沖縄では結婚式のことを方言で「ニービチ」という。
宮古島では「ササギ」八重山では「アイナーサーリー」というが、
若い子たちは知らないだろう。
島に来たころ、今から30年以上前は、毎月のように結婚式に呼ばれていた。
多いときは月に2〜3回あった事もある。
沖縄の中でも宮古島の結婚式は盛大に行われることは知られている。
招待客500〜600人は当たり前、1000人を超えることもある。
当時は市内にある結婚式場や集落の公民館であった。
当然入り切らないので様子を見ながら次の人に席を譲るため交代する。
席は男性、女性と分けてあるところもあった。
テーブルの上には1人ずつのオードブル(弁当)とお酒やビールが置いて
あって飲み放題。舞台の上では次から次へと親戚や友人、
知り合いの唄や踊り、パフォーマンスが披露される。
そういえばよく余興の練習にも呼ばれていた。
そんな市内にあった結婚式場は無くなった。
今はホテルの結婚式場で行われる。
それでも新郎がわ、新婦側合わせて200人くらいのだという。
ホテルの結婚式場で行われるときの祝金は1万円〜といわれている。
昔は一律3000円と決まっていた。
知らずに1万円持っていって叱られたことがある。
昔、結婚式場に電話して料金を聞いたことがある。1時間 6万円だといわれたが、
めでたいことなので多少の延長はサービスしておきます。といっていた。