名無しの教師の日誌

ある公立中学校教師の教育私論と日記です。

結局、休校は感染拡大防止に寄与したのだろうか

2020-05-24 15:31:07 | 日記(学校)
「学校閉鎖は効果乏しく 子どもの心身脅かす」 新型コロナ

子どもへの新型コロナウイルスの感染について、国内外の医学的な情報を日本小児科学会がまとめてウェブサイトに公開しました。子どもが感染源となった集団感染はほとんど見られず、学校などの閉鎖による流行の阻止効果は乏しい一方で、閉鎖は子どもの心身を脅かしているなどとしています。(後略)
(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200522/k10012441071000.html?utm_int=nsearch_contents_search-items_001)



要するに

「子どもが感染させたり感染して発症したりした事例は少ないから、とっとと学校を再開させるべき。休校はメリットよりもデメリットの方が大である。」

という主張のようです。

この主張、正直私は素直に受け入れられません。

・コロナ患者のうち、子どもの割合は少ない。
・そのほとんどは家庭で親から感染している。
・子どもが感染源となった集団感染はほとんど見られない。

と書かれていますが

そりゃだって、3月の頭から学校は休校していますし、塾も自粛しているはずですし

子どもは大人と違い「やむを得ず外出する」こともありませんからね。

つまり

「休校が功を奏したから子どもの感染例がほとんど報告されていないだけ」って可能性はないんですかねこれ?

その可能性が否定されているなら良いんですけど

そうでないなら、休校解除によってこれから子どもの感染例がとても増えていくって可能性があるってことですよ?



一方で、こんな報道もあります。

ロックダウンは必要なかった? 「外出禁止は感染抑制と相関がない」と研究結果
(https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/05/post-93360.php)

この記事によれば

「感染拡大の抑制と最も高い相関が認められたのは休校だった」
「大規模集会の禁止は、休校に次いで、感染拡大の抑制に高い効果が認められた」


だそうです。

つまり、「休校は大して効果が無い」とする主張もある一方で、「大規模集会の禁止よりも休校の方が効果が高かった」という主張もある、ということです。

もうよくわからない・・・・・・



こんなよくわからない状況で、学校が再開するの、不安でしょうがないです。


最新の画像もっと見る