ぷ~さん日記

最近おなかがぷ~、仕事もぷ~さんの日記 

人事が大事

2009年11月28日 | ビジネス
当たり前のことですよね?
でも、私を含め実際には、中々理解していないのが現実ではないでしょうか。

人事が大事、人事が万事。
無機質な組織でも、それを動かすのは人間。
人間だからこその軋轢もあれば感激もあります。

働く喜びも、達成する喜びも、
未来に夢をかけることも、全て人間がいればこそ。


人事が万事。
人事が大事。

原価

2009年11月24日 | ホテル旅館
少し詳しい方なら「原価」といっても色々あり、その範囲も業態や経営方針によって大きく違うことはお分かりと思います。
私が言うのだから、まぁ、ホテル旅館、レストランのものとお考えください。
居酒屋は分からないなあ、想像は出来るけど。

物的原価や人的原価、間接的な原価がありますが、有体に言って原価=原材料費と乱暴ですがくくります、ここでは。

ずいぶん昔に、ある会計事務所で働いており、顧問先の経営状況の判断に原材料費の売上に占める比率の意義を習ったことがあります。
当時は零細の製造業=町工場がほとんどでしたが、私が今書くのは上に書いた業界のこと。
で、その当時の資料でしたが(正確には覚えていませんが)旅館を含めた「飲食業」の売上に占める原材料費=原価は、概ね30%です。
薬局を含めた物販業から見たら、結構低いのです。

これには理由があります。
飲食関係は販売、だけではなく、「製造」=調理がありますのでそれにかかる人件費や水道光熱費、施設減価償却費がありますので、実はこれでもかなりゆるい「原価率」です。
ちなみに当館の基準「原価率」は飲み物を含めて23%。
料理だけなら16%です。
分かりやすく言えば、2万円の宿泊なら朝食を含めて材料代は3200円を基準とします。夕食に2700円、朝食に500円かな?
団体ツアー旅館なら、そんな宿泊代は夢物語ですから夕食に10数%では収まりません。無理ですよね。
あんなツアー料金(旅館代はその半分以下と考えて下さい)で、これで10品も出したら単純に考えても1品で140円しか使えないのです。
そんなの、本当に無理です。
だから団体ツアーは儲からず、粗悪な麻薬のように手っ取り早く売上や稼動を確保できますが、忙しい思いをしても結局は利益が出ず支払いが出来ず、そのような旅館ホテルがどんどんつぶれたりしています。

ちなみに「腕のいい旅行代理店の企画マン」なんて番組がまだアナクロ的にありますが、あれはこの業界をつぶす元凶です。
どんだけ、旅館や立ち寄り店を苦しめているか、自分さえ良ければいいのか!!と言いたいです。

閑話休題

この原価率は、月次決算時には中々キープできません。ロス、や値引きがありますから。
販売方針によって上記のように原価を上乗せしなければならない時も有ります。

この他、販売にかかる原価があります。
そんなの「販売費」だろ?なんて経理が分かる方はいいますが、実はこの業界では少し違います。
固定的な費用としての「販売費」は当然そうです。通信・交通や広告宣伝、販売にかかる人件費などなど。
でも、ここで言う「原価」としての販売にかかる費用とは「手数料」です。
旅行代理店や、「じゃらん」「楽天」などのポータルサイトに支払う「手数料」を原価として見なければ大変危険です。
旅行代理店へは概ね13~16%!!(協会費とかインセンティブとかで他に約3%かかります。(だからバブルの頃の大手旅行代理店の方は高い給料を取れたのですが。。。)
ポータルは8%かな。
ちなみにクレジットは、国観連加盟なら3%程度ですが、そうでなければこれも6~8%かかります。
つまり、じゃらんや楽天で申し込んでクレジットで支払えば、もう10数パーセントの手数料が自動的に支出されるわけです。
すべて売上に乗じて変化する経費ですね。
これじゃあたまりません。

けど、私し的にはこれでもいいかな、と思って今までやってきました。
だって、販売人件費と考えれば安いもんじゃないですか。
変動費だし。

たとえばある旅行代理店経由で年間1億円の売上が有ったとしましょう。
上記の割合なら約2000万円の「経費」です。結構太いなぁ。
ホテル旅館で腕のいい営業マンを雇用するのに、給与を含む人件費は今なら年間800万円くらいかな?
チラシやパンフレットなど、全て、とは言いませんが販促材料や交通費などで年間400万円位はかかります。併せて1200万円。
先ほどの率で乗ずれば最低で「手数料」のかからないお客様を6000万円獲得しなければなりません。これで「チャラ」。
経営に貢献するには、やはり8000万から9000万円の獲得売上が必要です。
手数料のかからない「直接」受注をここまで取れる人は絶無です、と言い切れます。
しかも一回雇用したら、売上に応じて給与や経費を下げるわけには行かない。

