うんたま森のキジムナー

先輩

強い北風が吹き続けると、魚場の選択に
苦労する。「乱獲を防ぐ為に同じ場所は潜ら
ない」と言うのはたてまえで、どんな魚でも売れる
時期だと根こそぎ捕ってしまうので、二日続けて
同じ場所に潜っても不漁になるからだ。
20年前は昼に空気ボンベ2本潜って魚を捕って
いた時期もあったが、15年ほど前から
夜に空気ボンベ4本潜るのが潜り漁に変わってきた。

水深も安定していて15m前後のところで魚を
捕っていたけれど、今では浅場を泳ぐグループと
深場を潜るグループに分かれている。
浅場だと潜っている時間が長く帰りは夜中の3時4時。
深場だと潜っている時間は短いが大きな高級魚が
取れる可能性が高い。つまり一発勝負!
4本潜って帰りは12時、私は一発屋の方だ。

浅場のグループはほとんどメンバーが変わらない
が、深場を潜るメンバーは、次々と入れ替わる。
潜水病で二度と潜れなくなった奴や障害を
背負う奴も出てくる。それだけリスクを伴う。今、
船に乗っているのは3名、以前は4~5名常時
乗っていた。順番からすると私より20年上の先輩が
先にやられるはずだが、この先輩、私より
10m深く(水深40m~50m)潜っているが、
一向に衰える気配がない。

潜り漁も4月の入学式まで、最近、あまり深く潜り
すぎる先輩が少々気がかりだ。

      

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