沖縄に来るのが初めてだったようで、楽しくて楽しくて
しかたなさそうだった。何を見ても感動してくれて、本当に
楽しそう。申込書の年齢は見ていないけれど、仲が良くて
若いって素晴らしい。
船を操船していると、「オジサン、あの島は、なんて言う島ですか？」
「オジサン、あれは橋を作っているの？」
「オジサン、今、何キロで走っているの？」
「オジサン・・・・」
あ・の・な・・・「船長さん」とか、「キジムナーさん」とか、
他に呼びようがないんかい！
でも仕方がない。自分の子供くらいの年齢だろう。
宮古島では60歳でも「シェーネン（青年）」と呼ばれている人は
たくさんいる。オバァやオジィ達から見れば、60歳でも
「シェーネン」なのだ。最初にオジサンと呼ばれたのは近所の
子供達からだった。初めは、抵抗を感じたが、「ニィニィ」と
呼ばせるには無理がある。
次に高校生からオジサンと呼ばれるようになった。
そして今度は、遊びに来られる若いカップルから「オジサン」か。
ハイハイ、確かに「オジサンですよ」
