うんたま森のキジムナー

ピアス

子供が中学生の時、先生から「生徒たちのあいだでピアスが
流行っているので注意してください。」と言われたことがある。
たまたその先生は普段から生徒達に「個性を磨け!」と
言っていると聞いていた。

14世紀に朝鮮船乗りが嵐にあい、与那国島に漂着した。
八重山 沖縄と送られる途中に滞在記が残されている。
これが宮古島が歴史に出てくる最初の文献となる。
島の人々は青い珠のネックレスとピアスをしていて髪の毛は
うなじのところあたりから編んでいたそうだ。ヒゲはヘソの近く
まで伸ばしていたと言う。

ピアスは悪霊除けのためにつけられていたと思われ、お守りであり
呪術的な意味があったと推測されている。
海賊映画で船乗りがピアスをしているのは
「ピアスをしていると溺死しない」という迷信もある。
また、「耳飾りは視力の弱さを治す」という迷信も信じられていた。
東洋では耳は知恵の宿るところであり、重いピアスで耳たぶを
大きく長くすると知恵や知力を伸ばすとされた。

宮古島の古墳からもピアス(耳飾り)は多く出土されて
いる。現代では、ピアスはもっぱら装飾の為に用いられるが、
それでもかっての名残りかさまざまな迷信がささやかれている。

学校の先生に「ピアスをどう思うか?」と聞かれ、
「私には先生のネクタイもピアスもかわりゃぁせんよ。」と
言ってしまった事がある。ただの屁理屈だ。


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