悪いおみやげ”です。もらってやってください。一緒に身体壊しましょう、とそっと心の中から皆にショートメール
を送っておく。
お会計を済ませてお財布を見ると、あーれー!あと40元しかない!ひぃぃぃ!!!
竜宮城から一気に現実の世界へと戻った瞬間。
寂しいお財布と共に歩き続ける。
きゃ。素敵なお店~

いっぱい唐辛子製品が売っている。重慶だしね、辛いしね~っと、うずうず”買いたい病”を発症する。
お店のお兄さんがいろいろと薦めてくれるが、お兄さんは私の財布の中身を知らない。
兄さん、あっし、40元しか持っていないんすよ。へへへ。

でも、どうしても買ってみたいので目を凝らしてよぉぉぉく見てみると、”重慶ラー椒”という七味唐辛子みたいなのが一袋15元で売っていた。うき!
一袋購入。
お友達の皆さん、またしても身体に悪いものですが、あっしとシェアしてみましょうや、と再度、心の中からショートメール
を送る。
残金25元なり。喉が渇いたのでお水を購入、3元だったので、残金22元。
もうホテルに帰るだけですからね、、没問題ですよ、へへへ
、、と歩き出す

この道は~いつか来た道~
来てない、来てなかったわ!とすぐに気づく。だって、、

こんな可愛いわんちゃん見てないもの~
わんちゃん、いたずらをしてお父さんに怒られている、、の図。
怒られている時のわんちゃんの表情ってのはたまらなく可愛い。目がおどおどしてる。可愛い~
それにしても、、お腹すいたなぁ、、、
残金22元で何か食べたい。
この店に決定

うふ。メニューを見て心温まる。だって、ほとんどが6元~
残金22元でも食べられる~

酸ラー粉を食べる。6元。
これが、すごく、すごく美味しい~!!!!!
お、、、お代わりしちゃおうかな、、もう一杯食べちゃうかな、、、とお財布と相談する。
で、、でも、帰り道の電車代もキープしておかないとだし、、、他にも何かあったら困るから、、とぐっと我慢する。
残金16元の女の我慢する姿は清清しいものであったに違いない。キラリーン
帰ろう、帰ろう~。お金無いし、帰ろう~

あ!!!

”店内洗手間”が開店~!!!
雑貨やさんだったんだね。何か買ってみたいけど、残金16元。さようなら店内洗手間。。。
階段を上がってぇ、、

来た道を歩いてぇ、

気になるけど、残金16元の女には手が出せなくてぇ、

この街を後にする。
地下鉄の”磁器口駅”までは市場を通ると近道だったことが判明

ここでも残金16元の女は何も買えないから素通りしてぇ、

駅に到着~

4元で切符を買って、残金12元の女、となってホテルに戻る

ホテル周辺の道路。
横断歩道がほとんど無く、歩道橋が多い。上海みたいに”ちょっとあっち側に行こうかね、、”と道路を横切るのには勇気が必要なくらい車も多いので、素直に歩道橋を渡っていく
ホテルに戻って、シャワーを浴び、さっぱりとした身体で空港に向かう。
空港までも地下鉄で行けるので、またしても地下鉄。
今度は3号線。
最初に乗ったのが”重慶北駅”止まりだったので、重慶北駅で次の電車に乗り換える

空港までは6元なり。残金6元の女、となる。

3号線は結構、人が乗っていた。でも、きれいで快適、快適~
なんだかんだと1時間弱で江北空港駅に到着~

改札口を出て、空港のチェックインカウンター目指すも、実はこの駅は空港のいっちばん端っこにあるので果てしなくカウンターまで歩いて行かねばならないことが判明。

駅から上がってきた辺りは”Eカウンター”。私の目指す”Bカウンター”までえっちら、ほっちら歩いていく

なんとかカウンターに到着。
14:20発の飛行機
に乗るべく、搭乗口へ。
、、が、しかし、この日の空は荒れていたので、飛行機はほとんどが遅延。
だらだらと座って待つ。そして、当たり前だけど、ひっそりと搭乗口も変わっている。
中国国内線で遅延したときは搭乗口が変わるのはお約束なんだろうか??飛行機が遅れたときは注意、注意。
きれいなロビーの搭乗口から暗く寂しい1階ロビーの搭乗口に代わり、そこでトイレ
に行く。
あら?ここはパラダーイス
なのね?
トイレに入った瞬間、大量の蚊が壁に張り付いているのを目にして凍りつく。
そこは”蚊パラダーイス
”であった。
ね、、、狙われている、、、私は今、狙われている。。。。
露出を最小限にしつつ、やつらに気づかれないようにそっと用を足して、その場を後にする。
1階のトイレは要注意、蚊取り線香
持参が望ましい、、ということも旅の記録に記しておこう。
残金6元の女、最後の最後に”蚊パラダーイス
”に遭遇しながらも揺れに揺れる飛行機
で無事に上海の家にたどり着いたのであった。