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日本の形 壱

2007-06-04 22:50:27 | 日本
鮨(Sushi)



日本の代表的スナックです。
このすしを食べるショップが「すし屋」です。
日本人のほとんどがこの店を毎日利用しています。


すし屋の入り口にある「暖簾(NOREN)」という短いカーテンをくぐるには左から三つ目の切り込みの右側、
斜め48度に3.2インチ上がった部分に手の甲を当て、めくります。



入店が閉店予想時刻の30分前を越えた場合、「まだやってる?」を忘れずに言います。

さあ、いよいよ入店です。


「二人なんだけど」
これは人数を表します。
同様に3名の場合は「3人なんだけど」
4名の場合は「4人なんだけど」と言います。
ただし、一人の場合は、目で若干の申し訳なさを表すのがポイントです。


すし屋に来たらカウンター席を利用するのが醍醐味です。
しかし、気軽に座るわけにはいきません。
礼儀作法を重んじる日本では、必ず先に来ている隣の客に「ここ、よろしいですか?」を言います。
これは、空席を確認する言葉です。
店員にではなく、客に声をかけるのが〝日本人の義理と人情スタイル〟なのです。
逆に「ここ、よろしいですか?」を言われて、そこが空席だった場合、快く「ぞうぞ♪」と言いましょう。
ここまでをきちんとこなして初めてカウンター席に座ることができるのです。

いよいよ注文です。


すし屋には、ウエイターやウエイトレスはいません。
では、どうするのか?
客は欲しいメニューをマスターに直接オーダーします。
主なメニューはどのすし屋でも同じです。

代表的なメニュー に「大トロ」「中トロ」「トロ」があります。
これは、マグロの質を表します。

【大トロ】

最高級、油分を多く含み大変美味とされています。シャリと呼ばれる米も最高級ブランドのコシヒカリを使用しています。
【トロ】
主に低所得者が食べるジャンクフード。魚はリサイクル品を使用。米は使わず麦やパスタを刻んだフェイクの米を使用しています。

【ビール】
ビールは人気のドリンクメニューです。


栓は抜いてもらえますが、注ぐのはセルフサービスです。
二人以上の場合、互いに注ぎあうのが日本でのマナーです。
ビジネス関係の場合は、目下の人が目上の人に先に注ぐのが大切な決まりです。

「まあまあまあまあ」
これは注ぐときに必ず言わなければならない言葉です。
同様に注がれるときは
「おっとっとっと」を言います。

カップルの場合は女性が男性に注ぎ、女性は自分で注ぎます。
なるほど、「SAMURAIの国」ですね。

すしは「下駄(geta)」に乗せて出されます。


消毒したものを使用していますので安心してすしを食べられます。
これを、そのまま履いて帰る人もいます。
多くの日本人の足から酢の臭いがするのはこのためです。


これが「ガリ」です
材料は・・・謎です

食べ方
「Murasaki」という醤油を20cc足します。


中指、人差し指、親指で、すしの向こう側をつまみ、手前に返します。


醤油をすしにつけます。分量は決まっていませんが重さが変わるまで充分に浸み込ませましょう。


正面に45度顎を上げ、一口で食べます。

手に米や魚の臭いが付きますので手元のウエットタオルで拭きます。


これは「ZOUKIN」と言われる様々な用途に使われる便利な布です。
まな板や床もこの布で拭かれています。
一度使ったらしばらくは洗いません。
こんな所にも〝物を大切にする日本人の心意気〟が表れています。

すしを作る技術者に、客は「大将(TAISHOU)」と呼ばなければなりません。
大将はたいてい〝人には言えない過去〟があるものです。
聞かないようにしましょう。

ひとしきりすしを楽しんだら、大将に感謝の気持ちを表します。
出されたすしがおいしくても、そうでなくても必ず
「いやあ、美味いよ大将!」と言いましょう。

レストラン同様、すし屋にも「店長のおすすめ」があります。
これは、「大将、何かおすすめは?」と言えば教えてもらえます。
法律で認められていないメニューもあるため、「おすすめのメニュー」は聞かないと教えてもらえません。
「何も知らない。」「自分には関係ない。」「悪いのは大将だ。」
という顔で国際保護動物に指定されたものの可能性のあるおすすめを楽しみきるのが「日本人の建て前」なのです。

食後のお茶のサービスを「AGARI」といいます。
これは「A・GARI」です。
「もうお腹が一杯で一枚の〝ガリ〟も食べられない。だから、お茶をください」という意味を表しています。

会計
ここでは「OAISO」といいます。
両手の人差し指で×を作ります。これがお会計の合図です。
「おまえの店にはもういられるか!」という意味を表しています。

「私が払う」「いや、俺が払う」「いやいや、ボクが払う」


お互いに会計をしたがるのは自分のほうが立場が上であることを主張しているためです。
これを「MIE」といいます。
なるほど、「SAMURAIの国」ですね。

「領収書(Ryosyu-syo)」
これは不思議な紙です。
これを書いてもらえば後から換金することができます。
仕組みは・・・謎です

「ごちそうさん、また来るよ」
これは、店を出るときの挨拶です。
おいしかった、満足したという意味の挨拶なので怠らないようにしましょう。

醤油の塩分が物足りなかった人のために店の外には〝塩〟が盛ってあります。
無料サービスですので自由に食べましょう。

ここは唯一、本音で会話できるスペースです。
謝ることがある場合は、このタイミングがベターです。

さあ、いかがでしたか?これが〝すし屋のマナー〟です。
この他にも、様々な「SUSHI」がありますので色々注文して楽しみましょう。




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