うんたま森のキジムナー

トックリキワタ

家の近所に大きなトックリキワタの木がある。
この木を守るために道路を作ったのか、
この木を境目に道路が二股に分かれている。
いつも横を通るが、花がそろそろ満開を
迎えようとしていた。

「南米桜」とも言われているように、南米が
原産で、桜の花を思わせるような美しさ。
南米では「酔っ払いの木」と言う名前が
ついているそうだ。名前の由来には色々な説が
あるが、花の色が酔っ払った顔のように
ピンク色だからとも言われている。

日本名は「トックリキワタ」木の形がトックリの
ようで、木の下に落ちた実を割れば中には綿が
入っている。昔の人はこの綿を取り出して
利用していたそうだ。相当量を集めないと
小さなクッションもできない。
「トックリキワタの花がきれいに咲いているわ」
と言っても、地元の友達は「あっそう・・・」
お前は気楽だよなぁ~くらいな反応。

このあいだ大きなニュースになっていた
リーマンショック。創業者はドイツ移民、綿の
直接取引で億万長者になったことは有名な話。
地元の友人に話をするときは「綿で世界有数の
金持ちになった人がおるんやで」と
話をしたほうが、トックリキワタを見る目が
変わることだろう。陽が西に沈めば、酒を飲んで
この花のような顔色になっている。


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