うんたま森のキジムナー

心の鍵

年末のローカルニュースで、お墓の盆栽が
盗まれたという記事があった。
生前、故人が大切に育てていた盆栽をお墓近くに
植えたところ、いつの間に盗難にあったというもの。
盆栽の価値がわかる年代の地元の人が、墓の近くに
あるものに手を出すとは、信じられない。

数年前に沖縄本島のガマで子供たちがイタズラを
したというニュースに沖縄の人たちは衝撃を受けた。
墓や御嶽といった場所は特別な場所で、雑草の枝一つ
折れるのでも嫌がる。
不法投棄に困った人が、その場所にブロックをコの字に
並べて、そこに線香を置いたところ
不法投棄が無くなったという話がある。
ブロックをコの字型に並べて線香があれば、それは御嶽と
沖縄の人は認識する。

私は繁華街のションベン横丁と呼ばれるところで
子供時代を過ごした。当時の飲み屋にはトイレ事情が悪く、
近くの公衆トイレまでいかずに店を出たところで
用を足す人が後を絶たなかった。
商店街で知恵を出し合ったところ、鳥居の絵をズラリと
書いたそうだ。
おかげで立ちションベンをする人が減ったという。

人には心の鍵があるという。
盆栽の価値がわかる年代の人が、墓から物を盗むなんて、
考えられない・・・・


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コメント一覧

ダイバー
奥多摩や武蔵野の山を登ると朽ち果てそうなお堂に遭遇する。真っ暗なお堂の奥に一人佇む仏の姿。地元の人も永く訪れる事もない様子に心が痛み、暫し離れがたい。人々の崇敬から忘れられた木像に心の重さはあるのか?形ばかりのお堂の鍵がどれ程の効果があるのか?対馬の仏像の様に、盗人の屁理屈になってしまうのか?
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