めざせ キリマンジャロ プロジェクト Kilimanjaro Project for children!

私がアフリカ大陸最高峰のキリマンジャロ登山をすることによって寄付を集め、子ども達を演奏会に招待する プロジェクト

キリマンジャロ登頂 報告記4

2018-10-12 | 日記


8時間もかけて登ったキリマンジャロの頂上にいたのは、たかが10分か15分。(8時間もかけたのに~)
写真を撮って、周りを見て、「はい、下りるぞ」

キリマンジャロは富士山と同じ成層火山なので、その頂上への道のりは砂というか、砂利というか、ズルズルと滑る土で、ズルっとする度に砂埃が舞い上がる。

私の嫌いなタイプの土だ。

そう思っていたら、バラッカとレオンの二人のガイドに脇から腕を抱えられた。

「ハイ~?」「行くぞ!」「えっ?」

つまり、私はガイド二人に羽交い絞めされて、否応なく凄いスピードで砂利道をスキーを滑るように下ろされた。

彼らは慣れたもの。ズズズズ、ズズズズっと滑り下りていく。

間に入った私は、足が宙に浮いているならまだしも、足は一応土についているので、漫画の様に、足をバタバタ回転させて必死について行く。

途中、岩もあるし、自分でコントロールできないし・・・、

「待って、休憩!」と言ってみても、二人はそうそう休んでくれない。「水~!」と叫んで、やっと止まってもらった。



前にボスから聞いていた。

「足が遅いと、下りはガイドに綱をつけて引っ張られるぞ。もっと遅いとガイドが両脇抱えて下りてくる」と。

その時は、「私はそれの方が楽でいいかな」なんて思っていたのだが。

そうだよね、私は足が遅いのだ!と再確認してしまった(今さらだが)

でも、そんなことより、必死だわ。足が彼らのスピードについて行かないのだから。

8時間かかった道をあっという間に下りて、キャンプが見えてきた。

「あ、キャンプが見えたから、ここからは私一人で下りれるから、もう大丈夫」と主張したものの、「いいから、いいから」と彼らは譲らない。

「よくないってば!」

とうとう、キャンプ地まで一緒に下ろされた。かかった時間は2時間半! なんと!


ベースキャンプ(バラフキャンプ4845m)に着くなり、テントになだれ込んだ。そして死んだように寝た! リサは先に寝ていた。

「お昼ご飯だよ」との声で目を覚ますと12時近かった。

温かいスープに癒される。



みんなで良かったね~と何だか会話も軽い。

さあ、これから下のキャンプ地、ムウェカキャンプ地(3080m)まで下りる。
「ここでもいいのに~」
もう、登ったあとは、高いところに長居はさせないと、さっさと下ろされる。


4~5時間かかってムウェカキャンプに到着。「まだか~」と思いながらの下り。長い!
登録小屋(毎回キャンプ地に着くと、登録させられる)の前に並んでいると、皆から「成功した?」と声を掛けられる。
みんな、やはり輝いている。


「ええ、あなたは?」私より年配のおばさまに聞き返す。「私はダメだったの。でも彼女は登頂したわ」と笑って隣のご婦人を指した。
お互いに「Congratulation!」の声が飛び交う。

年齢には関係なく、21歳でもダメな人はダメだったらしく、あとでバラッカが「21歳なのに!」と嘆いていた。

もう、このキャンプではみんな気持ちが明るいし、はじけている。




続く

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