余談、余談。
長いなぁ。


こんなことを書き出したのは訳があり。
昨日のテレビで「飲み放題」を言ってた方がトンチンカンな事を言っていたから。


疲れちゃったからまたいつか書きますね。



中途半端だなぁ。

プロフィール

2009年11月22日 | ぷ~さん日記
半年前の私。
身長176cm、体重92kg、胸囲110㎝、ウェスト96cm。股下80cm。
立派な「短足ぷ~さん」


今は?
身長、変わらず。
股下、変わらず。
体重、82kg。
胸囲、105cm。
ウェスト、82cm。
きっと、スタートからナイター終了までスキーは出来ます(かな?)。

ちなみにクビ周り41cm、もも周り54cm。


う~ん。ナイスバディ!!


最近は洗髪後の自分のおつむに目をやりません。諸般の事情で。。。。。

人員配置について

2009年11月21日 | ホテル旅館
現在の職場は敷地こそ3000坪と結構広いのですが部屋数が10数室と少ないため、総勢30名弱で切り盛りしています。
チェックアウトは11時ですが、まぁ、ほとんどの方は11時を過ぎるまでのんびりしていただいています。
チェックインは公称はありますが、何とか1時間前にはお部屋にはいれるよう仕上げています。
それなので、通常のホテル旅館より設営やメンテナンス、清掃の方の比重を多くしています。

さて、「経費節減」とか「経営再建」とか言いますと、人にもよるとは思いますが大方の責任者は人件費に目を向けます。


一般的に、ですが、この業界は原材料費で約20~24%、人件費で30%といわれるくらい、原価管理と人件費管理が運営や資金繰りの要となります。

それくらい全費用の中で目立つのが人件費で、たとえば一般社員一人を減ずる(クビにする)だけで平均的に年間500万円くらいの削減となります。
ちなみに電気代や水道代をその額だけ節減しようと思ったら劇的な発想の変換が必要ですし、現実的ではないでしょう。

結局目をつけやすいのが人件費。

特に、ホテル旅館はある意味「施設産業」ですから、そちらの保全や投資を怠るとてきめんに売上に反映されます。

ここで大間違い。

同じように、経済三原則は「人」「物」「金」といいますが、この業界では「施設」「人材」「資金繰り」が三原則(ぷ~理論)です。
で、一番着手しやすく目に見えて効果がある人件費削減=単価の引き下げよりも人数減に目が行き、結局「効率化」の名目の基に人員削減したくなります。

勿論、余剰人員や無計画な採用によるだぶつきは許されません。

そこで、減員する基準ですが、簡単に言えば、ピーク時に何らかのアクシデントでスタッフが休んだりして足りなくなっても、不思議なことに、これが何とかなるんですね。その場は。
そうすると、ややもすればそれが「基準」となってしまいます。

しかし、基準配置人員はピークの60%から70%を見て配置していますし、その理由として求めるサービスの質とボリュームに起因しています。

で、欠員が出ますと、これがそれぞれのスタッフが緊急避難的に頑張るんですね。お互い様ですから。
でもそれは施設の勝手な理由。
お客様には細かなところで不足が生じます。「クレーム」にならない程度ですが。

そこで問題点。
その「細かな不満足」、がボディブローのように集客や売上に響いてきます。
ま、料金と提供できるサービスの兼ね合いですけどね。
それにしてもお客様はより高いより良いサービスの提供を求めてきます。お支払いになる料金はすっかり忘れて。
達せず満足できないレベルが高じれば他館へ流れます。

これが悩ましい。


何で今日こんなことを?

