沖縄の料理の基本は「塩」である。家庭料理の定番であるチャンプルー類は
もちろん、塩だけで調味する魚料理「マース煮」といのもある。
これだけふんだんに塩が使えるのは塩の品質がよいから。
沖縄では塩のことを「島マース」という。
方言で海の塩のことを「ウス」といい漢字を当てはめると「島真潮」
となる。今は減塩がすすめられている。
塩のとりすぎは身体に悪い!まるで塩が毒のようにいわれることもある。
ある外国の凶悪なテロリストを収容する施設では、人間にとって必要最低限の塩分しか
与えていないという。収容者は常に塩分が不足している状態にされているらしい。
そうすることによって「やる気」を喪失させるそうだ。
人間にとって塩は欠かせない。
歴史の中では塩の取り合いで戦争も起こっている。
塩は一般に科学塩と自然塩に大別される。
科学塩は99・35%塩化ナトリウムでミネラルをほとんど含まない。
そのため口に含むと辛味のトゲトゲしさが目立つ。
自然塩は塩化ナトリウムの含有量81%〜91%と低純度で残りの成分にはミネラル、
有機質、酸素などが含まれている。
沖縄には塩漬けにするものが昔からある。
過去に塩漬けに失敗して大きな損害を出したことがある。
その原因は海塩ではなく安い塩化ナトリウムを使ったことが原因だった。
我が家では必ず海の塩「島マース」を使うようにしている。