うんたま森のキジムナー

ヒィートゥ

イルカが住み着いているようで、船の行き帰りに
よく見かける。来月あたりから子育てのために、
遠くからクジラもやってくる。

イルカとクジラの違いは、その大きさで分類されるが、
その基準もかなりあいまいで、
3m以上をホエール3m以下をドルフィンとしたり、
4mを基準にするものや5mを基準にしてるところもある。
つまり正確な大きさによる分類はされていない。

その中間あたりにいるのが「オキゴンドウ」
「クビレゴンドウ」である。
大きさは大きいもので6mほど。
沖縄では「ヒィートゥ」と呼んでいる。
よく沖縄ではヒトを食べると噂されるのが、この
ヒィートゥである。

毎年3月~5月にかけて数十頭から数百頭の群れを
なして名護湾沖を回遊する。
これを沖合から湾内の浅瀬に追い込んで射止めるのが
名護のヒィートゥ漁。

現在は6隻が、県の許可を得て2月~10月まで
年間120頭の制限枠で操業している。
2000年の沖縄サミットのときに、サミット推進事務局から
漁業の自粛を申し渡された。サミット期間中は、警備上の
理由から漁業が出来なかったそうだ。

名護の人々にとってヒィートゥは、海の寄り物(ユイムン)
として貴重なタンパク源となった実績がある。
「地域限定」の代表みたいな食材で、今でも市内数軒
飲食店や公設市場で販売されている。
汁物・炒め物・サシミ・揚げ物にして食べられ、
名護の人にとってはふるさとの味として親しまれている。




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コメント一覧

ダイバー
終戦後の食糧難の時代、牛はもちろん豚肉も高価でしたが鯨の肉は比較的に身近でした。ただ、お肉屋さん~魚屋さん、どちらのお店で購入していたかの記憶が曖昧です。
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