実は今日大幅な欠員が出たんです。
健康の問題、家庭の問題。
で、私がずいぶん久しぶりに現場を担当することになりました。


ここでもう一つの問題。

なんだ、不足したなんていっても出来るじゃない。

なんて考える経営者が必ずいます。
そりゃあそうですよね。
出来ちゃうんだから。

でも、それは本来やらなければならない業務を放り出して初めて可能な世界。
つまり、支配人業務を放棄しなければならないんです。

これは一般スタッフについてもいえます。
適正配置を行い、売上や利益を考慮して業務を考え配置しているわけですから本来余剰人員はいません。
なのに、短絡的にやれば出来る、ではそれらの仕事=お客様のご満足をないがしろにしなければなりません。

だから、人員配置は大事なのです。この業界では「生命線」といっても良いでしょう。



ふ~。長くなった

風花

2009年11月18日 | 季節
風花(かざはな、かざばな)は、晴天時に雪が風に舞うようにちらちらと降ること。あるいは山などに降り積もった雪が風によって飛ばされ、小雪がちらつく現象のこと。
By Wikipedia


今朝はお見送りをしていますと寒い寒い風が吹いています。

空は抜けるような青空。
山のほうを見ると厚い雲が張り付くようにかぶり、雨か雪が降っているような雲の垂れ方です。

きらきらと光るものが数多く舞っています。


雪です。
遠い山で降っている雪が風に乗ってこちらまで。

もうこんな季節です。

一昨年はスキー場でしたので、一晩で車が埋もれてしまいました。
朝になって驚き、自力脱出が出来ず、雪上車で引っ張り出してもらいました。

昨年は、、、、「ぷ~」していました。
急な退職でしたのでお取引先へのご挨拶や、お受けしていたご予約のフォローアップで動いていましたから今頃は就活も出来なかったなぁ。


積雪の無い場所で勤務するのは、考えて見ますとスキー場とホテルの売却にかかる一昨年以来。
落ち着いてやるのはずいぶんと久しぶりになりました。

そういえば、昨日から妙に「雪の匂い」がしていましたから、標高の高いところでは降っていたのですね。
今年も無事に冬を迎えられそうです。

昔の方はこんなお天気をうまく、そして優雅に現していたのですね。
感心、感心。

クレーム

2009年11月09日 | ホテル旅館
以前にも書きましたがよく夢を見ます。
いつもいつも、不快な思いで目覚めます。
 ↓
”残滓”

で、今朝も夢で起こされました。


辛気臭いですね、こんな夢。


営業責任者の頃です。
数ヶ月も支払いが無く、担当が困り抜いて、勿論私からの回収の催促にも困り果てて泣きこんできます。
でまぁ、一緒に売掛回収に行きます。


余談ですが、その筋の方へも何度も行きました。
今ではいろいろ規制があるようですが、その頃はやり放題。
10人位に囲まれて怒声の中で売掛回収に足を運びました。
幾度か、本当に生命の危険を感じたこともあります。


元に戻って、
中々払わない方たちの共通項に、
実は料理が悪かった、接遇が悪い、部屋がどうの、予約と違うなどと言います。
その時や直後には言わず、催促を重ねてから言われるケースがほとんど。
最初は黙って聞いています。ごもっとも、の相槌くらいはあるかな?
とにかく言わせます。

勿論民事上の時効=最後の請求から半年が経過しますと放棄したとみなされますから、毎月請求しますが、時には落とすこともあるんですね、こんなケースに限って。
で、数ヶ月して残っていることが分かり、再請求すると、もうすんなりとは払ってもらえません。
全く無視される事だって多く有りました。

で、出向いてからの行うべきことは、とにかく言い分を吐き出してもらうこと。
言い訳はしません。時は既に遠く過ぎ去っていますから。

それでも支払わない場合は、おもむろに、言い放ちます。
しかしお召し上がりになっていますよね?
そのときにおっしゃるとか翌日にご指摘があれば直せますが、お支払いをせずにそのように言われるのは、いかにも、では無いでしょうか?
私たちはお聞きしましたが、お支払いいただけないのでしょうか?

残念ながらこのようなケースではもう、リピータになって頂くことは有りません。

文句があるなら、払ってから言え!!
みたいなもんです。



夢は違うんですねぇ。
それが出来ない。
いつまでも言われ続ける。

そして”悪夢”になる。


でもですね。
これって「クレーム」とは思っていません。
ただただ、支払いを延ばし、あわよくば値引きをさせようという、悪意しかありませんから。


寿命が尽きるまで続くのかなぁ。

ただ、現在の救いは、全くそのようなことが無いこと。
毎日数組はリピータ様が来ていただいている事。
へたすりゃ、次のご予約までして帰られる。


差し引き、0=ゼロですね。